【インタビュー】松田美由紀 高まる表現欲、ファインダー越しのコミュニケーション
松田さんの武器は「α7」、そして、何よりもコミュニケーション。
「周りの人は“美由紀マジック”とよく言うんですが(笑)、なぜか初対面なのに、喋っているうちにみんな、自分からいろんな話をし始めるんですよ。私は写真家であると同時に女優ということで、“表にいる人(=俳優やアーティスト)”と“裏にいる人(=彼らを撮るカメラマン)”というコミュニケーションではなく、一緒に何かを表現しようとして撮影できるのかなと思います」。
ファインダー越しに、感慨深い再会や楽しい出会いがあった。
「中島美嘉ちゃんは、ドラマの『私立探偵 濱マイク』で共演して以来、十数年ぶりの再会で嬉しかったですね。元々、静かなタイプなんだけど、私はお構いなしに(笑)、近所のおばちゃんみたいに『ご飯食べてるの?』とか、あれだけのキャリアがある人に『最近どう?』とかいろいろ聞いちゃったり(笑)!東出くんは背も高くて顔もハンサムなので『どこか悪いとこあるでしょ?性格が悪いとか』って本人に聞いたら、マネージャーさんが『性格いいんですよ』って(笑)。これで性格までよかったらどうしたらいいんだ?って(笑)」。
それにしても、展示されているパネルを見ると、軽量のミラーレス一眼カメラで撮影されたと思えないキメの細かい写真に驚かされる。