くらし情報『佐藤嗣麻子監督、「アンフェアは本当に“the end”。ふたりで新しいジャンルはあり得ます」』

佐藤嗣麻子監督、「アンフェアは本当に“the end”。ふたりで新しいジャンルはあり得ます」

「ほかの仕事もしていましたが、アンフェア中心の生活だったことは確かです。一個の作品が終わると、またすぐ次のことを考えるような日々。もっとも篠原さんの“ご都合”で4年に1回のオリンピックみたいなサイクルでしたが(笑)、気が休まることはなかった気がしますね」。

完結編は集大成的な意味合いが濃いだけに、ファンに贈るセリフやシーンが随所にある。年下の男性とのやり取りに出てくる「馬鹿かお前は!」や「無駄に美人」という名セリフに加え、もともと家の中では裸ですごしているという設定にならい、篠原さんの全裸シャワーシーンも作った。「特に今回裸のシーンは必要だと思ってなかったので、最初はなかったんです。でも篠原さんの要望もあって、シャワーのシーンを入れましょうと。それで急遽、オープニングとエンディングに入れましたが、入れたことで集大成的な感じは出たかなと思います」。


ハードボイルドな作風に、雪平夏見というクールでタフな主人公像。ややもすれば女性層に苦手意識を持たれそうなキャラクター設定だが、篠原さんと女性同士の視点による共同作業で「魅力的な女性刑事に育てました」と佐藤監督は述懐する。「とにかくお客さんに嫌われないようにするということ気を使って、篠原さん自身も連続ドラマ時代から演じていたと思います。

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