くらし情報『トム・フーパー監督と語り合った『リリーのすべて』』

2016年3月27日 07:00

トム・フーパー監督と語り合った『リリーのすべて』

―エディのキャスティングにはどのような経緯があったのですか?

「2008年、最初に脚本を読んだ時から彼が第一候補だった。すでに、TVドラマ『エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~』でキャスティングしていて、そのときの繊細さと強さを併せ持つ演技が言葉にならないくらい素晴らしかった。だから、また一緒に仕事をしたいと思っていたところで、『レ・ミゼラブル』を撮ることに。バリケードのシーンを撮っている合間に、エディに脚本を手渡したんだ。すぐに読んでくれて、この物語に恋に落ちてくれた。僕と同じようにね。彼とは信頼関係で結ばれている。とても幸運だ。
最初に組んでから、もう10年になる。親友と一緒にキャリアを重ねられるのはとても特別なこと。互いに良く知っているからストレスがないし、正直になれるし、その上でプロとして仕事ができる関係だ。互いに尊敬しているし、互いのアイディアを楽しんでもいるよ」。

―理想のパートナーシップですね。

「面白いのは、私の映画の多くがコラボレーションに関係しているということだ。本作はアイナーとゲルダの協力関係が土台だ。映画もスタッフ、俳優たちとのコラボレーションの産物。
きっと無意識のうちに、自分が経験している素晴らしいコラボレーションの世界を表現したいと思っているんだろうね」。

(text:June Makiguchi/photo:Nahoko Suzuki)

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