くらし情報『「これはポルノじゃない!」ギャスパー・ノエ監督、日本の大量モザイク処理に吠える』

2016年3月29日 21:00

「これはポルノじゃない!」ギャスパー・ノエ監督、日本の大量モザイク処理に吠える

と当然といったような顔。それは職業監督的動きを良しとせず、琴線に触れたものだけに入魂するスタイルゆえだ。

『LOVE【3D】』の構想は、元々はモニカ・ベルッチ&ヴァンサン・カッセルの夫婦共演作として用意されたものだが、当時はあまりの過激さゆえにNGに。その代わりに用意されたのが賛否両論の『アレックス』(2002)だった。それだけにノエ監督にとって本作は、念願の企画といえる。「当時は“デンジャー”というタイトルで考えていた。なぜならば愛こそ危険な病気であり、恋に落ちると人は変るし、盲目にもなり、狂気に陥る人もいるから。愛はメンタル面の戦争。
正式タイトルの“LOVE”にはそういった皮肉が込められている」と解説する。

主要キャラクターを演じたのは、若手俳優のカール・グルスマン、若手女優のアオミ・ムヨック、クララ・クリスタン。「ヌードを恥ずかしがる人もいるけれど、3人は自分の美しさに誇りを持っている人種なので、潔く堂々と脱ぎ、ゲームのように撮影を楽しんでいた」とはいうものの、3人による乱交場面はあまりに生々しくショッキング。セックス場面の撮影には苦労もあったかと思いきや、ノエ監督は別の部分でイライラしたらしい。

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