2017年1月28日 16:00
【イマ旬!ハリレポ】現地目線!第89回アカデミー賞レースのゆくえ~ノミネートされた主演女優賞候補を分析~
米西海岸時間1月24日(火)早朝、ついに今年のアカデミー賞候補のラインナップが発表された。本来であれば前回お約束した「ノミネーションで必ずきそうな俳優~女優編~」のはずなのだが、ノミネーション発表済みということで、主演女優賞にノミネートされた5人の女優たちを分析、現地目線のオスカー獲得度を交えてお送りする。
1.レースの大穴!ゴールデン・グローブ賞で女優賞を獲得したフランス人女優
イザベル・ユペール『エル(原題)』
先日行われたゴールデン・グローブで映画の部ドラマ部門女優賞を受賞し、界隈の下馬評を覆したイザベル・ユペール。その予想外の受賞を皮切りに彼女の勝算が急上昇中。生粋の外国人女優がオスカーを獲得するということはそうそうあることではないものの、いずれの年にも例外はある。今年がその年になるかどうかは見てのお楽しみといったところ。
☆ 現地目線オスカー獲得度:80%
2.“人種多様性”を掲げるアカデミーの証
ルース・ネッガ『ラビング愛という名前のふたり』
まだ人種差別が平然と行われていたころのアメリカで、差別に立ち向かった白人男性と黒人女性のカップルを描いた本作でヒロインを演じたルース・ネッガ。