くらし情報『【シネマモード】『LION/ライオン』原作者サルー「不幸を嘆くのではなく、いま起きていることを讃えよう」』

2017年4月7日 16:00

【シネマモード】『LION/ライオン』原作者サルー「不幸を嘆くのではなく、いま起きていることを讃えよう」

Photo by cinemacafe.net

5歳のときにインドで迷子になり、オーストラリアの里親のもとで育った青年が、25年後Google Earthを使って故郷を見つける――。そんな驚きの実話をもとに描かれる映画『LION/ライオン ~25年目のただいま~』。作品の公開に先駆けて、原作本『25年目の「ただいま」5歳で迷子になった僕と家族の物語』の執筆者にしてこの奇跡の主人公でもあるサルー・ブライアリー氏が来日したので、お話を伺ってきました。

映画を観れば誰もが、こんなことが起こり得るのかと思うほど、数奇な人生を歩んできたサルー氏。壮絶な体験を経たとは思えないほど穏やかなたたずまいの人物です。
「自分がどこから来たか、何者であるかということを知らずに生きる人生はとても辛いものです。かつての僕と同じ不安を抱えている人には、この本、そして映画が世に出ることで、自分にも長いトンネルから抜け出せる手段があるかもしれないと思ってもらえるといいなと感じたんです」。
本を執筆した最大の理由について聞くと、こう話してくれた彼。
壮絶すぎる過去を語ることは辛い出来事を思い出すこととイコールでもあるはずなのに、惜しみなく経験を共有してくれようとする寛容さに、まずは驚かされました。

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