2017年5月24日 18:30
スコセッシの熱烈オファーで実現!伝説のボクサーの壮絶復活劇『ビニー/信じる男』
『マネー・ゲーム』で注目を集めたヤンガーが脚本・監督を務めている。
「マーティ(スコセッシ)はベンの脚本をすごく気に入ってくれて、いままで読んだ中での最高のものだと言ったんだ」と、本作のプロデューサーのチャド・A・ヴェルディはふり返って語る。また、ヤンガー監督も「彼は、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を作るにあたって、僕の『マネー・ゲーム』を参考にしたんだよ。彼はいつも、映画を作るときに、参考となる映画をいくつか集めてクールに見せるんだ」と語っている。
本作の撮影前には監督業を休業しており、なんと、レストランでシェフをしていたというヤンガー監督。そんな中、スコセッシから連絡が入り、「『マネー・ゲーム』は良い映画だった」と話し始めたという。「そして、いま僕が何を作ろうとしているのか聞いてくれたので、今作のことを話した。その2週間後、コスタリカのレストランで料理をしていた僕に彼はまた電話をくれて、『アメリカに帰ってきてこの映画をつくれ』と言ってくれたんだ」と、スコセッシから直接電話が掛かってきたという当時の驚きのエピソードを明かしてくれた。
ボクシング映画の金字塔『レイジング・ブル』でも、実在のボクサーの栄光と挫折を描いたスコセッシ。