2017年5月29日 12:15
ソフィア・コッポラ、カンヌで監督賞!ニコール・キッドマンは名誉賞に
以来11年ぶりにカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、公式上映には豪華キャスト陣も華やかに集結した。
そして、現地時間5月28日(日)午後7時15分から「LUMIERE」で行われた授賞式。コンペティション部門には、アメリカからトッド・ヘインズ、ノア・バームバック、アジアからは『光』の河瀬直美ほかホン・サンスとポン・ジュノ、フランス勢としてミシェル・アザナビシウスに加えジャック・ドワイヨン、フランソワ・オゾン、ロバン・カンピロの4名、さらにミヒャエル・ハネケ、ヨルゴス・ランティモス、ファティ・アキンら、18人の監督の作品が出品されていた。
この強豪たちを見事に制し、ソフィア・コッポラが監督賞を受賞!『マリー・アントワネット』でコンペに出品し、無冠で敗れて以来、11年の時を経て屈辱を晴らした形となった。また、第70回記念名誉賞には、本作で女子学園の校長を演じたニコールが選ばれた。
これまでのソフィア・コッポラ作品といえば、『マリー・アントワネット』などに見られる“女性の可愛さ”が象徴的に描かれていたが、本作では一転して“女性のダークな部分”を見ることができる作風に。特に女性キャスト陣は、ニコールやキルスティン、エルと過去にソフィアの監督作に出演してきた“ファミリー”ともいえる面々が揃い、集大成的な作品ともいえそう。