キルスティン・ダンストが、子役としてブレイクするきっかけとなった『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のスクリーンテストについて振り返った。自分がクローディア役をゲットできたのは、「トム・クルーズのおかげ」と「The Cut」に語っている。スクリーンテストを受けた当時、キルスティンは12歳だった。「(他の候補者と比べると)私は一番背が高かったから、トムが『膝を折り曲げて』って。そうすれば彼の腕の中ですごく小さく見えるから。監督のニール・ジョーダンは、トムが(クローディア役の)女の子を抱きかかえたときに、どう見えるか知りたがっていた。あの役を小さい人形みたいに見せたかったそうで、トムが手助けしてくれた」と語る。「私たちはニュージャージー州で育った」という共通点があるキルスティンとトム。「ジャージーの人はジャージーの人を助けるの」とジョークを飛ばす。晴れてクローディア役をつかみ、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』に出演したキルスティンは、「とてもサポートしてもらっている、大切にされていると感じられる撮影現場だった。トム・クルーズとブラッド・ピットもすごくやさしくしてくれた。小さな妹みたいに扱ってくれた」と懐かし気に語った。(Hiromi Kaku)
2021年12月03日キルスティン・ダンストが、2002年に出演したサム・ライミ監督の『スパイダーマン』のギャラについて振り返った。ヒロインのメアリー・ジェーン役であるキルスティンと、スパイダーマンを演じたトビー・マグワイアとのギャラには「極端な」差があったという。「The Independent」に語った。「私とスパイダーマンのギャラの差はあまりにもすごすぎて、考えることすらしなかった。『そうか。トビーはスパイダーマンを演じているのだから』という感じで」。主役はあくまでもトビーだから…と納得しようとしたのだろう。しかし、「でも、『スパイダーマン2』のポスターを飾ったのはだれだか知っているでしょう?」とにっこり笑って自分の胸元を指すキルスティン。「スパイダーマンと“私”なの」と胸を張る。「ニューヨーク・ポスト」紙によると、『スパイダーマン』のトビーのギャラは400万ドルで、同作の大ヒットを受けて『スパイダーマン2』では4倍以上の1750万ドルに跳ね上がったという。キルスティンのギャラやトビーのように2本目でギャラが大幅に増えたかどうかは不明だ。キルスティンは『スパイダーマン』のプロデューサーに、歯の矯正を強制されそうになったことも明かしているが、「えーと、イヤです。この歯が気に入っているので」と断ったという。このように好ましくない思い出について語っているものの、今後メアリー・ジェーンとして『スパイダーマン』映画に再出演することは「楽しそう。『No』と言ったことはない」と前向きだ。(Hiromi Kaku)
2021年11月17日ドラマシリーズ「FARGO/ファーゴ」で共演したジェシー・プレモンスと婚約し、2児をもうけたキルスティン・ダンスト。母親になったことで「新しいレベルの自由を手に入れた」というが、20代のときはうつに直面し、2008年にユタ州のリハビリ施設で治療を受けたことがある。「このような個人的なことを話すのはつらいけれど、シェアするというのは大事なことでもある」として、「The Sunday Times」誌に体験談を語った。「27歳くらいになると、ほとんどの人が窮地に陥ると思うんです。脳の中でなんでもうまくいっていても、精神的にはこれ以上耐えることは無理。私は怒りを抱えていたんだと思います。その怒りをすべて抑え込んでいました。無意識にです」とふり返る。リハビリ施設での治療については、「私が言えることは、なにか(こういったこと)から抜け出すには、治療薬はとても役に立つということです。私は薬を飲むということに恐れを感じていて、長い間抵抗していましたが、必要なときはやはり助けを求めるべきです」と話した。キルスティンは2010年に「New York Magazine」で初めてうつについて語った。2006年の『マリー・アントワネット』でタイトルロールを演じた際に「私は楽しんで演じたけれど、ひどい評価を受けた」こと、それによって傷ついている時期にハリウッド・ヒルズの邸宅で一人暮らしをしていたことで精神的に不安定になってしまったと明かしていた。(Hiromi Kaku)
2021年11月09日キルスティン・ダンストが第2子を妊娠中であることを「W Magazine」とインスタグラムで公表した。キルスティンは「FARGO/ファーゴ」シーズン2で夫婦役を演じたジェシー・プレモンスと実生活でも結ばれ、2017年に婚約。2018年5月に第1子長男エニス・ハワード・プレモンスくんが誕生している。このたび、「W Magazine」にソフィア・コッポラ監督作品にゆかりのあるキルスティン(『ヴァージン・スーサイズ』『マリー・アントワネット』)、エル・ファニング(『SOMEWHERE』)、ラシダ・ジョーンズ(『オン・ザ・ロック』)が登場。コッポラ監督のもと、写真家ゾエ・ガートナーがそれぞれを撮影した。ベッドに寝転んでいる姿のキルスティンのお腹は、ふくらみを帯びている。キルスティンが着用しているレース素材のシースルードレスは、第1子妊娠を発表したときと同じく、「ロダルテ(RODARTE)」のデザイナーのローラ&ケイト・マレヴィ姉妹がデザインした。第1子を出産した約1年半後、過去に『スパイダーマン』に出演したキルスティンは、「スーパーヒーローものは自分では観ないけど、また出演したいかといえばもちろんイエス。ギャラがすごくよかったから。子どもの大学費用をまかなえるから、出たいな」と「USA Today」にジョークを飛ばしていた。(Hiromi Kaku)
2021年03月31日ソフィア・コッポラ監督最新作『オン・ザ・ロック』の公開を記念して、BS10 スターチャンネルではコッポラ監督が手掛けた3作品を特別無料放送することを決定した。今回、特別無料放送されるのは、『オン・ザ・ロック』でも主演を務めるビル・マーレイと、スカーレット・ヨハンソンが出演する、東京を舞台に、男女の交差する人生のひとときを描く『ロスト・イン・トランスレーション』。実際にベルサイユ宮殿で撮影を行い、フランス王妃マリー・アントワネットの激動の人生を、コッポラ監督ならではのセンスと世界観で豪華に描き出した『マリー・アントワネット(2006)』。そして、『白い肌の異常な夜』(’71)として映画化されたことで知られる、トーマス・カリナンの小説を女性目線で再映画化、ニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、エル・ファニング、コリン・ファレルらソフィア映画史上最も豪華ともいえる面々が集結した『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』の3作品となっている。「ソフィア・コッポラ監督3作品特別無料放送」は10月4日(日)14時~BS10 スターチャンネルにて放送。『オン・ザ・ロック』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:マリー・アントワネット 2007年1月20日より日劇1ほか全国にて公開© 2006 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights ReservedThe Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ 2018年2月23日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開ⓒ 2017 Focus Features LLC All Rights Reservedオン・ザ・ロック 2020年10月2日より全国にて公開© 2020 SCIC Intl
2020年10月02日「アメリカン・ホラー・ストーリー」のエマ・ロバーツが、妊娠していることをインスタグラムで発表した。直接的に「妊娠」という言葉は使っていないが、ソファの上に座り、膨らんだお腹を両手で抱えている写真を1枚目に投稿。2枚目、3枚目には交際相手のギャレット・ヘドランドと仲良く一緒に写っている写真を掲載し、「私と…大好きな男性2人」とキャプションにつづり、お腹の中の赤ちゃんが「男の子」であることを伝えた。6月下旬に妊娠報道があってから、エマ自身が妊娠を認めるのは初めて。おばのジュリア・ロバーツから「愛してる」、「スクリーム・クイーンズ」の共演者で、最近第1子男児を出産したばかりのリア・ミシェルからは「あなたはきっと最高のママになる。エム、大好きだよ!一緒に男の子ママになるんだね」といったコメントが寄せられ、ゾーイ・サルダナ、アシュレイ・ティスデイル、リリー・オルドリッジ、ニッキー・ヒルトンらセレブからも祝福メッセージが続々。エマとギャレットが初めて一緒にいる姿が目撃されたのは、2019年3月、ロサンゼルスでの手つなぎデートだった。それまでエマは2012年からエヴァン・ピーターズと交際し、婚約したものの、破局と復縁を繰り返した。ギャレットは2012年から2016年までキルスティン・ダンストと交際し、婚約していた。(Hiromi Kaku)
2020年09月01日米大統領選への出馬を表明しているカニエ・ウェストが、ツイッターで「カニエ2020ビジョン」と題したキャンペーンポスターを公開した。「カニエ2020ビジョン」というスローガンのロゴと、様々な人の写真で構成されているのだが、最も目を引くのがトップに配置されているキルスティン・ダンストの顔写真。キルスティン本人が直接この投稿に「なんのメッセージがあるというの?なぜ私が入っているの?」と困惑を伝えるメッセージと肩をすくめる絵文字をカニエに送ったほど。満面の笑顔を見せているこの写真は、2002年に「Vanity Fair」誌に掲載された写真家マリオ・テスティーノの撮影によるもの。「People」誌によると、キルスティンのこうした反応からも分かるように、キルスティンはもちろん写真の使用を許可していないとのこと。米「VOGUE」誌の編集長アナ・ウィンターもポスターの写真に含まれており、アナに関してはファッション関係のつながりがあるというものの、やはり許可を取っていないという。ほかには「アメリカズ・ゴット・タレント」のセミファイナリストの歌手などの写真もあったが、ほとんどはストックフォトサイト、YouTube、Pinterest、広告からの写真ばかり。カニエのツイッターには「キルスティンじゃなくて、テイラー・スウィフトの写真を使うべきだった」とカニエとテイラーの不仲を揶揄する声や、「あなたのビジョンの中に黒人女性はいないということか」と憤る声など、多数のコメントが寄せられている。(Hiromi Kaku)
2020年08月21日エマ・ロバーツが第1子を妊娠しているという。赤ちゃんの父親は、2019年3月頃から交際しているギャレット・ヘドランド。「Us Weekly」が報じた。この情報を受けて、ファンがエマの母親ケリー・カニンガムのインスタグラムで、「エマは妊娠しているの?」と尋ねたところ「YES!」と認めたという。「素敵なおばあちゃんになるでしょうね」という書き込みには「ありがとう。すごく楽しみにしています!」と返答したとのこと。(現在、この投稿は削除されている)エマはギャレットと交際する前は、2012年の『Adult World』(原題)での共演を機に付き合っていたエヴァン・ピーターズと破局&復縁を繰り返していた。2013年には大げんかの末、エマがエヴァンを殴って逮捕されるという事件が発生。その後、2014年に婚約した。最終的にはギャレットとの関係が始まる直前に、エヴァンがエマと住んでいた家を出て、友だち関係に戻ったという。エヴァンはその後歌手のホールジーと交際するも、短期間で別れてしまったようだ。ギャレットは、2012年から2016年までキルスティン・ダンストと交際していたことがある。エマとギャレットの手つなぎデートが報じられた2019年3月当初は、「2人はずっと友だちだった。仲が深まったのはほんの数週間前で、まだ新しくてカジュアルな関係。お互いに楽しい時間を過ごしている」と関係者が語っていた。その後はシリアスな関係に発展したようで、新型コロナウイルス対策の自主隔離中にも2人で出かける姿が目撃されている。(Hiromi Kaku)
2020年06月26日キルスティン・ダンスト主演、ジョージ・クルーニー製作総指揮で贈る、崖っぷち主婦がネットワークビジネスの“神”になる、のし上がりブラックコメディ「ビカミング・ア・ゴッド」がAmazon PrimeVideoチャンネル「スターチャンネルEX」にて配信、BS10スターチャンネルにて放送されることが決定。その予告編映像が初公開された。アカデミー賞で作品賞ほか3冠達成した映画『アルゴ』の製作や、映画監督としても活躍するジョージ・クルーニーが製作総指揮、同じく製作総指揮と主演も務めるのは「FARGO/ファーゴ」でゴールデン・グローブ賞、エミー賞にノミネートされたキルスティン・ダンスト。そのほか、『ターザン:REBORN』などに出演し「ビッグ・リトル・ライズ」でゴールデン・グローブ賞を受賞したアレクサンダー・スカルスガルド、『ある少年の告白』のセオドア・ペルリン、さらに『メルビンとハワード』でアカデミー賞を受賞し、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』などでも知られるメアリー・スティーンバージェンら、ハリウッド映画の最強チームが集結したブラック・ユーモアに溢れる注目作。2019年8月より米「Showtime」で放送されると好評を呼び、そのわずか1か月後、シーズン2の制作が決定している。キルスティン、収入なし!貯金なし!まさかの家までなくす超絶崖っぷち主婦役にサム・ライミ版『スパイダーマン』シリーズや、ソフィア・コッポラ監督作『マリー・アントワネット』でマリー・アントワネットの印象が強いキルスティンが、本作では乳児を抱えながら満足な収入なし! 貯金なし! そしてまさかの家までなくし、あるものといえば、夫による多額の借金とネットワークビジネス「FAM」の大量の商品在庫…という、崖っぷち主婦に変身。体重を増やし、懐かしの90年代ファッションに身を包み、元・地元のビューティーコンテストのクイーンという栄光がいまは昔となった主人公クリスタルを魅力たっぷりに好演。「キルスティン・ダンストの過去作の中で最高の一作」(ローリング・ストーン誌)と評される本作の演技は必見だ。舞台は1992年のフロリダ、90年代ファッションや音楽の魅力も満載いま、リバイバルブームで注目を集める90年代ファッション。主人公クリスタルはじめ、登場人物のファッションも見どころのひとつ。また、当時のヒット曲も満載で、80年代を中心に世界的なダンス・ヒットを飛ばしたグロリア・エステファン&「マイアミ・サウンド・マシーン」の「リズムでゲット・ユー」をはじめ、バルティモラの「ターザン・ボーイ」、ローラ・ブラニガンの「セルフ・コントロール」ほか、音楽もクリスタルが“輝いていたころ”を演出するものとなっている。(text:cinemacafe.net)
2020年04月06日北米の映画業界が新型コロナウイルスの影響で、アメリカ同時多発テロ発生時を上回る大打撃を受けている。月曜日(現地時間)を迎えるまでは「確定」とはならないが、「Comscore」によると3月13日から15日までの北米のチケットの売り上げは、5530万ドル。過去20年でワースト(最低)の見込みだ。2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ後でも、最初の週は6630万ドル、翌週は5970万ドルと、先週より売り上げている。これまでの史上最低記録は2000年9月15日から17日までの5450万ドルで、当時はキアヌ・リーヴス主演の『ザ・ウォッチャー』、ジェイミー・フォックス主演の『ワイルド・チェイス』、キルスティン・ダンスト主演の『チアーズ!』などが上映されていた。史上最低2番目の売り上げ記録となった先週は、ピクサーの『2分の1の魔法』(第1位)、K・J・アパ主演の『I Still Believe』(第2位)、ヴィン・ディーゼル主演の『Bloodshot』(第3位)などが上映。『2分の1の魔法』は先々週に公開が始まり、4000万ドルを売り上げたが、先週末は1050万ドルと売り上げが74パーセントも落ち込んだ。通常なら3月中旬といえば子連れファミリーが映画館に行く時期でもあり、このジャンルの映画は十分に売り上げが見込める。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの映画館が閉鎖されていたり、外出を控える人が増えているため、このような結果となったとみられる。(Hiromi Kaku)
2020年03月16日第77回ゴールデン・グローブ賞に出席したセレブのドレスをチェック!最もゴージャスな装いとして注目を浴びたのは、映画・ドラマ部門で主演女優賞にノミネートされていたシンシア・エリヴォ。自ら3億円以上(300万ドル)であると語った「ブルガリ(BVLGARI)」の巨大なサファイア&ダイアモンドのネックレスと、「トム・ブラウン(THOM BROWNE)」が800時間かけて制作したビーズのドレスで見事な輝きを放っていた。歌曲賞でノミネートされていたテイラー・スウィフトは、春を感じさせる「エトロ(ETRO)」のブルー×イエローの花柄ドレスでレッドカーペットに登場。高身長に大きな柄の花模様が映えていた。ジェニファー・アニストンは「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」のブラックのドレスに「カルティエ(Cartier)」のネックレスを着用。シンプルかつ上品な雰囲気を醸し出した。スカーレット・ヨハンソンもシンプルなデザインの「ヴェラ・ウォン(VERA WANG)」のドレス、ミニマムなメイクとヘアスタイルで自身の美しさを引き立てた。キルスティン・ダンストは肌の色味にマッチした「ロダルテ(RODARTE)」のディテールに凝った美しいドレスで魅了。メディア及びネットユーザーの好みがはっきりと分かれたのは、ジェニファー・ロペスの「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のドレス。胸元の金色の大きなリボンがアクセントになっているドレスだが、「自分自身をギフトラッピングしたのか?」「クリスマスツリーから飛び出してきたみたい」という辛辣なコメントも。露出度が高かったのは、「アルチュザラ(ALTUZARRA)」のジャケットとスリットの深いサテンのスカートを合わせたケリー・ワシントン。ジャケットの下は何も身につけていない大胆な露出ぶりだった。(Hiromi Kaku)
2020年01月06日今年20周年を迎えた米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)」が、「第31回東京国際映画祭」との提携企画として、東京都写真美術館とアンダーズ東京の2会場で“秋の上映会”を開催。本日9月5日よりWEBサイトがオープンし、事前予約がスタートしている。本イベントでは、6つの上映プログラムが用意されており、「SSFF & ASIA 2018」グランプリ受賞作品を含む約40作品を無料上映。加えて、スペシャルイベントも行われる。以下、6つの上映プログラムと作品の一部を紹介。■受賞プログラム6月に開催された「SSFF & ASIA 2018」の受賞作品をセレクト上映する「受賞プログラム」は、3つに分けて上映。SSFF & ASIA 2018 グランプリ(ジョージ・ルーカスアワード)、アジアインターナショナル部門優秀賞(東京都知事賞)受賞作品『カトンプールでの最後の日』をはじめ、Cinematic Tokyo部門優秀賞(東京都知事賞)受賞作品『東京彗星』、CGアニメーション部門 優秀賞作品『コトリのさえずり』など、全14作品を上映する。■秋のアニバーサリープログラム過去20年で上映された作品の中から、映画祭スタッフが特別セレクトした作品を上映する「秋のアニバーサリープログラム」は、2つに分けて行われる。『パディントン』『007』シリーズのベン・ウィショー主演の『ファミリー・ハピネス』が日本初上映されるほか、東京の魅力を発信するために製作され、忽那汐里や千葉真一らも出演した『シェイクスピア・イン・トーキョー』、今年8月に亡くなった津川雅彦さんが主演する三宅伸行監督作『サイレン』。村上春樹の短編小説を、キルスティン・ダンストやブライアン・ジェラティを迎え映像化した『パン屋再襲撃』、人気女優・有村架純が「SSFF & ASIA 2014」でベストアクトレスアワードを受賞した『平穏な日々、奇蹟の陽』などが上映される。■秋のBRANDED SHORTSプログラム企業がブランディングを目的として製作したブランデッドムービーを特集する「秋のBRANDED SHORTSプログラム」では、「Apple」のブランデッドムービー『Three Minutes』や、玉城ティナが出演する「講談社」のブランデッドムービー『玉城ティナは夢想する』、村上虹郎と神野三鈴が出演する『夢の背中』などを上映する。■目玉は『カメラを止めるな!』監督のトークイベント!今年の目玉となるのが、東京都内の劇場2館で6月より公開され、上映館が200館を突破するなど快進撃を続ける話題の映画『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督によるトークイベント。ショートフィルム作品も多数手掛ける上田監督。今回イベントでは、『カメラを止めるな!』の大ヒットに至るまでの経緯や製作におけるマインドセット、予算や脚本についてなどを徹底解説。一体なぜ、そんなにも多くの人の心を捉えるのか…ファン必見のトークイベントだ。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2018 秋の上映会」は10月5日(金)~8日(月・祝)東京都写真美術館にて、10月9日(火)~12日(金)アンダーズ 東京にて開催。■ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2018 -秋の上映会- 概要会場:東京都写真美術館 10月5日(金)~8日(月・祝)アンダーズ 東京 10月9日(火)~12日(金)主催:ショートショート フィルムフェスティバル アジア実行委員会共催:東京都後援:J-WAVEウェブサイト:チケット:無料(cinemacafe.net)■関連作品:カメラを止めるな! 2018年6月23日より全国にて公開©ENBUゼミナール
2018年09月05日エマ・ワトソンが小説「若草物語」をベースとした『Little Women』(原題)で、エマ・ストーンの代役として四姉妹の長女メグ・マーチを演じるようだ。ストーンは主演作『The Favourite』(原題)のプロモーションなどでスケジュール調整がうまくいかず、来月撮影開始の『Little Women』に出演できなくなったという。「Variety」誌が報じた。『Little Women』は『レディ・バード』でアカデミー監督賞、脚本賞にノミネートされたグレタ・ガーウィグが再びメガホンを取り、脚本も担当するということで話題の最新作。キャストに『レディ・バード』で主演を務めたシアーシャ・ローナンやティモシー・シャラメを再び迎え、演技派のメリル・ストリープ、ローラ・ダーン、若手女優のフローレンス・ピューも出演する。ルイーザ・メイ・オルコット原作の「若草物語」は、アメリカの南北戦争時代を舞台としたマーチ家の四姉妹を描いた物語。過去に何度もテレビドラマ化、映画化されてきた名作で、昨年はイギリスの放送局BBCがミニドラマ化。イーサン・ホークとユマ・サーマンの長女マヤ・ホークの出演デビュー作となった。1994年製作の映画『若草物語』では、ウィノナ・ライダー、クレア・デインズ、キルスティン・ダンストらが出演している。(Hiromi Kaku)
2018年08月27日5月23日は「キスの日」!なぜなら、いまから72年前の1946(昭和21)年の今日、日本で初めてキスシーンが登場する映画『はたちの青春』(佐々木康監督)が公開された日だから。主演俳優と女優がほんのわずかに唇を合わせただけのキスながら、大きな話題を呼び、映画館は連日賑わったのだとか。そんな「キスの日」にちなみ、思わずうっとりとしてしまうような、憧れのシチュエーションのキスシーンがある映画をシネマカフェがピックアップ!『50回目のファーストキス』山田孝之&長澤まさみ、雄大なハワイに抱かれてまず、最新映画からは、山田孝之&長澤まさみが11年ぶりに共演する『50回目のファーストキス』(6月1日公開)。ドリュー・バリモアとアダム・サンドラーによる2004年製作のロマンティック・コメディ『50回目のファースト・キス』を原案にし、『銀魂』の福田雄一監督が王道ラブストーリーに初挑戦。ハワイでオールロケを行った。山田さん演じる大輔は長澤さん演じる瑠衣にひと目惚れ、あとクサれのない恋愛が信条のプレイボーイを返上する。そして、1日しか記憶が持たない瑠衣のために、毎日、あの手この手でアプローチを繰り返し、毎日、瑠衣と恋に落ちて、ファーストキスを繰り返していく。ハワイの夕陽や星空の下、広大なパイナップル畑など、最高にロマンティックなロケーションで繰り広げられるファーストキスには、一途な大輔の思いとピュアな瑠衣の感動が何度も繰り返され、トキメキとともに切なく胸締めつけられることにもなりそう。もちろん、オリジナルとなった『50回目のファースト・キス』も、キュートで愛らしいドリューと大まじめでも面白いアダムは、『ウエディング・シンガー』『子連れじゃダメかしら?』などで共演経験が多く、息もぴったり。『ママレード・ボーイ』吉沢亮&桜井日奈子、両思いのキスにキュン吉沢亮が容姿端麗、頭脳明晰、ミステリアス…少女漫画人気キャラの三大魅力を全て兼ね備えた主人公・松浦遊を演じ、そんな吉沢さんが「妖精みたい」と評する桜井日奈子がヒロイン・光希を演じる『ママレード・ボーイ』(公開中)。お互いの両親がパートナーチェンジをしてシェアハウスで一緒に暮らすことになった遊と光希は、最初こそぎくしゃくするものの、やがてお互いを想うように。光希が遊を意識するようになったのは、保健室でのこっそりキスから。その後、それぞれに両思い宣言してからの、海辺でのキスにもキュンキュン。あるときはクローゼットに隠れてキスしようとするも…。世の女性たちを虜にし、「いま『ママレ』が実写化できる理由のひとつ」と廣木隆一監督に言わしめた吉沢さんがパーフェクトな顔面で熱演する遊のイケメンぶり、恋したら一直線の光希を初々しく演じた桜井さんの好演にも注目。『となりの怪物くん』菅田将暉&土屋太鳳、誰もいない昼下がりの教室で菅田将暉史上もっともカワイイキャラといわれる、天才で予測不能な“怪物”こと春と、いつもの明るいキャラクターとは一転、土屋太鳳が演じるガリ勉&冷血な雫の初めての恋を描く『となりの怪物くん』(公開中)。2人とも、恋人はおろか友達もいなかったのに、やがて初めての友達同士になり、気づけば初めての大切な存在になっていく。見どころは昼下がり、傾きかけた日が差し込む地学準備室でのキスシーン。ソファで寝ているハルの髪に雫が触れると、ハルがふいに目を覚ましてねぼけ眼のままでキス。さらに、ラストシーンのキスも、思わず“舞い上がる”!『ラ・ラ・ランド』エマ&ライアン、夢見るキスで舞い上がるエマ・ストーンとライアン・ゴズリンという人気俳優2人が、歌やダンス、さらにライアンはピアノまで吹き替えなしで披露し、大ヒットした『ラ・ラ・ランド』(2016)。夢見る街・ロサンゼルス(LA)で恋に落ちたミアとセブのキスシーンは幾度も登場するが、なんといっても印象的なのが、夜の映画デートの延長で出かけたグリフィス・パーク天文台のプラネタリウム。好きな人との初めてのキスで、まさに天にも昇るような気持ちを表現している。また、長~いクラクションを鳴らしながら車で迎えに来たときのキス、現在は稼働していないが撮影のために特別に動かしてもらったという「エンジェルズ・フライト」というケーブルカーでのキスなどにもうっとり。『塔の上のラプンツェル』自分からキスしにいくディズニープリンセス白雪姫が目を覚ますキスから、野獣の魔法が解けた後のキス、『わんわん物語』のスパゲティ・キスまで、数々の名キスシーンを世に送り出してきたディズニー・アニメーションからは、『塔の上のラプンツェル』(2011)を厳選。ランタンが夜空いっぱいに舞う幻想的な雰囲気の中、「輝く未来」に乗せてラプンツェルと、フリン・ライダーことユージーンは互いの気持ちを確かめ合う。ユージーンは優しくラプンツェルの顔に手を添え、カメレオンのパスカルが思わず頬を染めるも…。また、ラストには、うれしさのあまり自分からキスしにいくラプンツェル。一瞬驚いた様子のユージーンも実にキュート。『L・DK』山崎賢人のツンデレ王子がキスをノーカウントに山崎賢人が“ツンデレ王子”・柊聖を演じ、壁ドンを披露してブレイクするきっかけとなった『L・DK』(2014)にも注目。柊聖の兄に、不意打ちのようにファーストキスを奪われた剛力彩芽演じる葵。泣きじゃくる葵の涙に濡れる頬にそっと唇を寄せ、「あいつのキスはノーカウント、俺が決めた」と言い放つ姿に悶絶した方も多いのでは?そして最後には、恋が成就するというハート型の花火の下でのロマンティックなキスも!来年には実写映画化第2弾として、柊聖のいとこ・玲苑と3人の同居生活で三角関係がスタートする『L・DKひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』が公開に。新キャストもまだ発表されていないが、いまからも期待が高まる。『ピース オブ ケイク』多部未華子&綾野剛に、菅田将暉も!?ジョージ朝倉の同名人気コミックを、多部未華子&綾野剛に松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉ら豪華キャストで映画化した田口トモロヲ監督の『ピース オブ ケイク』(2015)は、映画も大人女子から支持を集めている。「こんな綾野剛は観たことない」といわれるほど、柔和で優柔不断、くしゃっとした笑顔が印象的な“ヒゲ店”(ヒゲ店長)を綾野さんが演じ、“流されやすい”ヒロイン・志乃を多部さんも熱演。アパートの縁側、「梅宮さんのこと好きだよ」という告白があり、優しく抱き寄せてからのキスには注目。さらに、いまや引く手あまたの菅田さんにとって初めての恋愛映画のキスシーンがあった本作。“飲み会”の最中、ちょっと気になっている女子(志乃)をトイレの前で待ち伏せしてキスという、“飲み会あるある”(!?)シチュエーションを演じている。『スパイダーマン』逆さづりキスは映画史の伝説級憧れのキスシーンといえば、忘れてならないのが、サム・ライミ監督によるシリーズ第1弾『スパイダーマン』(2002)での逆さ宙づりキス。目の前にいる憧れのスパイダーマンが、幼なじみのピーターだとは知るよしもないメリー・ジェーン(キルスティン・ダンスト)。方や、スパイダーマンことピーター(トビー・マグワイア)にとって、彼女はずっと想い続けてきた女性。雨の中、逆さづりの状態でのドキドキのキスは、そんな2人のすれ違いも象徴しており、映画史を代表する伝説的キスシーンといえるだろう。現在「BS10 スターチャンネル」ではキスの日記念特集として5月21日(月)~5月23日(水)18:30頃~『スパイダーマン』含め6作品を放送中だ。『アデル、ブルーは熱い色』激しさの対極にある優しいキス伝説といえば、第66回カンヌ国際映画祭で審査員長を務めたスピルバーグが、監督だけでなく主演女優2人にも最高賞のパルムドールを贈り、絶賛した『アデル、ブルーは熱い色 』(2013)。大胆で美しいラブシーンが話題となったが、青い髪の女性エマ(レア・セドゥ)と交差点ですれ違いざまに恋に落ちたアデル(アデル・エグザルコプロス)は、“視線でキスを交わしている”といってもいいほど。公園でのキス、パレードでの何気ないキスも、あの激しいラブシーンがあるからこそ、いっそう愛おしく引き立つ。『君の名前で僕を呼んで』ティモシー×アーミーの不器用キス17歳の青年エリオの初恋を描いた『君の名前で僕を呼んで』(公開中)には、風光明媚な北イタリアを背景に生涯忘れられないであろう喜びと痛みのキスの数々が…。お互いを探るかのように、自転車で田舎へと向かうエリオとオリヴァー。そこでようやく想いを確かめ合うキス。また、誰も彼らを知る者がいない街角でのキス。長身のアーミー・ハマーにしがみつくかのような華奢なティモシー・シャラメの身体が、2人の置かれた状況や心境の違いを示しているようにも見えてくる。ほかにも、ノラ・ジョーンズとジュード・ロウの逆さキスがビジュアルになった『マイ・ブルーベリー・ナイツ』、カウボーイ同士の再会のキスが印象的だった『ブロークバック・マウンテン』、さまざまなキスシーンが連なり、感動の涙を誘う『ニューシネマパラダイス』といった作品もオススメ。今日は素敵なキスシーンのある映画で、過ごしてみては?(text:Reiko Uehara)■関連作品:となりの怪物くん 2018年4月27日より全国東宝系にて公開©2018映画「となりの怪物くん」製作委員会©ろびこ/講談社君の名前で僕を呼んで 2018年4月27日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Frenesy, La Cinefactureママレード・ボーイ 2018年4月27日より全国にて公開© 吉住渉/集英社 © 2018 映画「ママレード・ボーイ」製作委員会50回目のファーストキス 2018年6月1日より全国にて公開© 2018 『50回目のファーストキス』製作委員会
2018年05月23日キルスティン・ダンストが第1子男児を出産した。赤ちゃんの父親は「ファーゴ」シーズン2でキルスティンと夫婦を演じ、現在婚約中のジェシー・プレモンス。関係者が「People」誌に「元気な男の子が生まれた」と語った。キルスティンは今年1月に、ファッションブランド「Rodarte」のポートレートモデルを務め、大きなお腹を披露して妊娠を認めていた。キルスティンとジェシーは「ファーゴ」で共演後、2016年から交際をスタート。2017年1月、キルスティンがゴールデングローブ賞授賞式で薬指に指輪をしていたことから、婚約が明らかになった。同年6月、イギリス版「マリ・クレール」誌に「3歳から働いてきたから、もうそろそろ子どもをもって、落ち着きたい。人生でそういうステージにあると思う」と語っていたキルスティン。以前は子どもを熱望するようなタイプではなかったというが、親友が女の子を出産し、自分がゴッドマザー(後見人)になったことで考えが変わったそうだ。「昨日、あの子を寝かしつけたんだけどね、朝起きて自分のママに『キキ(キルスティンの愛称)はどこ?』って聞いているのを見て、ただただ愛おしいなと思ったの。これが私の欲しいもの(生活)だなって」。(Hiromi Kaku)
2018年05月09日今月2日、連れ立って買い物に出かけたところをキャッチされていた(写真:INSTARimages/アフロ) 女優のキルスティン・ダンスト(36)が第一子となる男児を出産したと米PEOPLE誌が伝えている。父親は婚約者の俳優ジェシー・プレモンス。 ダンストは今年1月、親友が創立した服飾ブランド「Rodarte」の秋冬コレクションのビジュアルポートレートで妊婦姿を初めて公開し、妊娠していることを認めた。 プレモンスは1988年生まれの30歳。ダンストと同様子役からキャリアをスタートさせ、端役ではありながらも映画やドラマに数多く出演してきた。そんな下積み時代を経て、最近では『ブレイキングバッド』や『ブリッジ・オブ・スパイ』といった大作に起用されることも増えてきている。また、マット・デイモンのそっくりさんとして知られ、12歳の時には映画『すべての美しい馬』でデイモンの子ども時代を演じた。 2人はドラマ『ファーゴ』で夫婦役を演じたことをきっかけに、2016年から交際を開始。2017年1月にはゴールデングローブ賞受賞式にエンゲージメントリングを着けて出席していた。
2018年05月08日こんばんは、古山エリーです。冬は寒さから身を守るために身体は脂肪をためる=太るのは仕方のないこと、とかなんとか理由をつけて、最近は体重計から目を背けております。でも、数字を見なくたって増量しているのは分かります。だって下っ腹あたりの肉の付き方が明らかに違う、以前は存在しなかったお肉がそこにいるんです。「コレ、いらない…」と、ため息まじりで見つめていると「ここに居ますけど、なにか~」とでも言いたいような、下っ腹のお肉がぐでたまみたいに見えてくるじゃないですか。そして、独り言を通り越して──「なんでココにいるの…」、「そんなこと言っても消えないよ」、「邪魔なんですけど…」、「だったらダイエットしろよッ」と、自分の肉体と会話しちゃってる危険区域突入の四十路です。そんな今宵もたわごとお付き合いくださいませ。このままじゃマズいぞ、という自分なりのボーダーラインを越えたので、ダイエットしよう! と決意だけはしています。いままで色々なダイエットに挑戦しましたが、リバウンドなく体型を維持できるのって、やっぱり歩くことと食事制限なんですよね。歩くことは、電車ひと駅分を歩いたり、地下鉄の移動時にエスカレーターは極力使わず階段にするとか日常生活に取り入れているので、見直すべきは“食事”です。少し前までは、炭水化物抜きダイエットまではいかないですが、お米は一日小さなお茶碗一杯だけにしていたのに、気づいたらしっかり食べてました。まあ、大量に買ってしまった(バレンタインの)チョコレートとか甘い物も追加されているので、仕方ないですね。でも、四十路ともなると代謝も下がり痩せにくくなる。どうしよう…。というわけで、今回はパレオダイエットです。ハリウッドスターやオリンピック選手も実践しているダイエットで、けっこう前から話題にはなっていました。パレオとは旧石器時代を意味するパレオリシック(Palaeolithic)のことで、もの凄くざっくり言うと、原始時代の人たちが食べていたものを食べましょうというダイエットです。その時点で、加工食品がアウトになるので、それだけでも意識は変わります。私は「一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書」という本を読んだのですが、分かりやすくてオススメです。食欲にめざめるんじゃなくて、恋愛や結婚にめざめなくちゃいけなーと思いながら見た映画は、めざめる繋がりで『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』。ソフィア・コッポラが2017年カンヌ国際映画祭の監督賞を受賞したスリラーです。どんな映画なのかというと──物語の舞台は1864年のバージニア州、南北戦争から隔離された女子寄宿学園。そこには先生と生徒、7人の女性が暮らしているんですが、ある日、負傷した敵の兵士を助けてかくまうことになり、その兵士が色男だったこともあって(演じているのは、フェロモン男のコリン・ファレルです)、女の園に異変が起きてしまう、タイトルにもある欲望がめざめちゃうわけです。“Beguiled”とは、欺くとか騙すという意味なので、それを頭に置いて観るわけですが、彼らのなかに本当はどんな感情があったのか明確にしない手法をとっているので、7人の女性と1人の男の言動の真意を探るほど、深みにハマっていく、すごく面白い映画でした。女が欲望にめざめて行き着くこの物語の結末、なかなか衝撃的です。ニコール・キッドマンの演じる園長のマーサが、コリン・ファレルの身体を拭くシーンがこれまたエロチックで生々しく美しい。久々の男の肉体を前に彼女の欲望がめざめるんですね。そのシーンで気になったのは、コリン・ファレルのギャランドゥ辺りの下っ腹。あまりに引き締まっていたのもので…。あのお腹を目指してパレオダイエット続けるぞと、思わぬところで気が引き締まりました。また、ニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、エル・ファニングの魅惑的なボディからも刺激をもらいました。今宵はここまで、また次回。(Elie Furuyama)(Elie Furuyama)
2018年02月23日ニコール・キッドマンとコリン・ファレル、ハリウッドを代表する俳優の2人が共演する『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』と、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』が続けて公開!■ソフィア・コッポラ作品史上最も豪華なキャストが集結!『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』アメリカ南部の世間から隔絶された女子寄宿学園に暮らす美しき女性7人。ある日、負傷した北部の敵兵に遭遇し屋敷へと運び手当をする。女性に対し紳士的でかつ美しい男性と触れ合う中で、誰もが彼に心を奪われていく。しかし、次第に彼女たちは情欲と危険な嫉妬に支配されてしまう。秩序を守るか、欲望を取るか、彼女たちが最後に下した決断とは――。本作は、トーマス・カリナンの小説「The Beguiled」を女性目線で実写化したソフィア・コッポラ監督初のスリラー作品。南北戦争時代の女子寄宿学園を舞台に、学園に住む7人の女性と匿われた負傷兵との愛憎劇を描いた。またキャストには、キルスティン・ダンスト、エル・ファニング、ニコール、コリンらが出演している。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)公開■ニコール×コリンが夫婦役! 『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な2人の子どもに恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。しかし、彼らの特権的な生活は、ある少年を家に招き入れたときから奇妙なことが起こり始める。子どもたちは突然歩けなくなり、目から赤い血を流す。そしてスティーブンはついに容赦ない選択を迫られることになる…。本作は、『ロブスター』のヨルゴス・ランティモス監督最新作。『ロブスター』では結婚できずメタボで冴えない中年男を演じたコリンが、本作ではあることをきっかけに少年に追い詰められる心臓外科医スティーブン役で出演。また彼の美しい妻役にニコール、謎の少年役を、『ダンケルク』で注目を集めた期待の新星バリー・コーガンが演じている。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は3月3日(土)公開コリン、立て続け共演に「ニコールと僕しか俳優のいない小規模劇団みたいなもの」『The Beguiled』『聖なる鹿殺し』両作品共に、2017年カンヌ国際映画祭でそれぞれ監督賞、脚本賞を受賞した力作だが、コッポラ監督がコリンに『The Beguiled』への出演の打診をしたとき、彼は『聖なる鹿殺し』でニコールとの共演を終えたばかりだったそうで、コリンは「ニコールと僕しか俳優のいない小規模劇団みたいなもの」と皮肉ったのだとか。『The Beguiled』では、女学園の園長とそこに現れる負傷兵を演じる2人。ベッドで寝ているコリン演じる兵士の身体を、ニコール演じる園長が濡れた布巾で拭っていくシーンをはじめ、魅力的な兵士を前に男子禁制の園に生きる園長は次第に兵士に魅了されていくのだが…。ニコールは「女性たちが集まって、コリン・ファレルを窮地に追い込むっていうのは面白いわねって思ったの」とオファーを受けた当時から楽しみにしていたようだ。一方、コリンはニコールとの共演について「ニコールとの共演は喜びだよ。彼女がセットに現れると俳優から電気技師までみんなちょっとずつ良くなるのさ!」とコメント。この2作品の公開はもちろん、今後の再びの共演も期待したい。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は3月3日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月21日トーマス・カリナンの小説「TheBeguiled」を、ソフィア・コッポラ監督が女性目線で実写化したスリラー作品『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』。この度、エル・ファニングがコリン・ファレルを誘惑する場面写真が到着した。ニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、エル、コリンら、コッポラ監督史上最も豪華なキャストが集結したことでも話題の本作。中でも『SOMEWHERE』以来2度目の出演作となったエルは、本作でまた新たな魅力を発揮!エルが今作で演じているのは、女子寄宿学園に暮らす少女アリシア。性への興味から、学園に運ばれたコリン演じる負傷兵マクバニーに対して、グイグイと挑発的な態度をとっていく、まさに小悪魔な一面を見せている。今回は、そんなエルの可愛らしさの中にも何か企みがあるような目でこちらを見つめる姿、そしてコリンとの2ショットのシーンを切り取った写真が公開された。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月01日ソフィア・コッポラ監督が来日を果たし、1月17日(水)に都内で行われた最新作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』のプレミア上映会に出席した。映画のPR来日は前作『ブリングリング』以来、4年3か月ぶり。「日本は大好きな場所の1つ」と笑みを浮かべた。「子どもの頃から日本には何度も来ていますし、伝統や文化にも興味があります」と語るコッポラ監督といえば、アカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞した『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年)を日本で撮影したことで知られており、「次回作のプランは未定だけど、いつか大好きな日本にまた長く滞在したい」と日本ロケにも意欲を見せていた。■女性監督の活躍に喜び「女性視点の映画がたくさん生まれている」そんなコッポラ監督の長編6作目となる本作は、過去作品のイメージを大きく覆す愛憎スリラー。ニコール・キッドマン、エル・ファニング、キルスティン・ダンスト、コリン・ファレルらキャリア史上最も豪華なキャスティングが実現し、昨年、第70回カンヌ国際映画祭の監督賞を、女性として56年ぶりに受賞した。「現在は数多くの女性監督が活躍している。女性視点の映画がたくさん生まれているし、それはとてもすばらしいこと」と喜びを語るコッポラ監督。本作も「スタッフもキャストもほぼ女性。男性のメインキャストは、コリンだけだった」といい、「珍しいことではあるけれど、そうした環境があるのは望ましいこと」と語った。■常に意識するのは「誰もが共感できる人間性」映画は南北戦争期のアメリカ南部を舞台に、世間から隔絶された女子寄宿学園で暮らす7人の女性たちと、彼女たちの前に現れた北軍の男性負傷兵が繰り広げる“情欲と嫉妬”のスリリングな密室群像劇。「当時の時代背景や女性たちの価値観に興味があったし、より普遍的な意味で、いまも続く男女間の愛憎に満ちたパワーゲームを描いてみたかった。私は常に登場人物の目線になり、何を感じ、何を考えているのかと想像する。観客の皆さんにも同じ体験をしてもらうため、誰もが共感できる人間性を意識している」(コッポラ監督)。■女優・草刈民代が語るソフィア・コッポラの魅力とは?プレミア上映会には女優の草刈民代が駆けつけ、コッポラ監督に花束のプレゼント。本作について「時代や場所を問わず、男女の関係におけるシビアな面がテーマになっていると思う」と話し、「いつも登場人物がリアル。言葉による説明ではなく、シーンの積み重ねによって、ストーリーがものすごく伝わるのがコッポラ監督の個性だし、映像表現に対する強いこだわりも感じます」とその魅力を熱弁していた。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月17日ニコール・キッドマン、エル・ファニング、キルスティン・ダンスト、コリン・ファレルらが豪華競演することでも話題の愛憎スリラー『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』。その公開を記念し、監督のソフィア・コッポラが約4年ぶりに来日することが決定。来日と監督20周年記念メモリアルフォトブック発売を記念した写真展も同時開催されることになった。本作で2017年・第70回カンヌ国際映画祭の監督賞を、女性として56年ぶりに受賞したソフィア・コッポラ。映画のPRの来日としては、『ブリングリング』が上映された2013年10月の第26回東京国際映画祭以来、4年3か月ぶり。日本滞在中は主にメディア取材やトークイベントへの登壇などのスケジュールをこなすという。また、監督の来日に合わせ、1月16日(火)より4日間限定で写真展の開催も決定。監督20周年を記念し、同日より先行発売されるメモリアルフォトブック「SET PICTURES Behind the Scenes with Sofia Coppola」より抜粋された写真をいち早く観覧することができる、世界初の企画となっている。いずれも、ソフィア・コッポラ監督をデビューから陰で支えてきたプロデューサーで、写真家としても活躍しているアンドリュー・ダーハムの手で撮影された未公開の写真ばかり。『マリー・アントワネット』など過去作品のオフショットや、プライベート写真などが展示される予定。『The Beguiled/ビガイルド欲望のめざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。「Andrew Durham Set Pictures Behind the Scenes with Sofia Coppola」発売記念写真展は1月16日(火)~1月19日(金)11時~21時まで、LUMINE 0スタジオ(東京・新宿)にて開催(入場無料)。ソフィア・コッポラ監督20周年記念メモリアル・フォトブック「Set Pictures Behind the Scenes with Sofia Coppola」は1月16日(火)~BOOKMARC、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIにて先行発売、2月9日(金)~全国書店にて発売。(text:cinemacafe.net)
2018年01月09日エル・ファニングがトランスジェンダーの少年役に挑み、ナオミ・ワッツ、スーザン・サランドンと共演を果たす『アバウト・レイ16歳の決断』。エルは現在、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の『パーティで女の子に話しかけるには』が世界に先駆けて公開中、年が明けたら、本作とソフィア・コッポラ監督のカンヌ受賞作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』と話題作の公開が続く。人気、実力ともに若手No1.女優エルの怒涛の出演作に注目した。『I am Sam アイ・アム・サム』で姉ダコタの幼児時代を演じてスクリーンデビューしたエル。『ベンジャミン・バトン数奇な人生』ではケイト・ブランシェットの少女時代を演じ、さらにスティーブン・スピルバーグ製作×J・J・エイブラムス監督の『SUPER 8』でも注目を集めた。ディズニー映画『マレフィセント』のオーロラ姫で、現在の人気を確立。2017年はニコラス・W・レフン監督の『ネオン・デモーン』、ベン・アフレック主演・監督の『夜に生きる』、マイク・ミルズ監督の『20センチュリー・ウーマン』、声優を務めた『フェリシーと夢のトウシューズ』が公開に。いまや、巨匠から鬼才まで、さまざまな映画人に愛される若手実力派の1人だ。『アバウト・レイ16歳の決断』2018年2月3日(土)公開Story16歳になり、身体も本当の自分になることを決断したトランスジェンダーの少年レイ。恋多きシングルマザー・マギー(ナオミ・ワッツ)、破天荒なレズビアンのおばあちゃん・ドリー(スーザン・サランドン)は“レイの決断”に戸惑うが、レイは髪を短く切り、身体を鍛え、少しずつ“本当の自分”に近づいていくことで生き生きとしてくる。そんな姿を見たマギーは意を決して、ホルモン治療の同意書のために別れた夫に会いにいくが…。ココをチェック!エルの新たな一面が見られる意欲昨。心のみならず、身体も男性として生きていく決意をするも、周りに理解されず、苦悩し、葛藤するトランスジェンダーの主人公・レイの繊細な心の動きを見事に演じている。髪も大胆にカットし、体当たりで挑んだエルの迫真の演技に注目!『パーティで女の子に話しかけるには』公開中Storyパンクなのに内気な少年エン(アレックス・シャープ)は、偶然もぐりこんだパーティで、反抗的な瞳が美しい少女ザンと出会う。大好きな「セックス・ピストルズ」やパンク・ファッションの話に共感してくれるザンと、たちまち恋におちるエン。だが、2人に許された自由時間は48時間。彼女は遠い惑星へと帰らなければならないのだ。大人たちが決めたルールに反発した2人は、危険で大胆な逃避行に出るのだが…。ココをチェック!エルが演じたのは、不思議な魅力を持つ、遠い惑星からやってきた美少女ザン。パンク少年エンに心惹かれていき、初恋を経験する。劇中では、“地球人”とはまた違った愛情表現にも要注目。表情豊かな、最高にキュートなエルを堪能できる。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』2018年2月23日(金)公開Story南北戦争期、負傷した北軍兵士(コリン・ファレル)を治療するため、男子禁制の女子寄宿学園では彼を招き入れるが、女性に対し紳士的でかつ美しい男性と触れ合う中で、誰もが彼に心を奪われていく。やがて、情欲と危険な嫉妬に支配されてしまう彼女たち。秩序を守るか、欲望を取るか、彼女たちが最後に下した決断とは――。ココをチェック!ソフィア・コッポラ監督との待望のタッグ2作目は、可愛らしさとダークな一面を併せ持つ小悪魔な10代女子生徒に!学園長役のニコール・キッドマンや、キルスティン・ダンストとの共演にも注目。『Mary Shelley』(原題) 日本公開未定小説「フランケンシュタイン」の原作者である女性作家、メアリー・シェリーの半生と恋愛模様をエルが演じる。トロント国際映画祭で初お披露目された。共演にはダグラス・ブース、ベル・パウリー、メイジー・ウィリアムズら。そのほか、セレーナ・ゴメス、ティモシー・シャラメ、ジュード・ロウらと共演するウディ・アレンの『A Rainy Day in New York』、「ゲーム・オブ・スローンズ」のピーター・ディンクレイジと世界にたった2人だけ生き残った男女を演じるSFドラマ『I Think We’re Alone Now』(いずれも原題)などが控えており、エルの時代はまだまだ続きそうだ。『アバウト・レイ 16歳の決断』は2018年2月3日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月09日ソフィア・コッポラがこれまでのイメージを大きく覆す新境地で“スリラー”に挑んだ監督最新作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』。このほど、世界で日本だけという監督自らがデザインしたポスタービジュアルが完成、合わせて、官能的で緊張感にあふれた特報映像が公開された。ソフィア・コッポラ監督の長編6作目となる本作は、過去作品のイメージを大きく覆す新境地に挑んだ渾身作。1966年に米の女流作家トーマス・カリナンが書いた小説「The Beguiled」を映画化。本作を彩るキャスト陣には、ニコール・キッドマン、エル・ファニング、キルスティン・ダンスト、コリン・ファレルら、ソフィア映画史上最も豪華ともいえる面々が集まり、企画当初から話題を呼んだ本作は、第70回カンヌ国際映画祭にて女性監督としては56年ぶり2人目の快挙となる監督賞を受賞した。このたび解禁されたポスタービジュアルは、女子寄宿学園の門の外から7人の女性たちを写したもの。白いドレスを身にまとい、どこか遠くを見ているような7人の表情が、ソフィアの過去作品を彷彿とさせつつも、スリラーという新たなジャンルに挑んだ監督が求めた美しくも冷ややかな世界観を醸し出している。実はこのポスターデザインは、もともとソフィア自身が監修したもの。北米および他の国の公開時に使われたビジュアルとは違うデザインで、監督自身が、作品にマッチし、かつ最も気に入っているというデザインを、今回日本版のポスターでのみ採用することになった。また、あわせて到着した初映像となる30秒の特報では、学園に住む7人の女性たちによって助けられたコリン・ファレル演じる兵士が、「あなたは招かれざる客」と言われながらも学園の女性たちによって介抱されていく姿が映し出される。だが、顔の火照りを冷やすニコール、なまめかしい視線を投げかけるキルスティン、そしてエルの姿や、兵士と交わる女性の姿も映し出され、次第に眠っていた欲望が目覚めていく様子が描かれる。閉ざされた学園に住まう美しい女性たちの視線が交差し、やがて長らく守られていた秩序が崩壊していくなか、シャンデリアが落ち、松葉づえを使い必死に走る兵士に待つ運命はどのようなものなのか…。血の付いたドレスで立ち尽くすニコール、そしてコリンの「俺に何をした!」と叫ぶ声が耳に残る、スリリングで衝撃的な特報に仕上がっている。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2018年2月23日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月24日© 2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.ソフィア・コッポラ監督による最新作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』が、2018年2月23日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国で公開決定。映画界はもちろん、ファッション界を含め世界中の女性たちのアイコンとして君臨し続けるソフィア・コッポラ監督の長編6作目。5月に開催された「第70回カンヌ国際映画祭」にて、女性監督としては56年ぶり、史上2人目の監督賞に輝くという快挙を成し遂げた話題作だ。南北朝時代の閉ざされた女子学園に一人の負傷兵が転がり込んで来ることで巻き起こる女たちのスリリングな愛憎劇であり、ソフィア・コッポラの最高にポップで可愛い世界観を大きく覆す”新境地”。原作は1971年にクリント・イーストウッド主演『白い肌の異常な夜』で既に映画化されているが、本作はリメイクではなく「原作をもし女性視点で描いてみたら」という新たな視点によるもの。さらに、本作を彩るキャスト陣は、ソフィア・コッポラ映画史上最も豪華ともいえる面々が集まった。秩序を守る女学院の園長役にはニコール・キッドマン、小悪魔な生徒役にエル・ファニング、恋に恋する純粋な教師役をキルスティン・ダンスト、負傷兵役をコリン・ファレルが演じている。アメリカ南部の世間から隔絶された女子寄宿学園に暮らす美しき女性7人。ある日、負傷した北部の敵兵に遭遇し屋敷へと運び手当をする。女性に対し紳士的でかつ美しい男性と触れ合う中で、誰もが彼に心を奪われていく。しかし、次第に彼女たちは情欲と危険な嫉妬に支配されてしまう。秩序を守るか、欲望を取るか、彼女たちが最後に下した決断とは―。閉ざされた女の園に、招かれざる男がひとり。心かき乱され、本能が露わになる純白の聖女たちの愛憎劇に注目だ。
2017年11月01日ガーリーカルチャーのアイコン、ソフィア・コッポラが新境地に挑み、カンヌ国際映画祭で話題をさらった最新作の邦題が『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』に決定。ニコール・キッドマンら豪華キャストが集結した本作が、2018年2月23日(金)より日本で公開される。ポップで可愛いガーリーカルチャー全開の世界観の造り手として、不動の人気を誇るソフィアが今回挑むのは、南北戦争期、閉ざされた女子学園に1人の負傷兵が転がり込んでくることで巻き起こる女たちの愛憎劇。1971年にクリント・イーストウッド主演『白い肌の異常な夜』として映画化もされているが、ソフィアは本作のメガホンを取るにあたり、「あくまでリメイク作品ではなく、原作を”もし女性視点で描いてみたら…” という発想で本作を制作した」と述べている。キャスト陣には、ソフィア映画史上最も豪華ともいえる面々が集結!秩序を守る女学院の園長役にはニコール・キッドマン、小悪魔な生徒役にエル・ファニング、恋に恋する純粋な教師役をキルスティン・ダンスト、負傷兵役をコリン・ファレルが演じるほか、『スパイダーマン:ホームカミング』『ナイスガイズ!』のアンガーリー・ライス、『サウスポー』『ピートと秘密の友達』のオオーナ・ローレンスなど、美少女たちも極上のミステリーに彩りをそえる。今年5月に世界に先駆け初披露された第70回カンヌ国際映画祭では、ソフィアは女性監督としては実に56年ぶり2人目の快挙となる監督賞を受賞。6月の北米公開を皮切りに、世界中のメディアや評論家を唸らせていることからも、期待は高まるばかり。世間から隔絶された女子寄宿学園に暮らす美しき女性7人は、秩序と欲望、どちらを取るのか。彼女たちが最後に下した決断とは――。ソフィア・コッポラが満を持して新境地のスリラーに挑む意欲作から目が離せない。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2018年2月23日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月01日キルスティン・ダンストが、新作映画『Woodshock』(原題)の撮影中にとんでもない体験をしたと語っている。昨日(現地時間)、『Jimmy Kimmel Live』(原題)に出演したキルスティンは、映画でマリファナを吸うある1シーンで“映画用”のものではなく、“本物”のマリファナを吸ってしまったのだという。「映画のそのシーンの中ではそんなに何回も吸っていないの。でも、テイクを重ねていると実際は次から次へと吸っていることになるじゃない?」とキルスティン。「あのときは、結構お腹も空いている状態だったから、撮影の合間にベッドルームに戻って休もうとしたわ。そうしたらなんだか頭がおかしくなってきちゃって。震えが止まらないし暑いし、興奮状態よ」。キルスティンは自分に起きている異常事態を監督のローラ・マリービーに伝えに行ったそうだ。すると、プロデューサーの1人が、撮影用のフェイクマリファナが本物であることを突き止め、一行は唖然。「私は泣いて、笑って、ピーナッツバターサンドを食べていたわね」とキルスティンはふり返る。「その日はさすがに撮影はできなくて、家に帰されちゃった。あんなにハイになったのは人生で初めて!」。ジミーが本物のマリファナの出どころを尋ねると、「映画用のマリファナを巻いていた地元の人たちが、おもしろがって本物を紛れ込ませたんじゃないかしら」とキルスティンは推測した。(Hiromi Kaku)
2017年09月21日アメリカの宇宙開発史を陰で支えた、知られざる3人の黒人女性たちを描いた『ドリーム』。本作で、夢の実現に向け奔走する彼女たちの前に立ちはだかるのは、NASAの職員たち。「こんな上司・同僚いるいる!」と時代・国境を超え共感を呼ぶに違いない(!?)、彼女たちの職場環境に迫った。1960年代の初め、ソ連との宇宙開発競争に遅れを取っていたアメリカは、国家の威信をかけて有人宇宙飛行計画“マーキュリー計画”に乗り出す。NASAのキャサリン・ジョンソン、メアリー・ジャクソン、そしてドロシー・ヴォーンは、差別や偏見と闘いながら、宇宙飛行士ジョン・グレンの地球周回軌道飛行を成功させるべく、奔走するのだが…。全米では公開から11週連続でランキングTop10入りを果たし、日本でも40億円超えの大ヒットとなった『ラ・ラ・ランド』を上回る興行成績を記録した本作。舞台となるのは、1960年代初頭、有色人種への差別が色濃く存在していたアメリカ。当時、まだコンピューターが十分に発達していない時代に、ずば抜けて優秀な頭脳を認められ、“計算手”として、黒人女性として初めて宇宙特別研究本部に配属された主人公キャサリン(タラジ・P・ヘンソン)。オール白人男性の職場で待ち受けていたのは、渡される資料は重要な箇所が黒く塗りつぶされ、大事な情報が巡るはずの会議には「黒人女性だから」という理由で参加させてもらえないという状況。それでもキャサリンはめげることなく、試行錯誤しながら、目の前にある自分にしかできない高度な計算を次々とこなしていく。また、ほとんど管理職と同じような仕事をこなしているドロシー(オクタヴィア・スペンサー)も、昇進を望み、上司ミッチェル(キルスティン・ダンスト)にかけ合うものの、「黒人グループには管理職を置かない」との一点張り。すげなく却下されてしまうが、黒人女性初の管理職として、また、コンピューターが人間の計算にとって代わる未来を展望して、彼女はひたむきに闘い続けていく。さらに、鋭い観察眼で設計に携わるメアリー(ジャネール・モネイ)も、その才能に見合った評価をしてもらえず、上司には「君が白人男性ならエンジニア希望かね?」と問われるも、「別に。もうエンジニアですから」と、強気の反撃で折れることなく夢の実現に邁進。必要な学位を取得するために、白人だらけの学校の門をたたく。いままでに居なかったタイプの優秀な新入りに何かと突っかかる同僚、無自覚な偏見から正当な評価を与えてくれず、出世の道を閉ざす上司など、この作品に登場する困り者たちのように、あなたの周囲にも思い当たる人がいたりして…?それでも、自分の能力を信じ、ひたむきに前進し続ける彼女たちの姿は、きっとあなたの背中を押し、勇気と大きなヒントを与えてくれるに違いない。『ドリーム』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドリーム 2017年9月29日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2016Twentieth Century Fox
2017年09月11日アメリカの宇宙開発史を支え、新しい時代を切り開いた知られざる3人の黒人女性を描き、第89回アカデミー賞に作品賞はじめ3部門ノミネートを果たした映画『ドリーム』。このほど、本作の製作と音楽に名を連ねるファレル・ウィリアムスが語る特別映像が到着した。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でアカデミー賞にノミネートされ、近年はTVシリーズ「Empire 成功の代償」で人気を博すタラジ・P・ヘンソンが主演を務め、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、第89回アカデミー賞作品賞に輝いた『ムーンライト』にも出演している個性派シンガーのジャネール・モネイ、同じく『ムーンライト』により同助演男優賞に輝いたマハーシャラ・アリ、さらにケビン・コスナー、キルスティン・ダンスト、ジム・パーソンズといった実力派キャストが集い、実話を基に描く本作。このたび、本作に心酔し、音楽だけでなく製作にも名を連ねたファレルが手がけた“映画音楽史に残る劇中歌”の制作の裏側に、関係者一同の言葉とともに迫った特別映像が到着した。11度のグラミー賞に輝く世界的人気シンガーであり、大ヒット中の『怪盗グルー』シリーズの音楽を手がけていることでも知られるファレル。「メロディーは人の心を自由にする。肌の色は関係ない」という彼の、力強く愛のこもった言葉から本映像は始まる。本作は、知られざる偉大な女性たちにフォーカスをあてたこの物語に強く共感したファレルが書き下ろした、ポップでポジティブな楽曲がふんだんに使用されており、物語が持つパワーと等身大の共感を増大させている。メガホンをとったセオドア・メルフィ監督が「ファレルは映画を音楽で彩る」とふり返れば、主演のタラジは「圧巻の音楽よ。映画音楽史に名を残すわ」と最上級の言葉で称え、自身もアーティストとして活躍するジャネールは「ファレルは私のヒーローよ。私たちは一緒に歴史を創っていく家族なの」と尊敬の念と共に一緒の作品を作れる喜びを語る。タラジ演じるキャサリンの上司を演じた名優ケビンも、「実に効果的で最高の音楽だ」と明かし、キャスト・スタッフをも魅了する楽曲であることが明かされていく。第41回トロント国際映画祭でも、非常にエモーショナルなステージングを見せたファレル。本作に楽曲を書き下ろしたことについて「1961年当時、家の中にはいつも音楽が流れていて、みんなで踊っていたんだ。映画の世界に入り込んで音楽を作った。ストーリーに完全にマッチさせたんだ。製作として参加できて本当に光栄だ。友人で師匠のハンス(ハンス・ジマー)と仕事ができた。彼がベン(ベンジャミン・ウォルフィッシュ)を推薦してくれてベンも快諾してくれた」と明かす。ハンス・ジマーといえば、『ライオン・キング』で第67回アカデミー賞作曲賞を受賞、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『ダークナイト』シリーズなどの音楽を生み出し、近作には『ダンケルク』と、耳に残る数々の楽曲を手がけたハリウッドを代表する名手。ハンスは、劇中で3人の女性がそれぞれの夢に向かうことで目に見えぬ大きな力となるストーリーに重なるように、本作の楽曲作りも個性の違った3人が手を取り合い作り上げていったことをふり返り、「3人必要だったのは、才能と得意分野がそれぞれ違うからだ。音楽に希望を託した」と明かしている。ファレルが“師匠”と尊敬するハンスたちと丁寧に作り上げ、「メロディーに差別はない。ただ人々を楽しませるだけだ」と語る極上の楽曲を、本映像からも確かめてみて。『ドリーム』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドリーム 2017年9月29日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2016Twentieth Century Fox
2017年08月14日NASAの宇宙開発史を陰で支えた、知られざる黒人女性たちの実話を映画化した『ドリーム』。このほど、彼女たちの目標が人類の夢へと重なっていく日本版予告が完成、さらにケビン・コスナー、キルスティン・ダンストらの姿も見える、新たな場面写真も到着した。ブラッド・ピット×デヴィッド・フィンチャーの「Empire 成功の代償」で第73回ゴールデン・グローブ賞TVシリーズ部門主演女優賞を獲得したタラジ・P・ヘンソン、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、第89回アカデミー賞作品賞『ムーンライト』にも出演する個性派シンガーのジャネール・モネイが、それぞれNASAの“頭脳”=コンピュータとして重要な役割を担った3人の黒人女性に扮する本作。さらに、『ムーンライト』で見せた熱演により第89回アカデミー賞助演男優賞に輝いたマハーシャラ・アリ、ケビン・コスナー、キルスティン・ダンスト、ジム・パーソンズら、キャストのアンサンブルも見逃せない。監督は、日本でもスマッシュヒットを記録したハートフルコメディ『ヴィンセントが教えてくれたこと』のセオドア・メルフィが務めている。そんな本作から、苦難に屈せず奮闘する3人の黒人女性たちの思いが、前例のない人類の夢へと重なっていく日本版予告が到着。舞台となるのは、1960年代初頭、有色人種への差別意識がまだ色濃い時代。加えて、アメリカは宇宙開発競争において、旧ソ連に遅れをとっていた。映像では、故障車とともに立ち尽くす3人の黒人女性が白人警官に呼び止められるものの、彼女たちがアメリカの威信を懸けた一大プロジェクトである宇宙開発を推進するNASAの職員だとわかれば、警官がパトカーで先導する、奇跡的ともいえる光景から始まっている。ただ、そのNASAでは彼女たちの扱いは劣悪そのもの。それでも、白人男性社会の中でも決して卑屈になることなくひたむきで、キャサリン(タラジ・P・ヘンソン)はスタッフォード(ジム・パーソンズ)に邪険にされながらも特別チームで天才的な計算能力を発揮し、誰よりも鋭い観察眼を持ち合わせ設計に携わるメアリー(ジャネール・モネイ)は「君が白人男性ならエンジニア希望かね?」という上司の問いにも「別に。もうエンジニアですから」と強気の反撃、また多くの女性職員たちのお手本であり続け、陰のスーパーバイザーとなり、正式な管理職への昇進を夢見るドロシー(オクタヴィア・スペンサー)の頼もしい姿を垣間見ることができる。公私ともに直面する人種差別・女性差別の中、「人を宇宙に連れていく」という前例のない人類の夢の実現へ奮闘する彼女たちの驚くべき道のりが、親しみやすく、心揺さぶる爽快なストーリーとして描かれていることが分かる。また、そんな予告編を彩る音楽は、11度のグラミー賞に輝く人気実力ともに頂点に立つミュージシャン、ファレル・ウィリアムスが書き下ろしたもの。どこか60‘Sの懐かしさがありながらも、ポップでポジティブな精神を感じさせる曲ばかり。本作に強く共感したファレルは、音楽のみならず製作にも名を連ねており、「これほど強く刺激を受けたことはないよ。この話には上昇気分がみなぎっているから、音楽でもふさわしいものにしなければならないと思ったんだ。これらの歌が彼女たちのエネルギーの根源を反映できているといいね」と、音楽に込めた思いを明かしている。合わせて到着した場面写真には、黒板にギッシリと数式を書き込んでいくキャサリン、同僚の女性たちを引き連れ、自信をみなぎらせるドロシーに加え、宇宙特別研究本部のボスとして、史上初めて黒人女性のキャサリンを登用するハリソンに扮したケヴィン、「偏見はない」と口では言いながら、ドロシーの昇進の障壁となる上司ミッチェルに扮したキルスティンを演じた2人の、味わい深い好演にも期待が高まるショットとなっている。『ドリーム』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドリーム 2017年9月29日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2016Twentieth Century Fox
2017年06月29日NASAを陰で支えた女性たちを描き、第89回アカデミー賞にて作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門ノミネートを果たした『ドリーム 私たちのアポロ計画』(原題:Hidden Figures)。その日本公開日が9月29日(金)に決定し、それぞれが宇宙と未来を見上げるかのようなポスタービジュアルがお披露目された。NASAの宇宙開発に人知れず貢献した実在の黒人女性たちを描く本作は、昨年末に全米限定公開され、年明けから拡大公開を迎えると『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を抜き去り全米映画興行ランキング1位を獲得。本年度の第89回アカデミー賞にノミネートされるとその勢いはさらに増し、公開から11週連続でのランキングTop10入り、あの『ラ・ラ・ランド』を上回る興行成績を記録した。主人公キャサリンを演じるのは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で第81回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、近年はTVシリーズ「Empire 成功の代償」での活躍が目覚ましいタラジ・P・ヘンソン。ドロシー役には『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、メアリー役には第89回アカデミー賞作品賞に輝いた『ムーンライト』にも出演する個性派シンガーのジャネール・モネイ、さらに同作『ムーンライト』で見せた熱演により同・助演男優賞に輝いたことが記憶に新しいマハーシャラ・アリに、ケビン・コスナー、キルスティン・ダンスト、ジム・パーソンズといった実力と実績の確かな大スターたちが息の合った好演を見せている。監督は、日本でもスマッシュヒットを記録した『ヴィンセントが教えてくれたこと』のセオドア・メルフィ。また、本作に深く共感した11度のグラミー賞に輝くミュージシャン、ファレル・ウィリアムスが劇中音楽を手がけ、製作にも名を連ねている。このたび完成したポスターは、1960年代初頭、旧ソ連との熾烈な宇宙開発競争での劣勢を覆すため、NASAの“頭脳”=コンピューターとして最も重要な役割を担った3人の女性、キャサリン、ドロシー、メアリーが集結。「宇宙飛行士ジョン・グレンを宇宙空間に送り出し無事に帰還させる」という合衆国の威信をかけた一大事業に、自身の夢を重ねながら全身全霊を捧げた3人がまるで遥かなる宇宙を見上げているかのよう。それを支えるかのごとく並ぶ登場人物たちからも、確固たる意志と大いなる夢を感じさせる表情が印象的だ。全米映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では驚異の93%フレッシュ(5月31日時点)という高評価を獲得している本作。ポスター上部には、映画評論家・町山智浩と脳科学者・茂木健一郎からの力強いコメントが寄せられており、彼女たちが性別や人種を超え、世代をも超えて大きな夢へと導いた実話が彼らの心を奮わせたことがうかがえる。主演のタラジは、「いま、私たちは、ジョン・グレンが地球の周りを回った背景に素晴らしい女性たちがいたことを知っているわ。やっと、人々は彼女たちの話を知ることができるの。私も“フッド(低所得者層の地域) ”で育ったから、あったのは夢だけだった。キャサリンのような女性を演じるチャンスを持てただけで栄誉なことよ」と語り、本作への出演を誇りに感じていることを明言。大きな功績を残しながらも近年までほとんど語られなかった、驚くべきこの3人の先駆者たちによる物語について強く共感した様子だ。また、この物語の当事者であり、アカデミー賞授賞式にも登場して大きな話題をさらったキャサリン・G・ジョンソン本人は、98歳を迎えていまも健在で、本作について、「あきらめないで。どんな問題だろうと、解決できるから。女性には解決できる。それに男性にもできるわ、たくさん時間をあげればね」とコメント。自身の半生を描いたこの作品が、いままさにチャレンジや壁に直面している人々への大きなエールとなることに願いを込めている。『ドリーム 私たちのアポロ計画』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドリーム:私たちのアポロ計画 2017年9月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2016Twentieth Century Fox
2017年06月06日