数々の賞を受賞してきたミュージカル『スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師』が、2024年3月9日(土) に東京・東京建物Brillia HALLで初日を迎えた。ミュージカル界の巨星、スティーヴン・ソンドハイムの代表作にして問題作と名高い『スウィーニー・トッド』は、18世紀のロンドンに実在したという恐怖の理髪師スウィーニー・トッドの痛快で哀しい復讐の物語。日本ではソンドハイムと深い親交を持つ宮本亞門が演出を担い、市村正親、大竹しのぶのふたりがコンビを組んで2007年に日本初演されると、2011年、2013年、2016年と再演を重ね、今回が5度目の上演となる。主演のスウィーニー・トッド役を市村、ミセス・ラヴェット役を大竹が演じるほか、物語の鍵を握る乞食女役でマルシア、若き水夫アンソニー役で山崎大輝と糸川耀士郎、そのアンソニーと恋に落ちるトッドの娘ジョアンナ役で唯月ふうかと熊谷彩春、トッドをどん底に突き落とし復讐に狂わせる元凶となるターピン判事役で安崎求と上原理生が出演。また、ターピン判事の部下ビードル役は、こがけん、トバイアス役は武田真治と加藤諒が務める。宮本は初日を迎えるにあたって、「私の人生の中で最も好きで、最も愛している作品がこの『スウィーニー・トッド』です。5度目になりますが、また再演できるんだという喜びがあります。稽古場で、このふたりがこれまでと全く違う意気込みでこれでもかと稽古をする時間が本当に大変でもありますが、たまらなく面白いです。今回でやっと完成したと言えるくらい、細かいところまで丁寧に作りこみました」と自信を覗かせた。また市村は「今回が5回目の上演になりますが、ようやくソンドハイムが目指すところまできたんじゃないかなという気がします。年齢に負けず、復讐の鬼となってこの舞台を暴れ回っていきたいと思います」、大竹は「今回が再々々々演ということで前よりも何百倍も上手くなりたいと思ってやってきましたし、こんなに新しい面もあったんだという新鮮な気持ちでお芝居に挑みたいと思っています」とそれぞれ意気込みを語った。(撮影:渡部孝弘)(撮影:渡部孝弘)東京公演は2024年3月30日(土) まで同所で上演。その後、4月12日(金) から14日(日) に宮城・東京エレクトロンホール宮城、4月19日(金) から21日(日) に埼玉・ウェスタ川越 大ホール、4月27日(土) から29日(月・祝) に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。上演時間は1幕90分/休憩20分/2幕65分(計2時間55分)予定。■演出:宮本亞門 コメント私の人生の中で最も好きで、最も愛している作品がこの『スウィーニー・トッド』です。5度目になりますが、また再演できるんだという喜びがあります。稽古場で、このふたりがこれまでと全く違う意気込みでこれでもかと稽古をする時間が本当に大変でもありますが、たまらなく面白いです。今回でやっと完成したと言えるくらい、細かいところまで丁寧に作りこみました。この作品は最高の反戦作品だと思っています。戦争だとか格差社会だとか、そういったものを社会的にしっかりと訴える力を作品に入れ込みました。楽しいエンターテイメント以上の凄みみたいなものを感じていただけると思いますし、是非皆さんに観ていただきたい作品になったと思います。■スウィーニー・トッド役:市村正親 コメント今回が5回目の上演になりますが、ようやくソンドハイムが目指すところまできたんじゃないかなという気がします。年齢に負けず、復讐の鬼となってこの舞台を暴れ回っていきたいと思います。観客の皆さんにお見せするのが非常に楽しみでワクワクしております。ろうそくは消えかかる瞬間が一番輝くと言いますが、今回の舞台がまさしく僕が消えかかる前にバアーッっと輝くような……(一同笑い)まあ、そういう輝きを見せたいと思います。■ミセス・ラヴェット役:大竹しのぶ コメント8年ぶりにこのミセス・ラヴェットとミスター・トッドに会えたことを本当に嬉しく思います。初演時は初めてのミュージカル出演だったので毎日居残り稽古をさせてもらって、「いつかできるようになるよ!」とみんなに励まされながらやったことが忘れられず、今回が再々々々演ということで前よりも何百倍も上手くなりたいと思ってやってきましたし、こんなに新しい面もあったんだという新鮮な気持ちでお芝居に挑みたいと思っています。絶対に面白いので観に来てください。<公演情報>ミュージカル『スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師』作詞・作曲:スティーヴン・ソンドハイム脚本:ヒュー・ホイラー演出・振付:宮本亞門翻訳・訳詞:橋本邦彦訳詞:中條純子、宮本亞門音楽監督:山下康介スウィーニー・トッド:市村正親ミセス・ラヴェット:大竹しのぶ乞食女:マルシアアンソニー:山崎大輝/糸川耀士郎(Wキャスト)ジョアンナ:唯月ふうか/熊谷彩春(Wキャスト)ターピン:安崎 求/上原理生(Wキャスト)ビードル:こがけんトバイアス:武田真治/加藤諒(Wキャスト)石井雅登、榎本成志、小原和彦、下村将太、高田正人、高柳 圭、俵 和也、茶谷健太、山野靖博、岩矢紗季、川合ひとみ、北川理恵、鈴木満梨奈、高橋 桂、永石千尋、福間むつみスウィング:西尾郁海、大倉杏菜安立悠佑【東京公演】日程:2024年3月9日(土)~30日(土)会場:東京建物Brillia HALL【宮城公演】日程:2024年4月12日(金)~14日(日)会場:東京エレクトロンホール宮城【埼玉公演】日程:2024年4月19日(金)~21日(日)会場:ウェスタ川越 大ホール【大阪公演】日程:2024年4月27日(土)~29日(月・祝)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報:()公式サイト:
2024年03月11日映画『MAY DECEMBER(原題)』が2024年に公開される。監督はトッド・ヘインズ。ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーアが出演。実在の“年の差恋愛スキャンダル”をベースにしたラブサスペンス映画『MAY DECEMBER(原題)』は、13歳の少年と36歳の女性の年の差恋愛スキャンダルを題材にしたラブサスペンス作品。かつて全米をにぎわせた実在のスキャンダルが物語のベースになっている。物語の発端は、36歳のグレイシーと13際のジョーの“年の差スキャンダル”。運命的な恋に落ちた2人の中が公になると、アメリカ中の注目が2人に集まった。グレイシーは服役する事となり、獄中でジョーとの間にできた長女を出産。出所後2人は結婚し、さらに双子の兄妹を授かる。スキャンダルから20年を経て、2人のスキャンダルをモチーフにした映画が製作されることに。グレイシー役を演じるハリウッド女優のエリザベスは、役作りのリサーチを続けていく中で、夫婦の心の移ろいや夫婦の深い沼を目の当たりにするのだった。ジュリアン・ムーア、ナタリー・ポートマンが共演23歳年下の少年と恋に落ちたグレイシー役を演じるのは、『アリスのままで』や『僕らの世界が交わるまで』のジュリアン・ムーア。また、劇中でグレイシー役を演じることになるハリウッド女優・エリザベス役は、『ブラック・スワン』『ソー:ラブ&サンダー』のナタリー・ポートマンが演じる。グレイシー…ジュリアン・ムーア20年前、36歳の時に23歳年下で13歳のジョーと恋に落ち、アメリカ中が注目するスキャンダルに。服役することになるが、獄中出産を経て出所後にジョーと結婚。嫌がらせを受けることはあるものの、何事もなかったように幸せに暮らしており、長女は大学生になり、出所後に授かった双子の兄妹も高校卒業を控えている。エリザベス…ナタリー・ポートマンハリウッド女優。グレイシーとジョーのスキャンダルを題材にした映画でグレイシー役を演じる。役作りのため、しばらく街に滞在しリサーチを実施。グレイシーとジョーを執拗に観察し、質問していく内に夫婦の深い沼にハマっていく。ジョー…チャールズ・メルトングレイシーの夫。年の差スキャンダルで注目を浴びるも、グレイシーと結婚する。監督は『キャロル』のトッド・ヘインズ監督を務めるのは、『キャロル』のトッド・ヘインズ。脚本ははサミー・バーチが手掛けた。なお、『MAY DECEMBER(原題)』はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された他、第96回アカデミー賞脚本賞にもノミネートを果たしている。【作品詳細】映画『MAY DECEMBER(原題)』公開時期:2024年監督:トッド・ヘインズ脚本:サミー・バーチ出演:ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーア、チャールズ・メルトン原題:MAY DECEMBER
2024年02月16日トッド・フィリップス監督が2月14日(現地時間)、『ジョーカー』の続編『Joker: Folie à deux(原題)』より、新画像を公開した。公開された3枚の画像に、バレンタインデーにふさわしい「あなたの一日が愛にあふれた日になりますように」というキャプションが添えられている。どの画像にもホアキン・フェニックス演じるジョーカーとレディ・ガガ演じるハーレイ・クインが写っており、巨大な満月を背景とした幻想的なダンスシーンや、お互いの鼻と鼻をくっつけ合っているなど、どれもロマンティックな雰囲気を感じさせるものだ。ファンから「ギフトをありがとう」「バレンタインデーにふさわしいデュオ!」と歓喜の声が上がると共に、「予告編はいつ?」「予告編を早く観たい」という予告編へのリクエストも多数寄せられた。すると、フィリップス監督はその一つのコメントに「この質問をたくさんもらっています。映画は10月に公開です。だから初ティザー動画は4月中旬まで出ませんよ」と返信。ファンを喜ばせた。なお、フィリップス監督は昨年のバレンタインデーにもSNSに画像を投稿。ジョーカー&ハーレイ・クインのファーストルックをお披露目した。その際にも、ファンから「予告編を見せて」というコメントが殺到していた。『Joker: Folie à deux』は10月4日全米公開予定。(賀来比呂美)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2024年02月15日ホアキン・フェニックスがトッド・ヘインズの次回作に主演する。30年代に生きるゲイの恋人同士がカリフォルニアを離れてメキシコに向かうという設定らしい。カップルのひとりは刑事、もうひとりはネイティブ・アメリカン。フェニックスは刑事のキャラクターを演じるようだ。性描写は過激で、18歳以上しか入場を許されないNC-17指定を覚悟しているという。フェニックスもストーリー作成に深くかかわった。撮影はこの夏スタートの予定。ヘインズの最近作は、今年のオスカーに脚本部門でノミネートされた『May December』。フェニックスの次回作は今月日本公開の『ボーはおそれている』。『ボーはおそれている』2月16日(金)公開(C)2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2024年02月07日第96回アカデミー賞にて脚本賞にノミネートされた、ナタリー・ポートマン&ジュリアン・ムーア共演、『キャロル』トッド・ヘインズ監督最新作『MAY DECEMBER』(原題)の日本公開が決定した。本作は、全米にかつてないほどの衝撃を与えた13歳の少年と36歳の女性の実際のスキャンダルをベースに描かれたラブサスペンス。昨年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されプレミア上映、米「IndieWire」「NY Times」「The Hollywood Reporter」、英「The Guardian」など有力媒体で2023年ベスト映画として選出された。脚本家はサミー・バーチ。唯一無二のセンセーショナルな脚本で一躍脚光を浴び、助演男優のチャールズ・メルトンと共に数々の映画賞を獲得している。ニューヨーク映画批評家協会賞では助演男優賞・脚本賞、シカゴ映画批評家協会賞で助演男優賞・脚本賞・有望俳優賞、ワシントンDC映画批評家協会賞で助演男優賞、ゴッサム賞で助演男優賞、フィラデルフィア映画批評家協会賞でブレイクスルー俳優賞を受賞。ナタリー・ポートマンまた、先日のゴールデン・グローブ賞でも作品賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞にノミネート。そして第96回アカデミー賞の脚本賞にノミネートされ、『落下の解剖学』や『マエストロ:その音楽と愛と』『パスト ライブス/再会』ほか、話題作と肩を並べている。ジュリアン・ムーアSTORY20年前、36歳のグレイシー(ジュリアン・ムーア)は、23歳年下で13歳のジョー(チャールズ・メルトン)と運命的な恋に落ちる。ふたりの仲が公になると、アメリカ中が注目する大スキャンダルとなり、タブロイド紙を連日賑わせた。グレイシーは服役し、獄中でジョーとの間にできた長女を出産。出所後2人は結婚し、さらに双子の兄妹を授かった。それから20年以上の月日が流れ、未だに嫌がらせを受けることがあっても、何事もなかったかのように幸せに暮らすグレイシーとジョー。長女は大学生になり、双子も高校卒業を数日後に控えている。そんな中、このふたりのスキャンダルを題材にした映画が製作されることに。グレイシー役を演じるハリウッド女優のエリザベス(ナタリー・ポートマン)が役作りのリサーチのために、しばらく街に滞在する。エリザベスの執拗な観察と質問により、つまびらかになる夫婦の心の移ろい。エリザベスも役になりきろうとするあまり、夫婦の深い沼にハマっていく――。『MAY DECEMBER』(原題)は2024年、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年01月24日ミュージカル『スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師』が、2024年3月に東京建物Brillia HALLで再演されることが決定した。ミュージカル界の巨星、スティーヴン・ソンドハイムの代表作にして問題作と名高い『スウィーニー・トッド』は、18世紀のロンドンに実在したという恐怖の理髪師スウィーニー・トッドの痛快で哀しい復讐の物語。トニー賞8部門受賞をはじめとして数々の賞を受賞しており、2023年春からはブロードウェイでも上演が開始している。今回はスウィーニー・トッド役で市村正親、ミセス・ラヴェット役で大竹しのぶが出演するほか、演出は宮本亞門が担当。この3人による上演は5度目で、2016年以来8年ぶりとなる。なお東京公演上演後、仙台、川越、大阪でツアー公演が予定されている。■演出:宮本亞門 コメント最もクレイジーでおぞましく、映画『ジョーカー』にも似た狂気を潜む『スウィーニー・トッド』。極限の格差社会から生まれたヒーロー、トッド役の市村正親さんと、トッドを笑いながら悪へと導くラヴェット役の大竹しのぶさん、それに実力派のキャスト・スタッフたちと8年ぶりにスパークします!ブロードウェイミュージカル史上、最も恐ろしく愛おしいスティーヴン・ソンドハイムの名作、サイコスリラーミュージカルをどうぞお見逃しなく。■スウィーニー・トッド役:市村正親 コメントもう一度、『スウィーニー・トッド』をやれる喜び、そしてしのぶちゃんと『スウィーニー・トッド』をやれる喜びを噛み締めています。今回が本当に最後になるのかなと思うので、一回一回、丁寧に首を切らせていただきます(泣笑い)。■ミセス・ラヴェット役:大竹しのぶ コメントまた市村さんと歌えるなんて!またミセス・ラヴェットに逢えるなんて!ミュージカルの楽しさを教えてくれたこの作品に再び挑戦が出来ること、幸せとしか言いようがありません。オープニングのあのワクワク感。私の役者人生の中でもトップ3に入ります。自分にとっても勿論ですが、お客様の心に生涯残る作品になるよう頑張るのみです。それだけ素晴らしい作品なのですから。あー、今から楽しみです。<公演情報>ミュージカル『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』2024年3月 東京建物Brillia HALL※仙台、川越、大阪公演あり作詞・作曲:スティーヴン・ソンドハイム脚本:ヒュー・ホイラー演出:宮本亞門【キャスト】スウィーニー・トッド役:市村正親ミセス・ラヴェット役:大竹しのぶほか関連リンク公式HP::
2023年04月13日トッド・フィリップス監督が、『ジョーカー』の続編『Joker: Folie à Deux(原題)』の撮影完了をインスタグラムで報告した。「これで撮影完了です。この2人(とすべてのキャスト)と映画業界の最高のスタッフたちに感謝しています」と、メイクを施した主演キャストのホアキン・フェニックスとレディー・ガガの画像を投稿。「これから洞窟(編集室)に潜って、すべてをひとまとめにするつもりです」と編集作業に入ることも伝えている。映画ファンからは「2024年のベストムービー!」「公開日までの546日間をどうやって過ごせばいいのかわかりません!」「待てない!」「フィリップス監督、いくらなんでも洞窟に500日以上も張り付いていたくないでしょう。せめて300日くらいでどうですか?」と期待の声や公開日の繰り上げを求める声が寄せられている。今作には、前作でアーサー・フレック/ジョーカーを演じてアカデミー主演男優賞に輝いたホアキンが続投。『アリー/スター誕生』などで演技に高い評価を受けているレディー・ガガがジョーカーの恋人ハーレイ・クイン役で出演する。『Joker: Folie à Deux(原題)』の全米公開予定日は2024年10月4日。(賀来比呂美)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2023年04月06日トッド・フィリップス監督が、『ジョーカー』の続編『Joker: Folie à Deux(原題)』より、ハーレイ・クインに扮したレディー・ガガの姿をインスタグラムでお披露目した。ハーレイ・クインが、ピエロのメイクをしているジョーカー(ホアキン・フェニックス)の頬を両手で包み、見つめ合い、驚いた表情を見せている画像。ハーレイは鼻血を流し、ジョーカーも頬にケガを負っているように見える。この画像に、フィリップス監督は「ハッピー・バレンタインデー」というキャプションを添えた。コメント欄にはファンのみならず、DCの公式アカウントから「恋の予感…?」、リリ・ラインハート(「リバーデイル」)から「Omgomgomg(オーマイゴッド)」、ダナイ・ガルシア(「プリズン・ブレイク」)から「あ~~~!楽しみ!」と業界人からもメッセージが届いた。同じ画像をアップしたガガのアカウントには、DCの公式アカウントから「あなたに夢中」、ケイト・ハドソンから「イエス!」、レイチェル・ゼグラー(『ウエスト・サイド・ストーリー』)から「これは私のジョーカー(実は)」など、やはり多数の業界人がメッセージを寄せている。フィリップス監督とガガは、『アリー/スター誕生』でプロデューサー&主演俳優として仕事をしたことがある。『Joker: Folie à Deux』は2024年10月4日全米公開予定。(賀来比呂美)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2023年02月16日トッド・フィリップス監督が、『ジョーカー』の続編『Joker: Folie à Deux』(原題)よりファーストルック画像を公開した。ホアキン・フェニックス演じるアーサー・フレック/ジョーカーが、アーカム精神病院とみられる場所で天井を見上げ、ひげを剃られているという画像。「待ちきれない」といった期待の声から、「(これが)ミュージカルになるなんて信じられない」とダークなテイストの画像からミュージカルが想像できないという声まで、様々な感想が寄せられている。また、フィリップス監督が「1日目。ぼくらのジョーカー」とキャプションを添えたことから、「2日目はレディー・ガガでしょ?」「レディー・ガガの画像を早く!」と、続編にハーレイ・クイン役で登場するレディー・ガガの姿を催促する声も。ガガは今年8月、SNSに『ジョーカー』続編のタイトル、2024年10月4日の公開日、とともにティザーアニメーションを投稿し、自身が同作に出演することを発表した。グラミー賞を10回以上受賞している歌手であり、MVやライブで見せるダンスもお手のもの。近年は『アリー/スター誕生』や『ハウス・オブ・グッチ』で俳優としての才能も開花させ、アカデミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされた経験も持つ。ハーレイ役を演じることは多くの映画ファンに受け入れられている模様だ。(賀来比呂美)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2022年12月12日映画『TAR/ター』が、2023年5月12日(金)に公開される。主演はケイト・ブランシェット、監督・脚本はトッド・フィールド。トッド・フィールド監督“16年ぶり”の最新作映画『TAR/ター』は、『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』でアカデミー賞にノミネートされた、トッド・フィールドが16年ぶりに手掛ける作品。ドイツのオーケストラで首席指揮者に任命された初の女性指揮者リディア・ター(Lydia Tár)の苦悩を描くサイコスリラーだ。トッド・フィールドによると、リディア・ターの物語は「唯⼀無⼆のアーティスト、ケイト・ブランシェットに向けて書いた」ものだという。尚、音楽は『ジョーカー』でアカデミー賞作曲賞を受賞した気鋭のチェリストであり、作曲家のヒドゥル・グドナドッティルが務める。ケイト・ブランシェットが主演、女性指揮者役に主演を務めるのは、『ナイトメア・アリー』『キャロル』のケイト・ブランシェット。ドイツのベルリン・フィルで女性として初めて首席指揮者に任命された主人公、リディア・ター役を演じる。その他、『キングスマン』シリーズのマーク・ストロング、『燃ゆる女の肖像』のノエミ・メルラン、『あの⽇のように抱きしめて』のニーナ・ホス、「ゲーム・オブ・スローンズ」のジュリアン・グローヴァーなどが脇を固める。リディア・ター…ケイト・ブランシェット世界最⾼峰のオーケストラの⼀つであるドイツのベルリン・フィルで、⼥性として初めて⾸席指揮者に任命された天才指揮者。天才的な能力とそれを上回る努力、類稀なるプロデュース力で、自身を輝けるブランドとして作り上げることに成功し、作曲家としても活躍。恋⼈のシャロンから「あなたは高みを求めすぎる」と心配されるも軽くあしらっていたが、自身も気づかないうちに軋みが生じ始める。また、ジュリアード⾳楽院で講義を行っているが、入学したての1年⽣の⽣徒の不⽤意な発⾔を聞き逃さず、問詰めることも。アカデミー賞主要6部門にノミネート第95回アカデミー賞では、映画『TAR/ター』が主要6部門にノミネート。作品賞をはじめ、トッド・フィールドが監督賞、脚本賞、ケイト・ブランシェットが主演女優賞にノミネートされた他、編集賞、撮影賞候補にも選出されている。アカデミー賞前哨戦となる第80回ゴールデングローブ賞では、作品賞(ドラマ部門)、脚本賞、主演女優賞(ドラマ部門)の3部門にノミネート。そのうち、ケイト・ブランシェットが主演女優賞(ドラマ部門)受賞を果たした。尚、ケイト・ブランシェットは、本作で主演・助演あわせて10回目のゴールデングローブ賞ノミネートとなる。なお、第79回ヴェネチア国際映画祭でも、ケイト・ブランシェットが『TAR/ター』で最優秀女優賞を受賞した。映画『TAR/ター』あらすじドイツのベルリン・フィルで、女性初の首席指揮者に任命されたリディア・ター。作曲家としても圧倒的な地位を手にしていたが、マーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんな時、かつてターが指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけられる。のしかかる重圧、過剰な自尊心、仕掛けられた陰謀により、ターは追いつめられていく。【作品詳細】映画『TAR/ター』公開日:2023年5月12日(金)監督・脚本:トッド・フィールド出演:ケイト・ブランシェット、マーク・ストロング、ジュリアン・グローヴァー、ノエミ・メルラン、ニーナ・ホス、ソフィー・カウアー、アラン・コルデュナー音楽:ヒドゥル・グドナドッティル
2022年11月13日ビオトープ(BIOTOP)とヘインズ(Hanes)の人気別注企画「ヘインズ フォー ビオトープ(Hanes for BIOTOP)」から、2022-23年秋冬シーズンのアイテムが登場。2022年9月23日(金)より、新作を含む3型の別注商品が発売される。「ヘインズ フォー ビオトープ」2022年秋冬の別注アイテムタートルネックプルオーバー中でも特に注目したいのは、2021-22年秋冬シーズンに即完売したタートルトップス。素材に肌馴染みの良いオーガニックコットン100%を採用、パターンも昨年から変更するなど、より上質な一着となって再登場する。サーマルクルーネックプルオーバーまた、タートルネックプルオーバーとあわせて発売されたサーマルクルーネックプルオーバーも再登場。ハリと滑らかさを両立した肉厚感が特徴のサーマル生地をリラックスしたサイズ感で仕立てた一着で、こちらも昨年からアップデートされている。ロゴソックス最後に紹介するのは、肌触りと吸水性に優れたコットンをベースにした足底クッションならではの履き心地が魅力のロゴソックス。レングスからリブ部分のテンションに至るまで、ビオトープだけの特別仕様でアレンジした、今シーズンの新作だ。商品情報「ヘインズ フォー ビオトープ」2022年秋冬の別注アイテム発売日:2022年9月23日(金)展開店舗:ビオトープ全店、アダムエロペ全店、ジュン公式オンラインショップ<展開アイテム>・タートルネックプルオーバー価格:7,150円カラー:ブラック、ホワイトサイズ(ウィメンズ):M・サーマルクルーネックプルオーバー価格:6,930円カラー:ブラック、ホワイトサイズ(ユニセックス):S、M、L、XL・ロゴソックス価格:2,750円カラー:ブラック、ホワイトサイズ(ユニセックス):S、M【問い合わせ先】ジュンカスタマーセンターTEL:0120-298-133
2022年09月16日全国各地のミニシアター支配人が推薦する、多種多様な映画を上映する「夏休みの映画館」が今年も開催。高畑勲監督『セロ弾きのゴーシュ』からトッド・ヘインズ監督『キャロル』まで、7作品を上映する。「夏休みの映画館」は、地域に暮らす子どもたち(小学生~高校生、大学生)が、夏休みに地域の映画館(ミニシアター・コミュニティシネマ)を訪れ、多様な映画と初めての映画館に出会い、未来の観客を育てるとともに、地域と映画館のつながりを深める1週間の上映プログラム。参画する日本各地のミニシアターから本企画への思いも到着。鹿児島ガーデンズシネマより「昨年は、小学生が夏休みの自由研究の題材として選んでくれました」、横浜ジャック&ベティより「昨年はシネコン以外の映画館は初めてという人が多く、30周年を迎えた当館のレトロな雰囲気を“新しい”とおしゃってくれました」、大阪シネ・ヌーヴォより「映画を通じて、世界ってこんなに広い、こんなに豊かと知ってもらいたい」。神戸の元町映画館より「昨年はこの映画館で新しいお客様に出会え、これからも夏休みここに来れば面白いことやっているという場にしていきたい」、たかさきシネマテークからは「昨年は学童の子どもたちが団体でいらしてくれました。初めての方にも、この劇場の名刺かわりの企画にしたい」、松本シネマセレクトからは「こどもたちが、ふらっと来れる場にしたい」といった声が寄せられている。また、今年から参加の関西の学生によるミニシアター応援団「映画チア部」からは、ミニシアターでの思い出深い体験を同世代、そして、もっと若い小学生や中学生にも伝えていきたいと、意気込みを語っている。【上映作品】親子で初体験できる活弁付のサイレント映画、高畑勲監督の永遠の名作『セロ弾きのゴーシュ』、色あせないミュージカル映画、沖縄本土復帰50年の今年に沖縄のドキュメンタリー映画、そしてケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが共演した『キャロル』(PG12)など多種多様な作品を上映する。1.サイレント映画をライブ(活弁・演奏付)で上映劇場ごとに異なるプログラムで、活弁・演奏付のライブ上映会を開催。『チャップリンの放浪者』2.『セロ弾きのゴーシュ』63分/1982年/監督:高畑勲/日本劇場ごとに上映に合わせてチェロのミニコンサートなどを企画。『セロ弾きのゴーシュ』3.『ロシュフォールの恋人たち』127分/1967年/監督:ジャック・ドゥミ/フランス※ミュージカル上映後にフランスの教育プログラム担当者B.ボーヴィーさんによる解説映像を上映する。『ロシュフォールの恋人たち』4.『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』106分/2019年/監督:平良いずみ/日本※ドキュメンタリートークゲスト:平良いずみ監督ほか『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』5.『タレンタイム-優しい歌』115分/2009年/監督:ヤスミン・アフマド/マレーシアトークゲスト:杉野希妃(俳優・監督・プロデューサー)『タレンタイム-優しい歌』6.『キャロル』118分/2016年/監督:トッド・ヘインズ/アメリカPG12坂本安美(アンスティチュフランセ東京映画プログラム主任)セレクション。坂本さんによるミニレクチャー付上映。7.『夜明け告げるルーのうた』107分/2017年/監督:湯浅政明/日本夏休み特別作品として、ミニシアターを応援する関西の学生グループ「映画チア部」の協力を得て、トークイベントを実施。ゲストは調整中。『夜明け告げるルーのうた』「夏休みの映画館2022」は7月30日(土)~8月5日(金)、横浜シネマジャック&ベティ、シネマテークたかさき、シネ・ヌーヴォ(大阪)、元町映画館(神戸)、DENKIKAN(熊本)、ガーデンズシネマ(鹿児島)、松本シネマセレクトにて開催。(※上映日程は会場によって多少異なります)(text:cinemacafe.net)■関連作品:夜明け告げるルーのうた 2017年5月19日公開(C)2017ルー製作委員会
2022年07月13日ヘインズ(Hanes)とマインドシーカー(mindseeker)による初のコラボレーションアイテムが登場。2022年3月18日(金)よりマインドシーカー正規取扱店などで発売される。ポケットのパターン画をプリントしたパックTシャツ初のコラボレーションでは、「日本人の心地よさのために」をコンセプトにした、コットン100%のヘインズの2枚入りパックTシャツをベースに採用。マインドシーカーがデザインを手掛け、インナーとしてはもちろん単体でも活躍するビジュアルに仕上げている。デザインは、1980年代のヘインズのTシャツにみられる「トロンプルイユ(騙し絵)」から着想。左胸に、本来存在しない胸ポケットを連想させるパターン画をプリントした。ポケットに配されるピスネームは実際に施されており、表情に変化をつけている。Tシャツは、白と黒の2色セット。白にはグリーン、黒にはオレンジのピスネームが施されている。【詳細】ヘインズ×マインドシーカー発売日:2022年3月18日(金) 10:00~販売店舗:パルプ、オーライズケイ、レガウス、ジャック イン ザ ボックス、ディテール、アンチェイン、ハイブリッズ、ストーリー、ザ ギャラリー ボックス、アコースティックロック、マインドシーカー公式オンラインストア、ヘインズ公式オンラインストア、BASE l.h.p価格:6,600円サイズ:M~XLカラー:ホワイト&ブラック(2枚入り)
2022年03月14日ひとりの弁護士の不屈の信念が巨大企業の隠蔽を暴き出す、全米を震撼させた衝撃の実話に基づく物語『ダーク・ウォーターズ巨大企業が恐れた男』が現在公開中。この度、本作の主演マーク・ラファロと、彼が今回演じる役柄のモデルとなった不屈の弁護士ロブ・ビロットとの2ショットインタビュー映像が到着した。2016年1月6日、ニューヨーク・タイムズ紙にて掲載された、環境汚染問題をめぐってひとりの弁護士が巨大企業との闘いを繰り広げてきた軌跡が綴られた新聞記事から全てが始まった本作。今回到着した映像では、その掲載された記事を発端とするプロジェクト始動や、当時のビロット弁護士の心境など、映画製作の前日譚が明かされる。俳優であると同時に、長年にわたって環境保護に熱意を傾けてきたマークは、今作について「エージェントが映画化の話があると教えてくれた。プロデューサーをやらないかと言われたので、この話を世に広めたいからぜひやるよと答えた。注目を集められると思ったし、娯楽性の高い作品にもできる。これは実話に基づいたホラー映画だよ」と製作としても参加した経緯を語る。また、トッド・ヘインズ監督にオファーしたときのことを、「彼に引き受けてもらいたくて長電話で説得した。トッドの最初の返事は忙しくて無理だったんだ。それはもちろん分かってたけど、好きなジャンルの作品だと言っていたし、直感で彼が適任だと思ったんだ。引き受けてくれて本当によかったよ!」と回顧。一方、ニューヨーク・タイムズ誌に掲載された記事“デュポン社にとって最悪の悪夢になった弁護士”の当該者本人、不屈の弁護士ロブ・ビロットは、マークの役作りに協力。ビロット弁護士は「マークは私の自宅まで来てくれたし、ウエスト・バージニア州にも同行した。映画の撮影にもかなり立ち会わせてもらったんだ。彼は本当に素晴らしい仕事をしてくれた。これは世の中に警笛を鳴らす作品だ」と感銘を受けたと語っている。そして、「我々には知る権利があり、ロブ・ビロットのような人たちの努力によって必要な情報は提供されている。変化を促すのは我々の役目であり、今こそ行動に移す時だ」というマークの熱いメッセージで映像は締めくくられている。マーク・ラファロ×ロブ・ビロットインタビュー映像『ダーク・ウォーターズ巨大企業が恐れた男』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 2021年12月17日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.
2021年12月18日トッド・ヘインズ監督がマーク・ラファロ、アン・ハサウェイら実力派キャストで贈る『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』より、出演しているアン・ハサウェイのロングインタビュー映像が解禁された。ハサウェイが本作で演じるのは、科学物質PFOAが人体に悪影響を与えることをひた隠しにしてきた巨大企業デュポン社と一人戦う弁護士の夫ロブ・ビロット(マーク・ラファロ)を支え、時には力強い言葉で鼓舞していく、妻のサラ・ビロット。公開されたインタビュー映像では、どのような意気込みで実在の人物を演じたのか、率直に、熱心に本作参加への思いや役作り、モデルとなった本人達の印象を語っている。実父が弁護士という生育環境にあったアン・ハサウェイ。脚本を読んだ際には「読み進めるにつれ感情が変化していった。最初はとても興味をかき立てられた。でも物語が事実と知ると怒りが湧き、まだ係争中と知って複雑な心境になった。大興奮の逆転劇を期待しながら読み進めたけど痛快ですっきりする終わりではなかった。現実はもっと厳しい。このストーリーは現実のままを写し出している。私たち全員に関わる問題」と自分ごとのように受け止めたという。しかしすぐに快諾は出来なかった。それはサラ・ビロットが「主人公の男性を女性が陰ながら支える」というステレオタイプな立ち位置で描かれていると感じたからだ。だがモデルになった御本人と対面したことで、キャラクターの捉え方が変化したという。「実際のサラは快活でパワフルで勇気があるだけでなく、本当に特別で稀有な人。この長く厳しい戦いを乗り越えられたのも頷ける。彼女は柔軟性と誠実さ、そして威厳を持っている」と人柄に惚れたそうだ。サラの忍耐力と戦いを支える理解力にもリスペクトを惜しまない。「見ず知らずの人に耳を傾け、代わりに戦うなんてロブの下した決断は決して小さくない。どんな反応をしてもおかしくない。でもサラの反応は寛大でオープンで誠実で、ロブへの信頼に満ちていた。だからこそ私もより重厚な演技ができた」とその生き様に感激した様子だ。また夫であるロブ・ビロットを演じたマーク・ラファロについては「卓越した表現力、知的で魂がこもっていてとても誠実で威厳がある。ある意味ではこれまでのマークを越えている。とても美しくて抑制された演技。全編を通じて抑制された演技をするなんて、ものすごくリスキーな挑戦。でも見事にやってのけた。マークの演じるロブは人の心を虜にする。私たちが本当に知るべきストーリーを伝えてくれている」と絶賛している。『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』は12月17日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 2021年12月17日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.
2021年12月17日トッド・ヘインズ×マーク・ラファロ、アン・ハサウェイら世界的な鬼才と実力派キャストの豪華タッグで贈る『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』より本編映像が解禁された。この度解禁されたのは、マーク・ラファロ扮する弁護士ロブ・ビロットが高ぶった感情のまま魂の叫びを発する本編シーン。科学物質PFOAが人体に悪影響を与えることに気づきながらも、見て見ぬふりをして被害を広げてきた巨大企業デュポン社とひとり闘うロブが怒りを露わにしていく。不満や恐怖、覚悟をアン・ハサウェイ演じる愛妻サラにぶつけるロブの姿を切り取った本映像だが、莫大な資金や権力を背景に、様々な手を使ってロブの訴えを妨害し被害者への補償から逃れようとするデュポン社への怒りの発露であると同時に、孤軍奮闘への覚悟の表明でもある重要なシークエンスになっている。またマーク・ラファロの熱演はもちろん、夫の情熱と熱意を理解しつつも、負担と犠牲を強いられることになる家族としての複雑な心情を表現するアン・ハサウェイにも注目だ。プロデューサーも務めるマーク・ラファロの本作にかける熱量は生半可なものではなかったようで、ロブを演じるために綿密なアプローチを行ったという。これにトッド・ヘインズ監督は「マークは、ものすごく細かいところまで注意を払っていたし、ロブとその家族と長い時間を共に過ごして、ロブの身体や仕草、歩き方や立ち方を観察していた。この映画の中で、マークは滅多に笑顔を見せない。鎧をまとっているようだ。それは完全に、彼がロブ・ビロットを観察したことの成果だ」と感銘を受けている。『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』は12月17日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 2021年12月17日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.
2021年12月10日マーク・ラファロ、アン・ハサウェイら実力派キャストとトッド・ヘインズ監督の豪華タッグで贈る『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』より監督コメントが到着。併せてメイキング&場面写真が解禁となった。本作は、マーク・ラファロが注目した巨大企業との闘いを繰り広げてきた弁護士の新聞記事が基になった、全米を震撼させた衝撃の実話に基づく物語。監督は『ベルベット・ゴールドマイン』『エデンより彼方に』『キャロル』など観る者の心を揺れ動かすメロドラマを数多く手掛けてきたトッド・ヘインズ。自身も同性愛者である彼は、社会的マイノリティの人々を美しくも悲劇的に映し出してきた。トッド・ヘインズ監督そんな彼が今回手掛けたのは、巨大企業の陰謀を暴き出す弁護士に焦点を当てた物語。ヘインズ監督はプロデューサーも兼任するマークから本作の話を持ちかけられた時、「マークは知る由もなかっただろうが、私はこのジャンル、つまり内部告発もののひそかなファンだった」と明かす。続けて「アラン・パクラ(とゴードン・ウィリス)による1970年代の『コールガール』『パララックス・ビュー』『大統領の陰謀』のパラノイア三部作や、その後のマイク・ニコルズ監督作『シルクウッド』やマイケル・マン監督作『インサイダー』に心底敬服しているのは、私だけではないだろう。ただ、権力が犯した過ちを明らかにすること以外にも、私の心をとらえる何かがこれらの作品にはあった。(リチャード・ニクソンがいかに腐敗していたかを知るために『大統領の陰謀』を見る人はいない)。もちろんこれらの作品では、企業や業界によるものであろうと、政府によるものであろうと、権力の乱用や脅迫や隠ぺいが明かされる。実際、それが物語に期待されるものであり、そうした期待が、物語に先立って実社会で高まることもよくあることだ。しかし、内部告発映画の真に焦点をあてるのは平凡な人間であり、彼または彼女のたどる過程であり、真実に立ち上がることでその人物が直面する、致死的とまではいかないにしても、精神・感情面の危機である」と語る 。さらに、ヘインズ監督は瞬時にロブ・ビロット(『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』の主人公のモデルとなった人物)のストーリーに惹かれ、新しいジャンルを探求できることにワクワクしたという。「本作は僕がよく携わる映画とは少し違うけれど、僕が昔から好きな内部告発もの(他にふさわしい言葉がないのでそう言わせてもらう)というジャンルと同じタイプの作品だった」と、話す監督。特に気に入っている作品は、『大統領の陰謀』や『インサイダー』だそうだ。併せて解禁となった場面写真には、巨大企業デュポン社の陰謀に立ち向かう弁護士・ロブ(マーク・ラファロ)と、彼を取り巻く周囲の人々が切り取られている。山積みになった内部資料に隈なく目を通すロブや、そうして次第に疲弊していく夫を優しく抱きしめる妻のサラ(アン・ハサウェイ)の姿からは、巨大企業との闘いに挑んだ苦難の道のりが垣間見える。さらに、深刻な表情のロブが、上司のタープ(ティム・ロビンス)に相談を持ち掛けているようなカットも。また、メイキング写真には、マークに演出する監督の姿が。製作と主演を兼任し、環境活動家でもあるマークと、内部告発映画のファンだというヘインズ監督。そんな2人の心を動かしたという物語に期待が高まる。『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』は12月17日(金)より TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 2021年12月17日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.
2021年11月20日映画『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』が、2021年12月17日(金)より公開される。監督はトッド・ヘインズ、出演はマーク・ラファロやアン・ハサウェイ。“衝撃の実話”巨大企業の隠蔽を暴いた、ひとりの弁護士映画『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』は、ひとりの弁護士の不屈の信念が、巨大企業の隠蔽を暴き出した“衝撃の実話”に基づく物語。全米を震撼させたこの事件は、2016年1月6日のニューヨーク・タイムズ紙に掲載された記事により、世の中に知られることになる。米ウェストバージニア州のコミュニティを蝕む環境汚染問題をめぐり、たったひとりの弁護士が、十数年にもわたって巨大企業との闘いを繰り広げてきたのだ。マーク・ラファロが映画化を熱望この驚くべき記事は、マーベル・シネマティック・ユニバースのブルース・バナー/ハルク役で人気を博した実力派俳優マーク・ラファロの心を動かすことに。環境活動家でもあるラファロが、プロデューサーを兼任し、映画化にいたった。マーク・ラファロやアン・ハサウェイら豪華キャストラファロが演じるのは、巨大企業にたったひとりで立ち向かった実在の弁護士ロブ・ビロット。ラファロは本人への取材を行うなど入念な役作りをこなし、静かな迫力をみなぎらせた渾身の演技をみせる。ロブをスーパーヒーローでも聖人でもない、生身の人間として体現した。脇を固めるキャストも実力派揃い。『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアン・ハサウェイや、『ミスティック・リバー』で同じくアカデミー賞助演男優賞を受賞したティム・ロビンス、『インデペンデンス・デイ』『ロスト・ハイウェイ』のビル・プルマンらが存在感を示す。<主な登場人物&キャスト>弁護士ロブ・ビロット...マーク・ラファロロブの最大の理解者である妻サラ...アン・ハサウェイロブの威厳ある上司タープ...ティム・ロビンスロブの弁護団に加わるベテラン弁護士...ビル・プルマン『エデンより彼方に』トッド・ヘインズが監督ラファロから直接オファーを受け、メガホンを取ったのはトッド・ヘインズ。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『ベルベット・ゴールドマイン』『キャロル』『ワンダーストラック』、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた『エデンより彼方に』などで知られる鬼才が、実話に基づく社会派リーガル・ドラマに挑む。<映画『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』あらすじ>1998年、オハイオ州の名門法律事務所で働く企業弁護士ロブ・ビロットが、思いがけない調査依頼を受ける。ウェストバージニア州パーカーズバーグで農場を営むウィルバー・テナントは、大手化学メーカー、デュポン社の工場からの廃棄物によって土地を汚され、190頭もの牛を病死させられたというのだ。さしたる確信もなく、廃棄物に関する資料開示を裁判所に求めたロブは、“PFOA”という謎めいたワードを調べたことをきっかけに、事態の深刻さに気づき始める。デュポンは発ガン性のある有害物質の危険性を40年間も隠蔽し、その物質を大気中や土壌に垂れ流してきたのだ。やがてロブは7万人の住民を原告団とする一大集団訴訟に踏みきる。しかし強大な権力と資金力を誇る巨大企業との法廷闘争は、真実を追い求めるロブを窮地に陥れていくのだった……。【詳細】映画『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』公開日:2021年12月17日(金)出演:マーク・ラファロ、アン・ハサウェイ、ティム・ロビンス、ビル・キャンプ、ヴィクター・ガーバー、ビル・プルマン監督:トッド・ヘインズ2019 年/アメリカ/英語/126 分/ドルビーデジタル/カラー/スコープ/原題:DARK WATERS/G/字幕翻訳:橋本裕充
2021年10月03日トッド・ヘインズ監督とマーク・ラファロ、アン・ハサウェイら実力派キャストの豪華タッグで贈る『DARK WATERS(原題)』が、邦題『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』として、日本公開されることが決定。併せてポスタービジュアルが解禁となった。1998年、オハイオ州の名門法律事務所で働く企業弁護士ロブ・ビロットのもとに、思いがけない調査依頼が舞い込む。ウェストバージニア州パーカーズバーグで農場を営むウィルバー・テナントが、大手化学メーカー・デュポン社の工場廃棄物によって土地を汚され、190頭もの牛を病死させられたというのだ。さしたる確信もなく、廃棄物に関する資料開示を裁判所に求めたロブは、“PFOA”という謎めいたワードを調べたことをきっかけに、事態の深刻さに気づき始める。デュポン社は発ガン性のある有害物質の危険性を40年間も隠蔽し、その物質を大気中や土壌に垂れ流してきたことが分かったのだ。やがてロブは7万人の住民を原告団とする一大集団訴訟に踏みきる。しかし強大な権力と資金力を誇る巨大企業との法廷闘争は、真実を追い求めるロブを窮地に陥れていくのだった…。マーク・ラファロ本作製作のきっかけは、2016年1月6日のニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたある記事だった。そこには、米ウェストバージニア州のコミュニティを蝕む環境汚染問題をめぐり、ひとりの弁護士が十数年にもわたって巨大企業との闘いを繰り広げてきた軌跡が綴られていた。そしてこの驚くべき記事は、マーベル・シネマティック・ユニバースのブルース・バナー/ハルク役で絶大な人気を博した実力派俳優マーク・ラファロの心を動かし、環境活動家でもあるラファロは、プロデューサーも兼任してこの実話の映画化に向けて動き出した。ラファロは実際のロブ・ビロット本人への取材を行うなど入念な役作りをこなし、静かな迫力をみなぎらせた渾身の演技を披露。ロブをスーパーヒーローでも聖人でもない生身の人間として体現し、観る者の深い共感を呼び起こす。共演には『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアン・ハサウェイがロブの最大の理解者である妻サラに扮し、『ミスティック・リバー』で同じくアカデミー賞助演男優賞を受賞したティム・ロビンスがロブの威厳ある上司タープを演じる。さらに『インデペンデンス・デイ』『ロスト・ハイウェイ』のビル・プルマンが、ロブの弁護団に加わるベテラン弁護士役で出演する。アン・ハサウェイそしてラファロからの直々のオファーを快諾し、本作の監督を務めたのはトッド・ヘインズ。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『ベルベット・ゴールドマイン』『キャロル』『ワンダーストラック』、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた『エデンより彼方に』などで知られる鬼才が、実話に基づく社会派リーガル・ドラマという新境地に挑み、卓越した語り口で観る者を魅了する。また、併せてポスタービジュアルも解禁。ラファロ演じる主人公ロブが真っ暗な部屋で一つの明かりを灯し、膨大な資料を読み漁っている姿が切り取られている。さらに「真実に光をあてるために どれだけのもの失う覚悟があるのか―」と添えられたコピーにより、無謀とも思える巨大企業との闘いに挑んだロブの苦難と葛藤が垣間見えるビジュアルとなっている。『ダーク・ウォーターズ巨大企業が恐れた男』は12月17日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 2021年12月17日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.
2021年09月29日全米で大ヒットスタートを切った『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』。本作でジョン・クラシンスキー監督やエミリー・ブラントから絶大な信頼を寄せられる、いま大注目の実力派若手俳優ミリセント・シモンズとノア・ジュプに迫った。前作にも増してエヴリン一家が更なる恐怖に襲われ、数々の窮地に追い込まれる本作。引き続き、アボット家の姉弟を演じるのはミリセント・シモンズとノア・ジュプ。姉・リーガンを演じるミリセント・シモンズは、役柄と同様に聴覚障がいを持つ女優。カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを争ったトッド・ヘインズ監督の『ワンダーストラック』(17)でアメリカ全国規模でのオーディションの末、メインキャストの1人で耳が聞こえない少女・ローズ役に抜擢され、2017年の放送映画批評家協会賞で最優秀若手俳優賞にノミネートされた。本作においても、母・エヴリン役のエミリーも圧倒されたというリアリティのある演技で前作に引き続き作品に深みを与えている。そして、弟・マーカスを演じるのは、あどけない表情が印象的なノア・ジュプ。映画製作者の父と女優の母のもとに生まれ、2015年から子役としてTVドラマや映画に出演。『ワンダー 君は太陽』(17)ではジェイコブ・トレンブレイ演じる主人公の親友役として温かく、愛くるしい演技を披露し、前作『クワイエット・プレイス』公開後に出演したアルマ・ハレル監督の『ハニーボーイ』では、ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードのブレイクスルー俳優賞や、インディペンデント・スピリット賞の助演男優賞にノミネート、伸びしろのある演技力で映画界を魅了している。これまでジョージ・クルーニーやマット・デイモン、クリスチャン・ベール、ニコール・キッドマン、ヒュー・グラントなど錚々たるハリウッドスターと共演を果たしており、本作においてもその堂々たる存在感を遺憾なく発揮している。いつ泣き出すか分からない生まれたばかりの乳児を抱えて、外の世界を彷徨うこととなる最新作では、ミリセントとノアが演じる子どもたちの成長も大きな見どころ。前作では親に守られる側にいた姉弟が活躍する場面も今作では大幅に増えているという。前作で監督と父のリー役を務め、今作でも引き続き監督を担当したジョンにとっては、才能あふれる若い役者たちが成長を続けていく様子を目にするのは日々の喜びだったそう。「世に出ていった二人が、役者としてずいぶん成長して戻ってきただけでなく、以前と変わらない素晴らしい人間であり続けていたことに驚きました。二人は役に深く入り込み、こちらが想像もしていなかったようなニュアンスまで加えてくれました」と賞賛のコメントを寄せ、「ミリー(ミリセント)とノアは、これまでに仕事をしたなかで最高の役者たちだ」と太鼓判を押している。エヴリンが地下でショットガンの撃鉄を引いた前作のエンディングの5秒後から物語が続いていく、という本作。姉弟は果たして、どのように困難に立ち向かっていくのか、何度も立ち上がり続ける2人の熱演も見逃せない。『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』は6月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クワイエット・プレイス破られた沈黙 2021年6月18日より全国にて公開©2020 Paramount Pictures. All rights reserved.
2021年06月05日ルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマン、ケイト・ブランシェットらがテレンス・マリック監督のもとに集結した『ソング・トゥ・ソング』。豪華俳優陣が顔を揃える本作から、『キャロル』『ラ・ラ・ランド』を彷彿とさせる新場面写真が到着した。2016年に劇場公開され、映画ファンや批評家たちを熱狂させ熱い支持を得たトッド・ヘインズ監督の『キャロル』。作品と共に絶賛されたルーニー・マーラ×ケイト・ブランシェットのタッグを、本作『ソング・トゥ・ソング』では再びスクリーンで目にすることができる。1950年代のニューヨークを舞台に強く惹かれ合う2人の女性の恋を描いた『キャロル』では、互いを愛する役を演じた2人だが、本作ではライアン・ゴズリング演じる売れないソングライターに恋する女性として登場している。また、2017年に劇場公開され日本でも大ヒットしたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』で売れないジャズピアニストを演じたライアンが、『ラ・ラ・ランド』以来再びミュージシャン役として出演。同作では恋人と結ばれずほろ苦い結末を迎えたが、本作では想いを寄せるルーニー演じるフェイと結ばれ、幸せを掴むことができるのか?近年の名作とはまた違った役回りを演じるキャスト陣にも注目だ。『ソング・トゥ・ソング』は12月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年11月24日ヘインズ(Hanes)とビオトープの別注企画「ヘインズ フォー ビオトープ(Hanes for BIOTOP)」より、2020年春夏シーズンの新作Tシャツが登場。全3型いずれも2枚セットのパックで、2020年3月にビオトープ全店および全国のアダム エ ロペ(ADAM ET ROPÉ)直営店にて発売される。モックネックTシャツユニセックスで登場する「モックネックTシャツ(Mock-Neck T-Shirt)」は、メンズでもオーバーサイズで着ることが出来るゆとりのあるサイズ感が特徴。ヘインズがウィメンズのみで展開する「ボーイフレンド ビッグTシャツ」をベースにしており、今回の別注では着丈、身幅、アームホール、袖丈に至るまでリサイズした。SからXLまでの4サイズ、ホワイトブラックの2カラーで展開する。コンパクトTシャツ「コンパクトTシャツ(Compact T-Shirts)」は、ヘインズのヴィンテージキッズTシャツをベースにしたコンパクトなサイズ感のウィメンズTシャツ。適度な伸縮性とやや透け感のある素材を使用し、着用と洗濯を繰り返すとヴィンテージのTシャツのような風合いに変化していく点もポイントだ。スリーブレスTシャツ「ヘインズ フォー ビオトープ」毎シーズン好評のウィメンズTシャツ「スリーブレスTシャツ(Sleeveless T-Shits)」に新色のアイスブルーとブラウンが登場。ヴィンテージのカットソーをベースにしたオリジナルのパターンで制作した本アイテムはラフなサイズ感とヘインズ特有の着ていくうちにくたっとしてくる雰囲気が魅力となっている。【詳細】ヘインズ フォー ビオトープ販売店舗:ビオトープ 白金台/大阪/福岡、全国のアダム エ ロペ直営店、オンラインストア■モックネックTシャツ発売日:2020年3月27日(金)価格:2枚パック 5,400円+税サイズ:S、M、L、XLカラー:ホワイト&ブラック■コンパクトTシャツ発売日:3月6日(金)価格:2枚パック 5,400円+税サイズ:S、Mカラー:ホワイト&ブラック■スリーブレスTシャツ発売日:3月6日(金)価格:2枚パック 4,800円+税サイズ:ワンサイズ(Mのみ)カラー:ホワイト&ブラック/アイスブルー&ネイビー/ブラウン&ベージュ【問い合わせ先】ジュンカスタマーセンターTEL:0120-298-133
2020年03月06日まだ寒暖差の激しい桜の季節を楽しんだら日を追うごとに気温は上昇していき、ちょっと汗ばむくらいの夏日も出てくるほど。気候の変化に洋服が追いつけないのがこの時期の悩みでもあります。衣替えをする前の暖かい日から夏真っ盛りまで、基本の服としてオススメしたいのが、『Hanes(ヘインズ)』のメンズラインのTシャツ。女性が着るとちょうどいいゆったりシルエットになり、じつは使えるアイテムなのです。 (トップ画像)ビーフィーTシャツ¥1,620、ジャパンフィット 2枚セット クルーネックTシャツ(2色入り)¥3,024/Hanes 日本人の体型に合わせたシルエットジャパンフィット 2枚セットの白Tシャツ アメリカのカジュアルウェアブランド『Hanes(ヘインズ)』の代名詞ともいえるTシャツは、スタンダードなデザインとコストパフォーマンスの良さが魅力。シンプルなシルエットはずっと変わらないように見えますが、毎年アップデートされていたり、素材も進化していたり、種類も豊富に揃えています。 「ジャパンフィット」は日本人の体型に合わせたシルエットで作られていて、着丈を短くアームホールを絞り、ネックも細めに設定しているので女性が着たときにも馴染みやすいフィット感。今季はほどよい厚みの5.3ozの生地を採用し、従来より透けにくくなっているのもポイントです。2枚組セットでも税込み三千円程度で、コットン 100%のTシャツが白黒のカラーバリエーションが揃うというお得感。どちらも万能カラーなので、このセットがあれば基本は安心ですね。 クラシカルなフォルムが今らしい、定番Tシャツ右からビーフィーTシャツ(ポケット付き)¥2,160、ビーフィーTシャツ¥1,620/Hanes ヘインズの定番アイテム、ビーフィーTシャツはアメリカンなボックスシルエットを求めている人に最適な一枚。牛のようにタフでたくましいことから名付けられたほど、丈夫な作りが自慢です。ヘビーウェイト(肉厚)の生地は洗濯を繰り返しても型崩れしにくく、シルエットを持続。洗うほどに肌になじむコットン素材は、首元など当たりが気になる部分もストレスフリーで着ることができます。 ヘインズのTシャツはパックに包装されているのも、着る前のお楽しみ。クオリティが高い上にコスパもよく、今らしいシルエットに仕上がるメンズTシャツをぜひお試しください。 ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター:kimyongduckstyling:Rina Taruyamatext:Momoko Yokomizo
2019年04月03日ヘインズ(Hanes)より新作Tシャツ「ヘインズ カラーズ(Hanes colors)」が登場。2019年2月末より販売が開始される。「ヘインズ カラーズ」では、クルーネックとVネックの2タイプのTシャツを、ヘインズ史上最大となる24色で展開。ホワイトやブラックなどシンプルな定番色から、オレンジやターコイズのビビッドカラー、アイボリーやサンドといったアースカラーまで取り揃えられる。また、素材には100%リサイクル素材である“recover BLUE”を採用。手に取りやすい価格も魅力で、シンプルで飽きのこないスタンダードなデザインは何枚持っていても困らない。【詳細】ヘインズ カラーズ発売日:2019年2月末価格:クルーネック・Vネック 各1枚 1,500円+税サイズ展開:S、M、L、XL<展開カラー>ホワイト、アイボリー、ペールピンク、オレンジ、レッド、カーディナル、サンド、ヘザーイエロー、マスタード、アイスグリーン、ヘザーグリーン、ディープグリーン、ターコイズ、ヘザーサックス、ストーンウォッシュブルー、ロイヤルブルー、ヘザーブルー、ネイビー、ホワイト×ブルー、アクセント、ヘザーグレー、ヘザーチャコール、ブラック×ホワイト、ブラック
2019年02月24日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Bright Black World』Todd Hido20年以上にわたり、無造作で謎めいた郊外の風景、荒涼とした景色様式的なポートレートを通して写真による物語を紡ぎだしてきたトッド・ハイド(Todd Hido)の新しいモノグラフ。トッド・ハイドは、すぐに身近に感じるけれども知らない場所、歓迎されているようでもありながら不安をかきたてるような場所を捉えながら北米を横断してきた。彼の新しいイメージの多くは、北欧の神話、特に「Fimbulwinter(終わりのない冬)」の思想の影響を強く示し、果てしない冬という黙示録的な考えを暗示しそのための形式を提示している。北欧風景の持つ暗い地形やトッド・ハイドを魅了した日本の北海までに及ぶ地域を探検した後、彼はいくつかの場面に呼び戻された。撮影をアメリカ合衆国外の地域に広げたトッド・ハイドの新境地が示される。初版3,000部限定ポスター付き。【書籍情報】『Bright Black World』写真:Todd Hido出版社:NazraeliI Press言語:英語ハードカバー/104ページ/300×430mm発刊:2018年価格:1万500円■Shelfオフィシャルサイトで『Bright Black World』を購入する
2018年09月22日全米で公開されるや、並み居る歴代のホラー映画の記録を打ち破り、社会現象とも呼べる熱烈な盛り上がりとなった『A QUIET PLACE』(原題)が、『クワイエット・プレイス』の邦題で9月28日(金)に日本公開されることが決定した。■あらすじ舞台となるのは、音に反応して人間を襲う“何か”により、人類が滅亡の危機に瀕した世界。そこでは、あるルールを守り生き延びる1つの家族がいた。「決して、音を立ててはいけない」。その“何か”は音にだけ反応するため、その“何か”に物音を聞かれると即死する。手話を使い、裸足で歩き、道には砂を敷き詰め、静寂と共に暮らす彼らに、想像を絶する恐怖が降りかかる――。■おしどり夫婦、エミリー・ブラント&ジョン・クラシンスキーが強力タッグ!主演は、『Mary Poppins Returns』(原題)の公開も控えるエミリー・ブラント。『プラダを着た悪魔』のアシスタント役から、アクション大作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のヒロイン役までこなせる実力派女優が、静寂に包まれた世界で3人の子どもを育てる母親・エヴリンを演じる。そして、彼女を支える夫・リー役には、実生活でもエミリーとおしどり夫婦で知られる『プロミスト・ランド』の演技派ジョン・クラシンスキーが扮し、監督も務めている。また、聴覚障害を持った娘役を、自身も役柄と同じ障害を持ち、『ワンダーストラック』(トッド・ヘインズ監督)にも抜擢された新星ミリセント・シモンズが好演。そして、息子役を務めるのは、『ワンダー 君は太陽』『サバービコン 仮面を被った街』と出演作が続く注目子役ノア・ジュプ。製作は『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイと、その製作会社「プラチナム・デューンズ」が手がけている。■スティーヴン・キングらがこぞって大絶賛!4月6日(金)の全米公開後、全世界で興行収入3億ドルを突破。シリーズ・続編を除くオリジナルの作品で2018年度No.1を記録している本作。「バラエティ」「ハリウッド・リポーター」「ローリング・ストーン」「タイム」など名だたる媒体が大絶賛しているほか、ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングや、俳優のクリス・プラット、ライアン・レイノルズらがこぞってSNS上で作品を絶賛するなど、作品への賞賛はとどまるところを知らず、世界最大映画批評サイト「ロッテン・トマト」では、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』をはるかに超える驚異の95%を現在も維持している。『クワイエット・プレイス』は、9月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月31日『エデンより彼方に』『キャロル』のトッド・ヘインズ監督が、マーティン・スコセッシ監督『ヒューゴの不思議な発明』の原作者ブライアン・セルズニックのベストセラー小説を映画化した『ワンダーストラック』。現在公開中の本作から、この度、ヘインズ監督の美術へのこだわりに迫る特別映像がシネマカフェに到着した。本作は、1977年のミネソタに住む母親を亡くした少年ベンと、1927年のニュージャージーに住む聴覚障がいの少女ローズという2人の子どもたちを主人公に、見失ってしまった大切なものを探しに旅に出るという“2つの物語”が交互に語られていく。1927年と1977年という別々の世界で生きるローズとベンを繋げる存在となる、物語のキーアイテムとなるのが“驚きの飾り棚”。15世紀から18世紀にヨーロッパで流行した、古今東西の様々な珍品を集めて展示を楽しんだ陳列棚で、英語でCabinet of Curiosities、ドイツ語で“Wunderkammer”(驚異の部屋)とも。もともと王侯貴族や土地の支配者が珍奇なものを集めて客に披露する個人的コレクションだったが、ヨーロッパ全土に広まり、珍しい動植物や鉱物の標本、最先端の技術で作られたからくりなど、多岐にわたり収集されるようになり、博物館の発展につながったといわれている。劇中では、自分の居場所を求めニューヨークの街にやってきたローズとベンがそれぞれの時代でこの驚きの飾り棚を見つけ、思いもよらぬ運命を手繰り寄せることとなる…。到着した映像では、見事な美術セットの制作裏が明かされる。本作の原作者であり脚本も手掛けたセルズニック氏は、「よく人に僕が思い描いたとおりのものだったかと聞かれるんだけど、夢の世界に入り込んだようだったよ」「美術のマーク・フリードバーグは僕が描いた飾り棚のイメージを基に、はるかに素晴らしい空間を作り上げてくれた」と語り、泣きそうになりながらマークにハグする様子も。また、主人公のローズとベンがこの驚きの飾り棚と出会うシーンも映し出され、ローズ役のミリセント・シモンズは「すごい。とってもステキ」と驚きの声を上げる姿も確認することができる。ヘインズ監督は、「その飾られ方にも意味や文脈がある」と語る驚きの飾り棚。アフリカの業者やアンティーク小道具店、剥製専門店、さらには人骨を扱っている業者など、様々なところから収集した珍品が飾られているこの大迫力のセットをぜひ、劇場のスクリーンで確認して欲しい。『ワンダーストラック』は新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーストラック 2018年4月、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC
2018年04月10日この春の話題作『ワンダーストラック』!【映画、ときどき私】 vol. 1521977年、ミネソタ。母親を交通事故で亡くし、伯母の家で暮らすこととなった少年ベン。父親とは一度も会ったことはなく、しかも母は名前すら教えてくれなかった。ところがある夜、母の遺品から父親の手がかりとなるものを発見。落雷事故によってベンは耳が聞こえなくなってしまうものの、父を探すためにひとりでニューヨークへと向かうことに。1927年、ニュージャージー。生まれつき耳の聞こえない少女ローズ。母親はおらず、厳しい父親によって育てられていた。そしてある日、ローズは心の支えでもある憧れの女優リリアンがニューヨークの舞台に出演すると知り、ひとりでニューヨークへと旅立つのだった。新たな一歩を踏み出したベンとローズを結ぶ謎の絆とは……?そこで今回は本作の監督を務め、「新境地にして最高傑作」といわれるほどの注目を集めているこちらの方にお話を聞いてきました。それは……。ハリウッドの名匠トッド・ヘインズ監督!『アイム・ノット・ゼア』や『キャロル』など、これまでも国際的に高い評価を得ているヘインズ監督。約20年ぶりとなる来日で、この作品の撮影秘話や自らの思いを語ってもらいました。監督にとっては初めて子どもを主人公に迎えた作品となりましたが、意識したことは?監督そもそも本作の原作者であり脚本も手掛けたブライアン・セルズニックが、若くて幼い子どもたちのマインドを心からリスペクトしているんだ。つまり子どもたちがどんなに大きな挑戦でも、大人から見ても怖いような状況でも向き合って前に進んでいく、そうやって自分の人生を歩んでいくことができるという彼らの力をきちんと描いているんだよね。2人の子どもが聴覚を失ったなかでもそれぞれの人生を突き進んでいくんだけど、それだけではなくて、50年という時を隔てた形で物語が展開していくというコンセプトもすごく美しいなと惹かれたところなんだ。それに、この物語を描くためには、セリフ以外の”言語”をたくさん持ち合わせている映画というメディアが必要なんじゃないかというふうにも感じたからなんだよ。本作ではニューヨークが舞台の中心となりましたが、監督自身にも思い出があれば教えてください。監督僕が初めてニューヨークに行ったのは9歳のときで、祖父母と一緒だったんだ。ロス育ちだった自分にとって、当時の大都市といえばニューヨークやサンフランシスコだったから、とにかくスリリングでワクワクしていたよ。ビジネスマンやいろいろな人が足早にぶつかったりして、すべてがものすごいスピードで動いているなという印象を受けたね。あとは、やっぱりタクシーかな。乱暴な運転と何百万人が座ったんだろうというレザーの匂いとかね(笑)。でも、本当に生命力や人、アクションにあふれている街だと感じたよ。では、そういうところも作品には反映させていましたか?監督そうだね。もちろん反映しているけれど、自分が子どものときに体験したニューヨークと今回のベンとでは体験の仕方にずいぶん違いがあるよね。というのも、ベンにはちゃんとミッションがあって、ものすごい覚悟と強さを持って突き進んでいるからなんだ。僕みたいに車やスピード感がどうのこうのということに目が行っているのではなく、答えを求めてそこに到達するためにまい進しているわけで、そこが物語としてはおもしろいと思うんだよね。実はローズにも同じようなところがあって、自分の気持ちを止めることができないんだけど、逆に言えば、それが子どものときならではの資質というか、ひとつ決めたらそこにまっすぐ行くというものを反映しているように思うよ。今回の見どころといえば、何と言っても子どもたちのみずみずしい演技。本作に登場するのは、天才子役といわれているベン役のオークス・フェグリーくん(写真・左)とベンと親しくなる少年ジェイミー役ジェイデン・マイケルくん(写真・右)、そしてこの作品に欠かせないのはローズ役のミリセント・シモンズちゃん(写真・下)。彼女だけは実際に聴覚障害を持っているようですが、キャスティングした決め手は何でしたか?監督全米の聴覚障害者の子どもからオーディションテープを送ってもらっていて、そのなかにミリーがいたんだけど、彼女はあるフリップを持って映っていたんだ。そこには、「私についての2つのこと。1、私は家族をとても愛しています。2、私は耳が聞こえないことが大好きです。手話は最高でとても美しいものなのよ」と書いてあったんだよ。テープのなかでは、この内容を手話でもやってくれていたんだけど、ミリー自身が感じていることを体でどう表現しているのか、というのをこの目で見ることができたんだ。そのときにあふれる生命力や彼女の持つ強さみたいなものをすごく感じて、「ああ、特別な子に巡り合えた!」とひとめぼれしたんだよね。そのときは助監督と一緒にいたんだけど、普段はまったく感情を顔に出さない彼がそれを見て泣いていたくらいなんだよ(笑)!ということは、すぐに彼女で決定したのですか?監督とはいえ、オーディションテープを見ただけでは、映画作りというプロセスをちゃんと乗り切ってもらえるのか、他の役者と並んだときに負けないか、そしてカメラが回っているという状況で果たして演技ができるのかということは未知数だったんだ。でも、彼女とオーディションをやっていくなかで、なるべく客観的に見るようにしていたら、どんどん彼女の強さというものを感じることができて驚かされたよ。本人はエネルギーがあふれている女の子なんだけど、カメラに映るときはものすごい落ち着きと存在感を持っているんだ。それは経験値のあるプロの役者さんにもめずらしい資質。彼女は役者としては新人で、子どもで、しかも聴覚障害を持っているのに本当にすごいと思ったよ。当代随一の女優であり、共演者でもあるジュリアン・ムーアも「ミリーは奇跡ね」と言っていたくらいなんだ。撮影中の子どもたちの様子はいかがでしたか?監督実はちょっとしたエピソードがあって、撮影しているときにミリーとジェイデンの間に少し恋が生まれていたんだ。それで、撮影中の週末にお互いの両親と一緒に遊園地へ遊びに行ったんだけど、アトラクションの列に並んでいたら、なんと2人の後ろにオークスも並んでたんだって(笑)。別にオークスはデートの邪魔をしたわけではなくて、すごい偶然だねって喜んだみたいだけどね。劇中で3人が同じシーンはないんだけど、現場ではみんないつも一緒で、特にジェイデンは手話を本当に学んでいてすごく上手だったんだよ。オークスも手話ができるから、それでコミュニケーションを取っていたみたいなんだ。今回、聴覚障害を体験するために、ノイズキャンセリングヘッドフォンをつけてニューヨークの街を歩いたというオークスくんと監督。その体験が作品を作るうえで活かされたところはどんなところですか?監督いまでもくっきりとはっきりと覚えているくらい思い出深い経験だったよ。雑多なニューヨークの街のなかで自分の見ている情報というのが視覚に直結してみえるような感覚だったんだ。それから嗅覚とか触覚とかの感覚が鋭くなっているなというのもあったよ。とはいえ、健常者が3時間くらいヘッドホンをして「ほかの感覚が鋭くなってね」というのは簡単なんだけど、本当にそういう感覚を味わったし、ほかのものから隔離されているような感じもあったんだよね。だから、それを映像で表現するときには、たとえばベンが何かを見ているシーンなら、通常なら全体的に焦点を合わせていたものを、前景と背景が多少ぼやけていてもいいから彼が見ているものだけに焦点を当てるようにしたんだ。あとは、バスのなかで聞こえてくる人の声も奇妙な音にしているんだけど、それも自分たちが聞いたのと近いものにしたんだよ。劇中ではオスカー・ワイルドの名言が壁に貼ってありますが、監督にとって大事な言葉があれば教えてください。監督僕も書斎の壁にはいろいろなものを貼っていて、たとえばデヴィッド・ボウイが亡くなったときの素晴らしい記事とか、いま温めている企画がフロイトについてだからその資料とか、あとは『キャロル』のものもまだあったりするよ。ただ、何かひとつのモットーや誰かの名言みたいなのは特にないかな。でも、きっと1時間後くらいに「ああ言っておけばよかった!」って思い出すのかもしれないね(笑)。迷える大人たちにこそ広がる感動!小さな体にも関わらず、大きな一歩を踏み出す子どもたち。その力強い姿からは、人生でどんな壁にぶつかったとしても、乗り越える力は誰にでもあることを教えてくれるはず。新生活を迎えたばかりで不安な気持ちを抱えているなら、子どもたちの勇気に背中を押されてみては?心に響く予告編はこちら!作品情報『ワンダーストラック』4 月 6 日(金)、 角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、ヒューマント ラストシネマ渋谷他全国ロードショー配給:KADOKAWAPHOTO : Mary Cybulski© 2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC大人になると子どもの見本になるような存在でいなければいけないと思いがちですが、実際は大人でも子どもたちから学ぶことは多いもの。そこで、今回は自らの力で道を切り開こうとする子どもたちを描いた映画をご紹介します。それは……。
2018年04月05日『メリー・ポピンズ』続編の公開も控えるエミリー・ブラントが主演、夫のジョン・クラシンスキーが共演・監督を務めたサバイバルホラー最新作『クワイエット・プレイス/A Quiet Place』(原題)が、現地時間4月6日より全米公開。それに合わせて、NYプレミアが同4月2日に開催され、エミリー&ジョン夫妻をはじめ、2人の子どもたちを演じるミリセント・シモンズ、ノア・ジュペらが登場した。■あらすじ“音を立てたら、即死”――舞台となるのは、音に反応して人間を襲う“何か”により、人類が滅亡の危機に瀕した世界。そこでは、あるルールを守り生き延びる1つの家族がいた。「決して、音を立ててはいけない」。その“何か”は音にだけ反応するため、その“何か”に物音を聞かれると即死する。手話を使い、裸足で歩き、道には砂を敷き詰め、静寂と共に暮らす彼らに、想像を絶する恐怖が降りかかる――。■全米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で驚異の100%!3月に開催された様々なエンターテインメントが集う世界最大マルチメディアの祭典「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)2018」でお披露目されると、そのスリリングなシチュエーションと息つく暇もない恐怖に、大絶賛の嵐が巻き起こったという本作。その後も、激賞の声は留まることを知らず、世界最大映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、アカデミー賞ノミネート作『ゲット・アウト』や日本でもスマッシュヒットした『ドント・ブリーズ』を超える驚異の“100%”という、ホラー映画としては前代未聞のスコアを叩きだし、大きな話題を集めている(4月2日現在)。■エミリー・ブラント、夫の監督作でサバイバルホラーに挑戦静寂に包まれた世界で3人の子どもを育てる母親エヴリン役には、『Mary Poppins Returns』(原題)からアクション大作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』までこなせる実力派女優エミリー・ブラント。彼女を支える夫リー役には、実生活でもエミリーとおしどり夫婦で知られる『プロミスト・ランド』『13時間 ベンガジの秘密の兵士』の演技派ジョン・クラシンスキーが扮し、監督も務めている。また、聴覚障害を持った娘役を、自身も役柄と同じ障害を持ち、『ワンダーストラック』(トッド・ヘインズ監督)にも抜擢された新星ミリセント・シモンズが好演。製作は『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイと、その製作会社「プラチナム・デューンズ」が手がけている。■プレミアにはブレイク・ライヴリー&ライアン・レイノルズ夫妻の姿も!音に反応する“何か”により人類が死滅の危機にさらされた世界で、「決して、音を立てない」というルールを守り生き延びる家族に降りかかる恐怖を描いた本作。プレミア会場には、黒を基調とした装飾に鮮やかなレッドカーペットが敷かれイベントがスタート。豪華キャスト・スタッフ陣を一目見ようと、多くのファンとマスコミ陣が会場に詰めかけ、熱気に包まれるなか、主演のエミリーがワインレッドとフリルのピンクの組み合わせが美しい「オスカー・デ・ラ・レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」のドレスで登場、出演と監督を兼ねるジョンら豪華な面々が続々と姿を見せた。さらに、ブレイク・ライヴリー&ライアン・レイノルズ夫妻や、エミリーの義兄でもある『プラダを着た悪魔』スタンリー・トゥッチ、『ワイルド・スピード』シリーズのジョーダナ・ブリュースターら豪華セレブたちの姿も!会場は歓声に包まれ、大盛り上がりとなった。■エミリー・ブラント「とても愛着を持てる特別な作品」エミリーは「この作品に関わった全ての人にとって、とても愛着を持てる特別な作品となりました」と手応えを語り、夫のリー役を演じたジョンは、自ら監督も務めた本作について「これだけ1本の作品に尽力したことはなく、最も興味深い体験になった。しかも、それを妻と共に成し遂げたので最高だったよ」と撮影をふり返り、「是非また彼女と一緒に仕事をしたいね」と夫婦共演の喜びをコメント。また、とても奇抜なアイデアを脚本にまとめ上げた注目の新鋭脚本家コンビのブライアン・ウッズとスコット・ベックは、「無音の静寂とそれを断ち切る恐怖の連続に、観客はほかでは経験したことのないような、予測不可能なジェットコースターに乗ったような経験をすることになる」と作品のオリジナリティ溢れる恐怖体験に自信をのぞかせた。エミリーとジョンはプレミアの間、共演した子役のミリセントとノアと終始コミュニケーションを取り、まるで本当の家族のような絆を見せ、ファンサービスも熱心にこなしながら熱狂的な雰囲気に包まれたプレミアイベントを過ごしていた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メリー・ポピンズ 2013年8月24日よりMOVIE ON やまがたにて上映Mary Poppins Returns (原題) 2018年12月25日公開予定
2018年04月05日ロシア、アメリカ…数多の才能から見いだされた子役たちと、世界の名匠や鬼才監督がタッグを組んだ映画が、この春、続々公開される。ロシアからは、かねてより子役の演出にも定評のあるアンドレイ・ズビャギンツェフ監督が大人の間に挟まれ、愛の結晶であるはずのわが子の失踪を起因として人間関係を鋭く描き出し、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『ラブレス』。また、『キャロル』の名匠トッド・ヘインズ監督は最新作『ワンダーストラック』で時代を越えた2人の子どもの絆を、『ウォールフラワー』のスティーブン・チョボスキー監督は『ワンダー 君は太陽』で生まれ持った個性を受け入れ認め合う姿を温かく見つめた。世界中の映画祭で話題をさらった、この3作品の子役たちの名演に注目した。■マトヴェイ・ノヴィコフ/『ラブレス』4月7日(土)全国公開失踪した息子を追う身勝手な両親が見つけるのは、本当の愛か、空虚な幸せか初長編『父、帰る』(03)でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞し、センセーショナルなデビューを果たしたズビャギンツェフ監督の最新作にして、最高傑作との呼び声が高い本作は緊張感が緩むことなく進んでいく不穏なサスペンス。それぞれすでに別のパートナーがおり、早く新しい生活を始めたいと苛立ちを募らせる離婚協議中の夫婦の元には、12歳になる息子のアレクセイがいた。自分をどちらが引きとるかについての口論を耳をふさぎながら聞いていたアレクセイは、ある朝、学校に出かけたまま行方不明になってしまう。彼らは自分たちの未来のために息子を探すが…。ある夫婦の物語が軸としてある中で、出演シーンこそ少ないものの圧倒的な存在感を見せているのが、マトヴェイ・ノヴィコフ。大人たちの身勝手に涙するその姿をみた途端に、彼のその瞳に引き込まれ、ラストまで目が離せなくなるはず。そんな息子の行方を追う両親が、あまりにも大切な存在を見失って初めて見つけたものとは…?映画史に残る慟哭のクライマックスは見逃せない。■オークス・フェグリー&ミリセント・シモンズ/『ワンダーストラック』4月6日(金)全国公開居場所をなくした子どもたちが勇気を出して踏み出す、人生という名のワンダーランド『キャロル』『エデンより彼方に』のヘインズ監督の新境地であり、デヴィッド・ボウイの名曲にのせて奏でる物語。ベンはまだ見ぬ父に、ローズは憧れの女優に、それぞれの大切な人に会うためにニューヨークへ旅立つ。新たな一歩を踏み出した2人は謎の絆に引き寄せられながら、大停電の夜、自然博物館に迷い込む――。2つの時代を行き来する壮大な世界観の中、母親を亡くした少年と耳の聞こえない少女という、愛する人も居場所も失くした2人が初めてぶつかる人生の壁を懸命に越えようとする姿を描き出す。『ピートと秘密の友達』で天才子役の称号を手にしたオークス・フェグリーと、役柄と同様に自身も耳がきこえずオーディションでヘインズ監督をひと目ぼれさせたミリセント・シモンズが、それぞれ主人公の少年ベンと少女ローズを見事に演じている。いまなお壁にぶつかる大人たちに、人生のきらめきを取り戻す術を教えてくれる物語が誕生した。■ジェイコブ・トレンブレイ/『ワンダー 君は太陽』6月全国公開10歳で初めて学校に行ったその日から、僕のワンダーな旅がはじまった――全世界で800万部以上を売り上げたR・J・パラシオのベストセラー小説を、チョボスキー監督・脚本で映画化。それぞれの個性を尊重し、お互いを受け入れることをまっすぐに描いた心揺さぶるヒューマンドラマだ。幼い頃からずっと母イザベル(ジュリア・ロバーツ)と自宅学習をしてきたオギー(ジェイコブ)は、小学5年生になって初めて学校へ通うことに。クラスメイトと仲良くなりたいという彼の思いとは裏腹に、その外見から、奇異な目で眺められたり避けられたりするオギーだったが、彼の行動によって同級生たちは少しずつ変わっていく。『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたブリー・ラーソンと共に極限下の世界で生きた母子を演じ、世界中から注目を集めた天才子役ジェイコブ・トレンブレイが、外見に生まれつきの障がいを抱える少年という難しい役どころを熱演する。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーストラック 2018年4月、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLCラブレス 2018年4月7日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2017 NON-STOP PRODUCTIONS - WHY NOT PRODUCTIONSワンダー 君は太陽 2018年6月よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2017 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC and Walden Media, LLC. All Rights Reserved.
2018年03月30日