2017年7月5日 16:00
【インタビュー】キアヌ・リーブス 美しいアクションの裏に光る努力「求めるレベル以上を目指したい」
本当にスゴいよ!」と大絶賛する。一方、キアヌは、「ジョン・ウィックの世界観をより広げたい」という監督の強い意志に応えることが原動力になった。
「チャドから最高のチャンスを与えてもらって撮影は本当に楽しかった。でも、彼が目指しているレベルは非常に高い。彼が求めているレベル以上を目指したいのに、それができない、応えられない、そういうときが一番つらかった。たとえば、銃のリロード(装填)とかだね。(利き手の)反対側の手でもできたらよかったんだけど…」と、自らに課しているものが大きすぎる!
そんなキアヌだからこそ、監督はほかではやっていないアクションに挑戦したくなるのだろう。アクション映画の多くは、スピード感を保つために銃弾がなくなるシーンや装填するシーンは見せない工夫をするが、この映画は違う。
監督が説明する。
「この映画では、敢えて引きの画で撮ってリロードシーンを見せることにした。実際に銃弾がなくなったときにどうなるのか、ジョン・ウィックならどう対処するのか、思い切って見せることにしたんだ。それによってユーモアも入れることができた。装填の作業は発疱するよりも難しい。キアヌはかなり練習して演じてくれた」。