くらし情報『【インタビュー】“リアル”の追求者C・ノーランが初めて挑む実話…「やりがいのある挑戦だった」』

【インタビュー】“リアル”の追求者C・ノーランが初めて挑む実話…「やりがいのある挑戦だった」

それで観客は、パイロットたちが見ている光景そのものを目にして、彼らが把握していることだけを、観客も同様に把握する。同じように、ボートの上でも、カメラとともに観客の視点もボートの上にあって、そこから出ることはない。まさしく兵士たちとともに船の上にいて、交戦地帯に近づいていく気分になるんですよ」。

さらに、こうした大胆な手法の構成は、大部分がIMAXフィルムによって撮影されている。「特にこの映画では、言葉より映像から伝えるストーリーを重視したので、映画のほとんどのシーンをIMAXフィルムで撮影しました」とノーラン監督は言う。

「IMAXフィルムを使った理由は、現代の映画鑑賞という体験の可能性を最大限に引き出したいという思いから。観客が行ったことのない場所へ連れて行き、劇場にいる人全員で体感できる映画鑑賞こそが、私の考える“シネマ・エクスペリエンス(映画体験)”なんです。特にフィルムを用いたIMAX形式は、最も高い解像度を映し出すことができるので、3Dメガネを使わなくとも観客に“没入体験”を提供できます。
IMAXフィルムは、映画の題材そのものを全面に引き出すことができる一種の方法だと、私は考えています」。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.