くらし情報『【インタビュー】“リアル”の追求者C・ノーランが初めて挑む実話…「やりがいのある挑戦だった」』

2017年8月9日 10:00

【インタビュー】“リアル”の追求者C・ノーランが初めて挑む実話…「やりがいのある挑戦だった」

『ダンケルク』(C)2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
とはいえ、IMAX フィルム・カメラは撮影時に轟音がするため、IMAXフィルムで撮影できない部分は65mmフィルムで撮影した。「これは(クエンティン・)タランティーノ監督が『ヘイトフル・エイト』を、そしてデヴィッド・リーン監督が『アラビアのロレンス』を撮影した形式と同じ。つまり、この映画の全てのシーンが大型フォーマットで撮影されているといえますね」。

なぜ、このデジタル全盛期にあって、それほどまでにフィルムにこだわるのか、その理由は「今日存在するものの中で、人間の目が見ているものに最も似ている」からだという。「リアルで主観的な体験を作りたいなら、フィルムで撮影することで目で見ている世界を最も正確に表せる。フィルムの映像によって、観客は家のTVでは経験できないものを体感することになるんです」。

こうした、かつてない壮大なフォーマットで描かれる陸海空のダンケルク。その圧倒的臨場感、リアルな没入感は、まさにスクリーンでこそ体験すべき1本だ。


『ダンケルク』(C)2017 Warner Bros. All Rights Reserved.

(text:cinemacafe.net)

■関連作品:
ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開
(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.

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