【インタビュー】小野大輔「生々しいまでの生を感じて」 『ヤマト2202』第三章の見どころは“芝居”
福井氏は「今回の章は『芝居』ですね。役者さんの芝居をすごく粘って録っています。絵も、実は相当リテイクがあって、熱を入れて描き直しなどが行われています。もちろんヤマトらしいメカのアクションやスペクタクルもあるのですが『アニメーションってこれくらい突っ込めるんだ』というところの一端を見ていただけるといいなと思います」。
「ストーリーとしても、方向が見えてきます。第二章までの『2202』は『2199』の続きであり、『さらば』かもしれないし『2』かもしれないしという、言ってみれば三要素の中の複雑な経路をどうやって渡っていくのか?という答え合わせをしてきた部分がありました。第三章からは、それらがクリアできたのはわかったけれど、どこに向かうの?という部分が、初めてちょっと明らかになるのかなというところですね」。
「福井さんに『芝居』とおっしゃっていただけましたし、僕もそこなんだなと実は思っていて」と続ける小野さん。
「完成直前の映像を見てゾクゾクしたんです。生の感情がそこにある気がして。ヤマトはSFアニメですが、やっぱり生きているなって思える映像でした。生々しいまでの生を感じていただきたい。そこにはやっぱりアニメーションを作るすべてのスタッフさんたちの技術と、『好き』という“想い”が詰まっていますので、みなさんにも感じていただければと思います」。
(text:cinemacafe.net)
赤楚衛二&上白石萌歌の魅力満載『366日』オフィシャルフォトブック12月20日発売