前田愛「毎晩泣いていました」息子たちの初舞台に密着! “中村屋”ドキュメンタリー
それでも「1週間くらい経ってから、ピタッと言わなくなったんです。あ、今日泣かない、 自分の中で何か乗り越えたなっていう感じで、毎日のことが自信につながってきたのかな。だから良かったと思って、それはすごく驚いたことでもありました」とも語る。
また、中村屋一門を率いる勘九郎さんと七之助さんの姿については、「お父さんが命がけで作ったものを絶やさないように2人で一緒に悩んだり苦しんだりしてきている同士のようで、すごくグッとつながっている感じがいつもするんですよね。ケンカもあるだろうし、何かを作り出すときは、そんなことはしょっちゅうだと思うんですけど、2人の強い絆を感じます。勘太郎と長三郎にも、そういう風に育ってほしいなぁとすごく思います」と明かしている。
演出・松木創氏(共同テレビ)は「長い間番組を作り続けてきた中でただ一度だけ、放送後に勘三郎さんから間違っていると諭されたことがあります。縁の下で歌舞伎界を支えるお弟子さんについて、ナレーションで“生涯、主役を務めることは叶わない”と表現したときのこと。
勘三郎さんから『そういった歌舞伎の慣習は変えていくつもりだから止めてくれ!』と言われました。