くらし情報『大杉漣、最後まで“バイプレーヤー”であり続けた名優を偲ぶ』

2018年2月22日 12:00

大杉漣、最後まで“バイプレーヤー”であり続けた名優を偲ぶ

1974年から88年まで、“沈黙劇”で知られる「転形劇場」で活動しながら、78年にピンク映画『呪縛いけにえ』で映画デビュー。その後もピンク映画やVシネマなどへ出演を続けていたが鳴かず飛ばずで、北野武監督作品『ソナチネ』(93)にオーディションで出演が決まった際には、撮影を終えたら俳優をやめるつもりだったという。

しかし、その『ソナチネ』の暴力団幹部役は注目を浴び、以後『キッズ・リターン』『HANA-BI』『BROTHER』『監督・ばんざい!』ほか、昨年は『アウトレイジ 最終章』にも出演、北野監督作品の常連となった。タレントの東国原英夫は21日夜、Twitterで「大杉漣さん急死の報が飛び込んで来た。(中略)師匠も全ての動きが止まっていた」とコメント、突然の訃報を聞いたビートたけしの様子を綴っていた。

「300の顔を持つ」多彩な演技で魅了
映画では『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』『ゼブラーマン』などの三池崇史監督作をはじめ、黒沢清監督『LOFT ロフト』、塚本晋也監督『悪夢探偵』、園子温監督『エクステ』、SABU監督『ポストマン・ブルース』、崔洋一監督『犬、走る DOG RACE』など、日本映画界が誇る監督の作品に多数出演。

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