2018年3月7日 18:05
【インタビュー】世界国際女性デーで開催される「ウィメンズ・マーチ東京」は、女性が抱える“モヤモヤ”を共有する場
こうした変化を起こすために大切なことは、自分の気持ちに正直になり、言える段階になったら誰かに悩みを話してみることだと思います。そして、自分の「モヤモヤ」や「しんどさ」を声にだし始めた新しい仲間たちと共に、何度でも声をあげ続けることが肝心だと思います。この努力の積み重ねによって、性別による差別から解放され、女性やさまざまなマイノリティが、より自由に自分らしく生きることのできる社会へと変化させることができると思っています。
例えば、職場で上司からセクハラを受けた場合、もし一人きりで悩みを抱えていたら、「NOとはっきり言えなかった自分が悪いのかも」「これぐらいのセクハラにうまく対処できない自分は、大人の女性として未熟なのではないか」「いつもこんな目にあうのは、自分が悪いのではないか」という考えが浮かび、どんどん辛い気持ちになってしまいます。
しかし、悪いのは100%ハラスメントをした側です。もちろん無理に話す必要はありませんが、もし信頼できる誰かに悩みを話すことができたら、「わたしも同じような経験をしたよ」という人が現れて、同じ上司のセクハラに同僚も悩んでいたということが分かるかもしれません。