エヴァ・グリーン、“キス相手”エマニュエル・セニエは「いい人」『告白小説、その結末』
しかし、脚本を書き始めるとすぐにデルフィーヌにぴったりだと気づき、その不安を掻き立てるような相手役として真っ先に思い浮かんだのが、それまで面識のなかったエヴァだったという。
■エルは「吸血鬼みたいな女性」
インタビューでエヴァは、「依頼を受けて光栄だったわ。伝説的な映画監督でしょ。脚本を読まなくても思い切って飛び込むわね」とオファー時をふり返っており、また監督との仕事について、最初は圧倒されたそうだが、「彼は完璧主義者なのよ。細部にこだわって何時間もカメラをのぞいてる。最初は戸惑うけど、やり方に慣れると戸惑いの別のものに昇華できる」と明かしている。
謎めいた女性、エルについては、少しずつデルフィーヌの人生を彼女が浸食していく様子から「吸血鬼みたいな女性」と表現。しかし一方で、「とても洗練されてエレガントに見える。
自信に満ちているし、ある種の威厳もある。私が思うに、デルフィーヌが夢で憧れる理想的な女性像なのよ」と自己分析も。
■「不安だった」エマニュエルとの共演
そして、もう一人のヒロインを演じたエマニュエルとの共演もふり返ったエヴァ。昨年のカンヌでは、フォトセッションでキスを交わし大きな注目を集めたが、最初は「不安だった」