2019年2月11日 12:30
ジュディ・デンチからマーゴット・ロビーまで!4人の英国女王がスクリーンに
に続き、約20年ぶりにヴィクトリア女王を演じる、という時制的マッチングも妙。ジュディはその最晩年を、ときに恋する乙女のように、ときに女王の威厳を持って熱演する。
メガホンを取ったのは『クィーン』『あなたを抱きしめる日まで』のスティーヴン・フリアーズ監督。さらに脚本は『リトル・ダンサー』のリー・ホール、撮影は『英国王のスピーチ』のダニー・コーエン、衣装は『クィーン』のコンソラータ・ボイル、音楽は『007 スカイフォール』のトーマス・ニューマンが担当するなど、スタッフも豪華。本作で初めて撮影が許された、実際にヴィクトリア女王が愛したワイト島にある離宮「オズボーン・ハウス」はもちろん、史実をもとに再現された華やかな衣装や小物も見どころ。
ちなみに、アルバート公との熱愛の日々を描いた『ヴィクトリア女王世紀の愛』(09)では、エミリー・ブラントが若きヴィクトリアを演じている。
▼主な受賞歴
第90回アカデミー賞衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞ノミネート
第75回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)ノミネート
『女王陛下のお気に入り』アン女王の寵愛をめぐる、幼なじみvs新参者のバトル
本年度の映画賞レースを牽引する1作『女王陛下のお気に入り』(2月15日公開)