【インタビュー】タロン・エジャトン&デクスター・フレッチャー監督が語る、“自分自身の愛し方”
生きるうえでの信念にもつながることだから。僕にはよく分からないし、結局はそれぞれが自分なりの答えを見つけていかなきゃいけないのだと思う」。
「ただ、僕に言えるのは、人生は一度きりだし、体も1つで、置かれた状況もこれしかない。その中で選択するのが人生なのだから、いくら苦しくても、自分を愛するという選択をしたほうが生きやすいということかな」(タロン)。
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作品も自分も愛することから始まる
ちなみに、俳優の立場から“愛される作品の作り方”にも言及してもらったところ、「そっちはますます分からない。永遠に解けない謎だよ」と苦笑。「でも、少なくとも僕たちは映画作りを楽しんでいるし、作品にたくさんの愛を注いでいる」。
「美術担当、撮影担当、音楽担当など、すべてのスタッフが愛情を持って、家族のように、同じ目標に向かうんだ。
そうすれば、僕たちが愛するように、観客も作品を愛してくれる…はず(笑)。経験から言えば、撮影がつまらないと、いい作品にならないことが多いし」。
タロンの言葉を受け、「万人に愛される作品を作る方法があれば、僕らはいまごろもっと稼いでいるし、天才だと思われている(笑)。