2009年8月18日 11:04
波瑠、大後寿々花と本気で取っ組み合い!? 「あんなに感情的になったのは初めて」
あんなに役に入り込んだのは初めて。前日のリハーサルから気持ちがグラグラして、とてもつらかった。本番の撮影が終わるまで寿々花ちゃんとも、みさ役の侑子ちゃんとも仲良くできなかったくらい。そのとき、この感情を覚えていなくちゃと思ったんですよね」。
「ぐうたらで仕事場もぐちゃぐちゃだけど、なんか可愛い」
18歳とは思えない大人びた容姿、落ち着きのある口調の彼女が感情的になるシーンは、ファンならずとも必見だ。しかし、一番驚いているのは自分自身なのだと静かにほほ笑む。
「完成した映画を見て驚いたんです。あんなに感情的になっている自分を見たことがなかったから(笑)」。
そして、脚本を読んだときには理解できなかったこと──36歳の菜都美が十代の頃を懐かしむ感情が少し分かった気がすると続ける。「いまはまだ十代でふり返るものがそれほどないから“懐かしむ”という気持ちが分からなくて。でも、映画を観たときに深津さんの演じる菜都美がとても愛らしく見えたんです。ぐうたらで仕事場もぐちゃぐちゃだけど、なんか可愛いなって」。そう語るように『女の子ものがたり』には年齢に関係なく、女性が共感できる小さな気づきや幸せが詰まっている。