くらし情報『グザヴィエ・ドランはフィルム派!こだわりの質感を堪能したい傑作フィルム映画3選』

グザヴィエ・ドランはフィルム派!こだわりの質感を堪能したい傑作フィルム映画3選

自らファインダーを覗き、撮影構図を決定し、撮影監督が担当する仕事の大部分を自らこなし、究極の質感を求めて65mmフィルムが誇る圧倒的映像美に酔いしれる傑作を完成させた。

「費用がかかろうが日程が伸びようが、ドランの納得がいくまで同じシーンを撮り続けた」と撮影監督が証言するほど。ドランがフィルムならではの質感にこだわった、同じ孤独を抱えたスター、ジョン・F・ドノヴァンと少年ルパートの文通を巡る物語には、どこか懐かしさが漂うヴィンテージな雰囲気が醸し出されている。また、大規模な予算をかけた65mmフィルムのシーンでは、映像美が光り、まさにスクリーンで堪能すべき1作となっている。

『君の名前で僕を呼んで』北イタリアの避暑地が35mmフィルムで絵画のように

1980年代の北イタリア、17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)が大学教授の父が招いた大学院生オリヴァー(アーミー・ハマー)と出会い、激しい恋に落ちるが、夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてきて――。

全編1種類の35mmフィルムで撮影した『君の名前で僕を呼んで』(2017)。極力自然光を生かし、フィルムの質感を最大限に活かすことを目的として撮影は進められた。

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