くらし情報『次世代のスター&映画作家の宝庫…「A24」作品に注目』

次世代のスター&映画作家の宝庫…「A24」作品に注目

Photo by cinemacafe.net

漆黒のスクリーン、白の幾何学的模様にシャッと斜線が入り「A24」のロゴが完成する瞬間は、「これから傑作が始まるぞ」とワクワクする至福のとき。監督の個性が色濃すぎる作品や先見性に溢れすぎる作品をいち早く買い付け、広く映画館で観られる機会を与えてくれるのは「A24」を大好きな理由だ。また、近年はHBOやNetflix、米Huluなどと組み、TVシリーズや配信作品の制作にも乗り出しており期待は尽きない。

思い返せば、2012年設立の「A24」が映画賞常連といわれるようになったのは2015~2016年あたりか。第88回アカデミー賞において全米配給した『ルーム』が作品賞、監督賞など4部門にノミネートされ、ブリー・ラーソンが主演女優賞を獲得。アリシア・ヴィキャンデルがAI搭載のヒューマノイドを演じた『エクス・マキナ』が『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』や『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を抑えて視覚効果賞を受賞した。

その後、ブリーはマーベルヒーローの“キャプテン・マーベル”になり、『リリーのすべて』でオスカーを獲得したアリシアは『トゥームレイダー』の“ララ・クロフト”になり、いまや2人は世界的スターとなった。

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