大人も必見!性教育にとどまらない人生に必要不可欠な学びが詰まった青春ドラマに注目
なぜ、この2つが同列に並ぶのか、女性の成美だけが処分させられるのか、咲良たちは異論を唱えるが、生物教師・城山(ソニン)の言葉がまた痛快だった。
「不十分な性教育で、正しい知識もつけられず妊娠してしまう、させてしまう。学業まで諦めなければならない。そういう状況にいる彼らは、むしろ被害者なのでは」と学校側の対応に意義を唱えたのだ。さらに咲良たちも自ら情報を探り、話し合い、「人生終わってる」と諦めを抱えている成美の力になろうとする。
「人生終わったなんて言ってほしくない」「成美が幸せになれないと、赤ちゃんだって幸せになれない」と、咲良たちがそれぞれの経験から得た学びを糧に友人の体と心、そして人生をいっそう大事に考えられるようになった姿は実に頼もしい。ちなみに「セックス・エデュケーション」シーズン2の7話では、望まない妊娠を防ぐために事後に飲む「緊急避妊薬(アフターピル)」が登場する。主人公のオーティスが交際相手ではなかった女子とセックスをしてしまい、コンドームを使用した確信もないことから妊娠の可能性を心配、彼女に付き添ってイギリスでは薬局で販売されているアフターピルを買いに行く。
医師の処方箋は不要だ。