29歳で仕事を辞めて渡米! 現地でゼロから学んだ日本人がハリウッドの映画ポスターデザイナーになるまで(前編)
、とはいえ、これだけ話題になっている会社だし、いつか映画のポスターのチャンスが来るかもしれないという思いで働き始めました。
ちなみにDVDやブルーレイのパッケージのデザインも、映画のポスターを小さくしただけだろって思われがちなんですけど(笑)、あれはあれで別でデザインし、作っているんです。そういう意味で、自分で「デザインを作る」ということを勉強をさせてもらいました。
――キャリアを積みながら、徐々に自分が本当にやりたい仕事に近づいていくという感じですね。
そうですね。「BOND」に在籍していたのは3年ほどで、その間、たまに自分の部署の仕事が空くと「映画のほうも手伝って」と声をかけてもらって、映画のポスターをデザインする機会もあったんですが、そのうち「映画のポスターデザインをメインでやりたい!」という気持ちが強くなって、いま在籍している「GRAVILLIS(グラヴィリス)」という会社に移りました。それが1年半ほど前になります。
(text:Naoki Kurozu)
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