くらし情報『プレゼンの連続!過酷なコンペティションを経て…ハリウッド在住の日本人デザイナーが語る映画ポスター制作』

2021年1月21日 17:40

プレゼンの連続!過酷なコンペティションを経て…ハリウッド在住の日本人デザイナーが語る映画ポスター制作

写真の撮影ができなかったという場合もあって、予告編の動画の中からスクリーンショットで画像を抜いたり、場合によっては写真を使わずにイラストにしてしまうこともあります。

――ちなみに仕事の受注は基本的にコンペティション形式なんでしょうか? 映画会社から直接、指名されることはあるんですか?

そういうこともありますね。ハリウッドで働く人の割合はいまだに白人が高いですが、私がいるGRAVILLISの社長は黒人で、もともと音楽業界にもいた経験があり、そうしたコネクションもあります。スパイク・リー監督や個人的に繋がりのあるミュージシャンが制作に関わっている作品の仕事をつながりで受注するケースもあると思います。

うちの会社に限らず、ハリウッド全体で見ても、コネクションの存在というのはすごく大きいと思います。このスタジオの作品はいつもあのデザイン会社が受注しているというケースもよくあります。私自身、ワーナーという大きなスタジオにいて、見てきた部分もありますが、(実力第一、成果主義と思われがちな)アメリカでも、仕事において人間関係が左右する部分はすごく大きいです。とはいえ、大きなスタジオの場合、予算も潤沢なので、その予算が(コンペティションなど)

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