くらし情報『【インタビュー】有村架純、菅田将暉との共演で芽生えた責任感「自分たちが次の時代を作っていく」』

2021年1月25日 07:45

【インタビュー】有村架純、菅田将暉との共演で芽生えた責任感「自分たちが次の時代を作っていく」

以上にセリフ量が多いのは、映画という形態においてはなかなかに珍しいバランスだ。役者からすると、モノローグは別録りであるため、「二度演じる」ような意識でもあるだろう。有村さんによれば、その部分にも実に本作らしいドラマがあったのだという。

「最初に、『使うかはわからないけれど1回やってみよう』と、土井監督にも立ち会っていただき、俯瞰の目線で1回モノローグを録ったんです。そのあと、本編を全部撮りきったあとに改めてもう1回録り直したら、麦と絹を演じた後だから、全く客観的な目線じゃなくなっていたんですよ。土井監督も『麦と絹の話だから、モノローグも気持ちを込めて話したほうがいい』と言ってくださって、そういう意味では監督の演出がしっかり反映されたものになっています」。

思えば、本作はほぼ順撮り(脚本の流れ通りに、順を追って撮影すること)で撮影が組まれており、そういった部分にも、『映画 ビリギャル』(15)でも有村さんと組んだ土井監督のマネジメントの上手さが感じられる。もちろん、「カルテット」などで坂元さんの脚本の活かし方を把握している、という経験則もあるだろう。


「普段口ではしゃべらないようなことが言葉になってセリフで起こされていた部分がいっぱいあったんですが、不思議と自分のすぐ近くに言葉が落ちている感じがしたんです。

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