2021年2月26日 13:00
私たちの声が政府にきちんと届くまで…「SAVE the CINEMA」映画という文化を守るために必要なこと
文化庁に対してはコロナよりずっと前から、映画館への継続的な活動支援の必要性を訴えてきました。中には理解を示す方もいますが、実現するには既存の枠組みを超える必要があり、まだまだハードルは高そうです。
STCによる署名で9万筆、ミニシアター・エイド基金では3.3億円が集まり、ミニシアターという存在が、どれほど多くの人に必要とされているのか、相対的な数値として可視化されました。また、STCの活動を通じて、ミニシアター地域における役割や重要性は、広く知られるようになってきている実感はあります。
しかし、1年も続けていると、「まだ言っているのか」といったような、飽きられているような印象も、一方であります。より多くの人に活動を理解してもらえるよう、ミニシアターなどの文化芸術団体が、いま具体的にどういった状況で、どのような支援が必要なのか、データがグラフを用いてわかりやすく伝えてみる試みももっとやっていきたいなと考えています。
私たちの声が政府にきちんと届くまで、引き続き様々なかたちで活動を発信していきたいと思います。
――思い出のミニシアター・作品があれば教えてください。
浪人生だった夏のある日、突然予備校の授業をサボりたくなり、ちょうどいい時間に上映していた『画家と庭師のカンパーニュ』(@ル・シネマ)