『ドリーム』『RBG 最強の85才』から『キャプテン・マーベル』まで…立ち上がる女性たちの映画7選
3月8日は「国際女性デー」。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森前会長の女性蔑視発言もさることながら、“選択的”夫婦別姓もなかなか進まず、「世界経済フォーラム(WEF)」が発表した「ジェンダー・ギャップ指数」(2019年)では153か国中121位と前年の110位から後退している日本。
そんないまだからこそ、“わきまえず”に声を上げ続けた女性たちとシスターフッド(女性の連帯)映画に注目。実際に歴史を変えてきた先人たちや、その行動で勇気を与えてくれるアメコミの女性ヒーロー、新世代の学生たちなどが主役の7作品をピックアップした。
歴史を変えた女性たち
『RBG 最強の85才』若者のアイコンになった最高裁判事
1993年、当時のビル・クリントン大統領によって史上2人目となる女性の最高裁判事に任命され、女性やマイノリティの権利のために現役を貫き、2020年9月に87歳で他界したルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)。その人生を本人や家族、友人たちの証言や実際の裁判の音声などから辿る、女性監督コンビによるドキュメンタリー。
男女差別が存在することの認識すらない法曹界や社会を相手に、1970年代から1つ1つの裁判で“性差別はすべての人の問題”であると証明していったギンズバーグ。