チャドウィック・ボーズマン、知性とカリスマの“ヒーロー”…その誇りと功績
チャドは、十分な実力はありながらも人気白人選手の獲得のためにドラフト会議でないがしろにされる、オハイオ大学のボンテ・マック役を演じた。
『ジェームス・ブラウン~最高の魂を持つ男~』
必見のライブシーン!
特徴的なステップやファンクの表現など、チャドのなりきりぶりに唸る作品。白人のために、目隠しされながらリング上で殴り合い見世物となった少年時代や、自分を捨てた母親(ヴィオラ・デイヴィスが演じている!)への愛憎といった、ジェームス・ブラウンを形づくってきたもの全てが音楽になる。
それをどこまでもストイックに、挑戦し続けて演じ切った今作のチャドはもっと評価されていい。
『キングのメッセージ』製作総指揮も担当
貧しく、暴力と隣り合わせにある故郷、南アフリカのケープタウンから夢を抱いてアメリカに旅立ったはずの妹がドラッグに溺れ、失踪する。チャド演じるジェイコブ・キングはその原因となったマフィアに復讐を誓うが、壮絶な暴力の渦に巻き込まれていく。南アフリカといえば、ティ・チャラの父ティ・チャカを演じた名優ジョン・カニの出身地でもある。
『キング・オブ・エジプト』
唯一のアフリカ系として存在感を発揮
古代アフリカの神々の争いを描いたエンタメ大作だが、オーストラリアやスコットランド、デンマーク出身の俳優たちがメインキャストを務める中で、唯一のアフリカ系俳優として加わった。