2021年5月10日 18:00
池松壮亮「家族とは“自由な共同体”」全州映画祭にオダギリジョーとリモート参加
と言われるなか、池松さんは頭を抱えながらも「『天使に会った』というのはどうでしょうか」と返答、会場からは拍手が巻き起こった。
チェ・ヒソ、演じた元・人気アイドルの感情の変化を解説
また、チェ・ヒソは演じた元・人気アイドルのソルが劇中よくサングラスをかけている意図に関して問われると、「ソルはアイドルを目指しながらも失敗して、その悲しみやトラウマで傷ついた心を隠したくてサングラスをかけていたと思います」と回答。
「ソルは剛たち家族に出会って変わりはじめます、そのきっかけのシーンとして愛人関係にあった社長と喧嘩するシーンがあるんですけど、そこで吹っ切れて無名でもいい、このままの自分でいいと決心するのです。それ以降彼女は変わっていき、愛の表現を家族にもできるようになったと思います。あるシーンでも警察官に剛の息子・学に対して『家族ですか?』と尋ねられた時にもはっきり『家族です』と言うのです。家族ではないけど家族のような繋がりを確かに感じて出た言葉だと思います」と、ソルの劇中での感情の変化を丁寧に語った。
石井監督「家族の価値観や固定概念を無くそうと思って」
最後に、本作で出会う韓国と日本の2つの家族、家族とはどういうものかの質問に石井監督は「家族の価値観や固定概念を無くそうと思って作りました、どんな関係であってもいい、好きなものを食べて、お酒を飲むこと、それだけでいいと思っています」