2022年5月10日 22:40
イ・ジウン「親にも自慢した」ソン・ガンホとの撮影シーン明かす『ベイビー・ブローカー』韓国イベント
と、コミュニケーションを重視する是枝監督のエピソードも語られた。
マスコミからの質疑応答ーー家族の社会的解体と再構成、今作のポイントは?
監督:旅を通して、一組の疑似家族を描こうと思っていました。その背景には、家族を諦めた人もいれば、家族を求め続けている人もいて、そういう人たちが非常に短い時間ですが、ひとつの車に乗って旅をする話を描きたいなと思っていました。ただ頭の中心にあったのは、“家族”というよりはひとつの“命”を巡る話。生まれた命をどういうふうに守るのか、そして手放すのか、そのような物語に仕上がっていると、今自分では考えています。
マスコミからの質疑応答ーー言語や世代の違う撮影現場での作業は?
監督:キャストだけじゃなく、スタッフも含め、全員に言えるのですが、日本の現場に比べて、準備が非常にしっかりしています。撮影にのぞむまでの準備、撮影が始まってからの準備、全てが早いことが一番驚きでした。完璧な状態で現場がスタートするという感じでした。
イ・ジウン:本当に色んな年代の人がいる現場だったので、最初は私もかなり緊張してました。でも、子役たちが活躍してくれて、場の雰囲気を和ませる可愛いエピソードが多かったですね。