2022年8月22日 20:00
大ブーム到来「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の“普通じゃない”優しい世界
“やってみた”動画も続々と投稿されている。
また、ロースクールを首席で卒業し、司法試験にもほぼ満点で合格したヨンウだが、その成績がありながらどこの事務所にも就職できなかったのは、劇中で同僚(であり、もう1人の親友といっていいだろう)チェ・スミン(ハ・ユンギョン)が指摘するように差別以外の何ものでもない。
ロースクールのころから“どうせ1位はウ・ヨンウ”と苦い思いをしたものの、見て見ぬふりなどできないのがスミンだ。「ハンバダ」でもペットボトルを開けてあげ、食堂がキンパの日は教えると言う。明るくて温かい「春の日差し」のようなスミンの思いやりは、決して当たり前にできることではない。
“腹黒策士”と呼ばれていたクォン・ミヌ(チュ・ジョンヒョク)も、当初は周囲に配慮され、特別扱いされるウ・ヨンウを快く思ってはいなかった。ウ・ヨンウを「弱者ではなく強者」と言い放ったのも彼だった。
ウ・ヨンウの頑張りを見守り、逸脱や混乱をその都度整えてくれたのは、“理想の上司”チョン弁護士(カン・ギヨン)だ。
彼の寛容な導きなくしてウ・ヨンウの活躍はなかった。裁判を通じて「ハンバダ」の弁護士たち、判事や訴訟関係者の間にもウ・ヨンウに対するリスペクトが広がっていく様は爽快ですらあった。