2022年11月4日 17:30
【映画と仕事 vol.18】“作る”側と“届ける”側の垣根を超えて世界へ羽ばたけ!『シャイニー・シュリンプス!』続編に日本人プロデューサーが名を連ねているワケ
という人間が多かったですね。
ワーホリの期間も含めると、カナダには4年ほどいました。当時、映画の撮影がカナダで行われることが本当に多くて、インターンという形で現場に入らせてもらってアシスタントをやったり、エキストラをやりながら現場を見る機会も多くありました。あとは、学校で短編映画を作る際も、ヒマな時期であれば、講師のツテでプロの方たちが参加してくださったりして「X-ファイル」に入られていたスタッフさんが、私たちの短編のサウンドミックスを担当してくれたりすることもありました。講師の方を含めて“THE 現場”の人たちと触れ合う機会が持てて、留学先として選んで正解だったなと思います。
――当時はその後の進路、就職などについてはどのように考えていらしたんでしょうか?
映画留学している人間って、みんな「とにかく映画に関わる仕事がしたい」と思ってるし、特に最初は「監督になりたい」って思っている方が多いと思います。1年目に「監督になりたい人?」と聞くと9割くらいの手が上がるけど、3年目くらいになると監督志望者は減ってきて「俺は照明がやりたい」とか「衣装がやりたい」ということで専門の学科に行く人も増えていくんですね。