2022年11月4日 17:30
【映画と仕事 vol.18】“作る”側と“届ける”側の垣根を超えて世界へ羽ばたけ!『シャイニー・シュリンプス!』続編に日本人プロデューサーが名を連ねているワケ
に載っている配給会社に片っ端から履歴書を送ったり、電話をしたりして、プレシディオという配給会社にバイトで入社しました。
最初は洋画の買い付けをしているチームのアシスタントとして資料を整理したり、作ったりしていました。その後、自分でも買い付けをやらせていただけるようになって、洋画を買ってくるという仕事に加えて、買った後の二次使用権(ビデオグラム権や配信権)をメーカーさんに営業して売るということもやっていました。
その後、TSUTAYAでおなじみのCCCグループの会社で、TSUTAYA独占レンタルの映画の買い付け業務などをやって、それから日活に移り、そこでも基本的に買い付けと配給宣伝の進行管理、二次使用権の営業などをやっていました。
帰国して働き始めた当初は、いわゆる社会人としての常識や教養が全くない状態で(苦笑)、請求書の書き方や資料を作るのに必死だったんですけど、20代後半になるにつれて、いろいろ変化もありまして。
面白いことに、カナダで映画を“作る“ことを学んでいた頃は、作品を“世に出す”ことを勉強したいと思ったんですが、逆に作品を世に送り出すことを仕事でずっとやっていると、今度は「もっと作る側に関わりたい」