くらし情報『【映画と仕事 vol.18】“作る”側と“届ける”側の垣根を超えて世界へ羽ばたけ!『シャイニー・シュリンプス!』続編に日本人プロデューサーが名を連ねているワケ』

2022年11月4日 17:30

【映画と仕事 vol.18】“作る”側と“届ける”側の垣根を超えて世界へ羽ばたけ!『シャイニー・シュリンプス!』続編に日本人プロデューサーが名を連ねているワケ

私も途中で「プロデュースをやりたいな」と思うようになりました。脚本に書いてあることを映像にする才能が監督に必要だとすると、それは自分にはないんじゃないか? どちらかと言うと才能がある人を集めて、進める製作のほうが向いてるんじゃないかと思ったんですね。

映画学校ってどうしても自分たちで「作る」だけで終わってしまいがちなんです。せいぜい映画祭に出品して…という感じで、カナダ、特にバンクーバーには配給会社が多いわけでもなかったので、作った後にどうしたらいいのか? という部分でフラストレーションがありました。

同時に映画学科の留学生の中で唯一の日本人ということもあって、日本の映画業界について周りにすごく質問されることが多かったんですけど、なんせ“北九州→カナダ”なので何もわからない…(苦笑)。加えて、カナダ人であればもらえる助成金システムなどもあるんですが、私はそこにはアクセスできないので、私の“強み”と言えるものを活かせるようにならないといけないと思い、日本に帰ることを決めました。

【映画と仕事 vol.18】“作る”側と“届ける”側の垣根を超えて世界へ羽ばたけ!『シャイニー・シュリンプス!』続編に日本人プロデューサーが名を連ねているワケ

――帰国後、どのように映画業界で働き始めたんでしょうか?

東京に出てきたものの、時期的にも一般的な就職活動の時期とはズレていたので、いわゆる就活みたいなことはできず、外配協(外国映画輸入配給協会)

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