くらし情報『【シネマモード】フランス映画界の異端児に直撃! 「敵が僕を強くしてくれるんだ」』

2010年5月21日 15:35

【シネマモード】フランス映画界の異端児に直撃! 「敵が僕を強くしてくれるんだ」

でも、有名な俳優が登場する予定もなかったし、『アレックス』に比べ不安要素が多かった。東京で撮影するとなると、クリアしなければならない問題も多いしね。出資者も、予算内で仕上がるのか不安だったようだ。様々な演出のためにお金の必要なプロジェクトだったせいもあるんだ。東京で撮影するのが第一希望だったんだよ。でも、一度訪れたことのある香港でも、いい映画が撮れると思っていたんだ。あと、ラスベガスにも興味があった。カラフルな街だからね。
でも、あそこはマフィアの街だから、行きたくなかったんだ(笑)。とにかく、雑多な部分もあって、色の多い街で撮りたかった。多くの人が、なぜ東京かと尋ねたけど、このビジュアル、このエネルギーが欲しかったからなんだ。ただ、街と物語とがリンクしているわけじゃない。『ロスト・イン・トランスレーション』は、日本の文化を映し出したり、アメリカと日本の文化の違いを表したりしていたけれど、この作品はそういった作品じゃない。この映画を撮るのに、もっともふさわしい舞台だったということなんだ」。

東京というロケ地にも、作品の出来にも大満足だという監督。「新しい体験を観客に提供するという大きな目標が達成できたと思う」

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