2023年5月12日 07:45
【インタビュー】永山絢斗×高杉真宙が映画界に思うこと――作品づくりへの向き合い方と意識の変化
の独自性をどう分析されていますか?
高杉:やっぱり、ヤンキー漫画とファンタジーを組み合わせたことだと思います。ヤンキー漫画はいわゆる少年漫画に比べてより上の世代が好きな印象がありますが、「東京リベンジャーズ」は世代や性別問わずに幅広くキャラクターが愛されていますよね。そこもほかのヤンキー漫画にはあまりない特徴かと思います。
永山:「東京リベンジャーズ」はタイムリープする設定が上手いですよね。それによって昔の不良スタイルになっても違和感がないし、それが幅広い年代の読者をつかみやすいキーにもなっている。独特のアイデアが詰まった作品だと思います。
実は僕はお話をいただくまで「東京リベンジャーズ」に触れてこなくて、まず映画(第1作)を観て、「そういえば甥っ子が読んでいたはず」と思って連絡を取ったら…断られました(笑)。
高杉:えぇ!?
永山:「絶対折り目とか付けるでしょ」って(笑)。
俺、そんなことしないタイプなのに…。そこで所属事務所のスタッフに原作を借りて、10巻くらいまで読んで「とんでもねぇ役をやることになったな」と感じました。
アクションシーン撮影は苦労の連続
――永山さんは『クローズEXPLODE』にも出演されていますね。