俳優やプロデューサーとして大活躍、進化し続けるビビアン・スーの現在地
その後の日本での活躍はご存じのとおり。バラエティ番組に出演し、まだおぼつかない日本語で芸人たちのつっこみを切り返し、懸命に笑いを取ったり、さまざまな無茶ぶり企画に取り組んだりと、そのひたむきで天真爛漫なキャラクターが大人気に。番組内で南原清隆、天野ひろゆきとユニット「ブラックビスケッツ」を結成し、発売したシングル「STAMINA」「Timing」が大ヒット。紅白歌合戦にも出場し、その人気は台湾にも伝わった。
歌手、俳優として台湾でマルチに活躍
「ブラビ」の楽曲が台湾でも大ヒットし、「日本で成功したタレント」として台湾でも人気に火がついたビビアンは、2003年前後から再び活動の軸を台湾に戻す。
ビビアン・スー Photo by Feng Li/Getty Images
台湾に戻ってからは、歌手活動のほか俳優としても活躍。東京国際映画祭でも上映された映画『靴に恋する人魚』(2005)や『ジュリエット』(2010)など数々の映画やドラマに出演。また、アジア中で絶大な人気を誇るシンガーソングライターのジェイ・チョウ(周杰倫)ら人気ミュージシャンの楽曲で作詞を担当するなど、多彩な活躍を見せる。