くらし情報『インターンから映画業界に飛び込み、4年で独立し配給会社を設立!ウクライナ映画の公開に「ほぼ全財産」を賭けたワケ』

2023年10月5日 16:30

インターンから映画業界に飛び込み、4年で独立し配給会社を設立!ウクライナ映画の公開に「ほぼ全財産」を賭けたワケ

Photo by cinemacafe.net


「Elles Films株式会社」代表取締役・粉川なつみさん。ウクライナで制作された1本のアニメーション映画を劇場公開するため、勤めていた会社を辞め「ほぼ全財産をなげうって」日本での配給権を獲得し、たった一人で「Elles Films」を設立。その後もクラウドファンディングの実施から製作委員会の設立、日本語吹替版の制作、宣伝業務など、映画公開に向けた作業の中心を担ってきた。

そんな粉川さんの情熱に突き動かされる形で、多くの賛同者が集まり、アニメーション映画『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』が先日より公開中だ。

もともと映画が好きで、映画業界で働くことを志し、その念願かなって宣伝会社で働き始めたという粉川さんだが、そんな彼女が20代半ばにして、自ら会社を設立してまで同作を公開しようと思ったのはなぜなのか? 粉川さんにたっぷりと話を伺った。

映画宣伝へ入社、配給会社への転職

――「Elles Films」を設立する以前から、映画宣伝会社で働いていらしたそうですね。映像業界で働くようになった経緯を教えてください。

大学時代、ゼミの先生のツテもあって、映画宣伝会社「ガイエ」

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