【インタビュー】石原さとみ&中村倫也、共演作で得た新たな“気づきと感覚の共有”
倫也さんがそういう風でいてくれたから、砂田と沙織里の関係性が生まれたのだと思います。
――演じていらっしゃる方ならではの“感覚”のお話、とても面白いです。
石原:でも、なかなかそうした感覚を共有する機会はなくて。いま初めて言いました。
中村:そうだよね。後輩にいきなり「いまの倫也さんの芝居、ドラム鳴ってますね」なんて言われたらビビっちゃうし(笑)。もしそう感じても、言わないほうがいいかなと思っちゃうよね。
石原:そうですね。
ただ私個人の感覚として、基本的に役者さんは皆さん色々な音が鳴っている方が多い印象です。倫也さんはすごく珍しいタイプでした。
中村:なるほどなぁ。でも、僕も物事が数字に見えたりするときはあります。なかなか言語化は難しいですが、みんなきっとそうした色にしろ音にしろ何かしらの感覚があるんでしょうね。考えながら人と相対して、探りながら芝居しているわけですから。
石原:そうですね。倫也さんにわかってもらえてうれしいですし、ホッとしています。
■石原さとみ
ヘアメイク:猪股真衣子
スタイリスト:宮澤敬子(WHITNEY)
■中村倫也
ヘアメイク:Emiy
スタイリスト:戸倉祥仁(holy.)