くらし情報『【インタビュー】石原さとみ&中村倫也、共演作で得た新たな“気づきと感覚の共有”』

【インタビュー】石原さとみ&中村倫也、共演作で得た新たな“気づきと感覚の共有”

と言われることもありました。

中村:こっちは取材している側というポジションの違いも大きかったんじゃないかな。

石原:もちろんそれもあるかとは思いますが、中村さんを見て「自分も抑えなきゃ、出し過ぎてもダメだ」と客観的に思える瞬間が多々ありました。こちらが揺らいだり動いたりしてもずっとブレずにいてくださったから、とても助けられていました。

【インタビュー】石原さとみ&中村倫也、共演作で得た新たな“気づきと感覚の共有”

中村:取材対象者として、沙織里・豊・圭吾(森優作)との会話の中で相槌を入れたり、切り口の矢印を変えてみることで向こうがどう変わるのか――というアプローチは砂田もそうですし、僕も意識しながら演じていました。ちょうどいまSYOさんがやっているみたいに、聞き手の自分がトーンやテンポを調整して返すことで空気感を作るといいますか。芝居をしている自分、ある種打算的に考えながら誠心誠意対象の人と向き合っている自分/砂田といったように、2重・3重構造があって、やりがいがありました。

「こんな吉田組は初めてだから面白い」撮影秘話

――その場で「変わる」「変える」という方法論は、吉田監督がテーマに掲げていたという「ドキュメンタリー的に撮る」にも通じますね。


中村:でもそれってなかなか難しいですよね。

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