2人で“推しチーム”を決める『ぼくとパパ、約束の週末』モデルとなった父子のインタビュー到着
――映画『ぼくとパパ、約束の週末』は、お父さんのミルコさん、自閉症の息子さんのジェイソンさんの実話をもとにした映画となります。今回映画化する際に、ミルコさんが一番大事にしたことを教えて下さい。
ミルコ・フォン・ユターツェンカ(以下ミルコ):映画化のお話を頂いたときに、重要だと思ったことは3つありました。1つ目は、内容が歪んで伝えられないこと。2つ目はジェイソンのキャラクターが正確に再現されること。そして3つ目は苦しむことを見せる映画ではなく、観てくれた方が楽しいと思える作品にするということでした。
とくに2つ目のジェイソンのキャラクターでは、彼がどのような才能を持っているか、そして彼がこだわる“持続可能性”や環境に対する情熱、我慢できることとできないことなどを、しっかり正確に伝えることを大事にしてほしいと制作サイドに伝えました。
実際のミルコと・ジェイソン(c) Sabrina Adelina Nagel, siesah.de (Können textlich ins Bild eingebunden werden)
――実際に映画のなかに存在したジェイソンを見て、どう感じましたか?
ジェイソン・フォン・ユターツェンカ(以下ジェイソン)