くらし情報『2人で“推しチーム”を決める『ぼくとパパ、約束の週末』モデルとなった父子のインタビュー到着』

2人で“推しチーム”を決める『ぼくとパパ、約束の週末』モデルとなった父子のインタビュー到着

というのも、自閉症の人が、社会において、きちんとした立ち位置、居場所を得なければいけないと思っているので、その第一段階として、親である私たち夫婦が、ジェイソンそのものをまるっきり受容しなければいけないと思ったんです。

その決意は確固たるものなので、その気持ちが揺らぐことはないですね。現在、大人になったジェイソンは自立し、遠い地域に離れて暮らしていますが、もし私たちの助けを求めているのなら、すぐに飛んで行って助けてあげたいと思っています。ジェイソン:こうやって助けてくれた両親がいることに、僕はすごく感謝しています。でも、自閉症の人も1人の人間とし て、まっとうな権利をもっているからこそ、要求が満たされて生きる価値、自分が生きやすいように生きる権利があるんで す。それに、お父さんは全部のサッカーを見て、推しのチームを決めることを約束してくれたので、その約束は守らなくちゃいけないから、そこは感謝というよりも、当たり前のことですよね。

ミルコ:おいおいおい!(笑)長距離の会場まで付き合ってあげているんだからそこは感謝してほしいんだけど!(笑)

ジェイソン:あはは。

2人で“推しチーム”を決める『ぼくとパパ、約束の週末』モデルとなった父子のインタビュー到着
『ぼくとパパ、約束の週末』©Wiedemann & Berg Film / Photo by Nik Konietzny
――さて、おふたりは映画の本編にもゲスト出演をされていましたよね。

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