秋の洋画宣伝担当者座談会! 社の垣根を越えて4人の宣伝担当が語り合う【前編】
松本すごく良いと思いました。
渡辺ハートウォーミングな感じが伝わります。ドイツ映画でサッカーが題材で“反逆者”だと…。
青木フーリガンをイメージしちゃいますよね(苦笑)。
渡辺その意味でも、この邦題で正解だと思います。
奥村あとビジュアルとあわせて『6才のボクが、大人になるまで。』とイメージが重なりますよね。
青木そうなんですよ。
それはみなさんに言っていただけますね。
松本ハートウォーミング作品ということで言うと最近では、どちらも松竹さんの配給ですが『花嫁はどこへ?』や『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』も評判が良かったですよね。こういうタイプの映画がきちんと当たるんだなというのを感じました。この映画も同じ匂いを感じますよね。
青木方向性で言うと昨年の『パリタクシー』がありますよね。
松本『パリタクシー』で流れが変わったというのは感じますね。
奥村超大作やシリーズ物があふれかえる中で、規模は小さくともこういう良質な洋画があるのはすごく大事なことだと思います。青木最初にお話ししたシネ・ギャラリーさんの例もそうですが、みんな、面白い映画を探しているところはあって、そこをきちんと抽出して、宣伝を打ち出していくんですけど、何よりも基本は物語の面白さをきちんと伝えることなんだなと思います。