2019年12月26日 17:00
なぜ皆『ビックリマン』に夢中になったのか? 舞台化で有村昆らが語る
小学生の時に行ってた児童館では、3時のお菓子の時間に60円券がもらえるんですよ。いろいろ駄菓子があるんですけど、ビックリマンを買ったらそれだけで券を使い切っちゃうんです。それでも、みんなビックリマンを買ってました。でもいいシールが出たら、高学年に取られたりして(笑)。キラが出たらお菓子の時間に主役になれるし、みんな児童館のロッカーにシールを貼ったりしてて、そういう思い出があります。
○■現代の人気コンテンツにもつながる「ビックリマン」
――世代を超えて、同じ体験をされているのがすごいですね。改めて、ビックリマンのどういうところに、みんなが夢中になったんだと思いますか? 現代で言うとソーシャルゲームのようなランダム要素や、『刀剣乱舞-ONLINE-』『ヒプノシスマイク』のような、キャラクターや楽曲の情報から物語への考察をふくらませるコンテンツにつながっていく感覚なのかなと思いました。
中野:本当に、走りだと思っています。
シールに相関図やキャラクター、伏線だけがあって、自分たちの想像力がふくらむじゃないですか。PaniCrewのメンバー(植木豪)が舞台を演出したヒプマイも近い部分があると思うんですが、原点に関わらせてもらって嬉しいです。