生粋のエンターテイナー・中居正広、圧巻の会見で見せた隠せない輝き
今回の決断を誰に報告したかの話では、おもむろに立ち上がり、東山紀之のモノマネを交えて、退所報告の様子をひとりふた役のお芝居のように再現。オチ(城島(茂)くんに報告してない!と焦る)ところまでしっかり考え抜かれたミニコントのようだった。
生粋のエンターテイナーである。
解散したSMAPのメンバーからの反応や再結成の可能性という多くの人が気にしていることに関しては、どちらにもとれるような希望をもたせた言葉を選ぶ。どの話題にも必ずといっていいほど笑いがまぶしてあって、絶対に深刻な雰囲気にならない。
ちょっとでもタイミングを外したら、マスコミがぐいっとツッコんでくるところを徹底的にやんわり交わしていく様は、まるで細い細い綱の上を笑いながら渡っているようで。「カイジ」の「鉄骨渡り」に例えたほうがわかりやすいだろうか。あんなこわいものを笑いながらやれる人ってたぶんいないが、でも中居正広にはそれができる。
○■本音も散りばめられているんじゃないかと思わせる中居
「ずっとアマチュアみたいな感じで、ハッタリでやって来た感じですかね。自分のメッキが剥がれてきていることも感じてたりしますね」「歌って踊ってってところが僕ひとりでは自信ない」