くらし情報『キャリアななめ斬り! (29) 「私、失敗しないので」 - "外の人"へ向かう組織人の憧れとは』

2014年10月16日 13:33

キャリアななめ斬り! (29) 「私、失敗しないので」 - "外の人"へ向かう組織人の憧れとは

キャリアななめ斬り! (29) 「私、失敗しないので」 - "外の人"へ向かう組織人の憧れとは
「私、失敗しないので」「いたしません」等の決め台詞で知られる米倉涼子主演のテレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の第3弾が10月9日にスタートし、初回視聴率が21.3%と今回も好調だ。

○何が合理的なのか?

神業ともいえる高度な手術技術を持つフリーランスの女性外科医が、大学病院の権威ある医師らによる院内のカネや権力闘争にまみれた組織にメスを入れる。登場人物たちのキャラクターの強さ。「私、失敗しないので」「いたしません」「御意!」といった繰り返し使われる独特の台詞。そして、胸のすくような勧善懲悪の展開…好視聴率を獲得するドラマは必ずこのようないくつかの特徴を持つ。

中でも私が気になったのが、「胸のすくような」というドラマをみた後の爽快感である。企業や組織の中で日々働く者たちは、TBSの大ヒットドラマ「半沢直樹」とも違った「ドクターX」の視聴後の爽快感に酔いしれるのではないだろうか。

もっとも「ドクターX」「半沢直樹」も、それぞれ「病院」「銀行」といった、私達に馴染みはあるがその内部の確執などはあまり表面には出てこない閉ざされた世界を描いている点では共通している。
半沢直樹はそうした「銀行」

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