配信も話題のミュージカル『刀剣乱舞』、どこから観る? おすすめ3ルート紹介
その歴史への思い入れもひとしおとなればストーリーの好みはあるかもしれませんが、刀ミュでは歴史の「if」を描いているので、これまでとは違った角度でその時代を体験できるかもしれません。
今までに描かれたのは、源義経と武蔵坊弁慶の時代、新選組の時代、徳川家康の時代、そして島原の乱。
それぞれの時代を前後篇のように2作で描いていますが、実は連続して上演されていません(たとえば源義経と武蔵坊弁慶の話は、1作目「阿津賀志山異聞」と4作目「つはものどもがゆめのあと」と間があく)。とはいえ、いきなり1作目のあとに4作目を観てもぜんぜんついていけない! ということはないので大丈夫です。むしろ「めっちゃメイク進化してない……!?」という驚きを体験してください。
なにしろ刀ミュでは“刀とその主”との関係性が色濃く描かれるので、刀剣男士の「主を救いたい」「でも歴史を変えてはいけない」という葛藤に胸が苦しくなること必須です。身分や自身の葛藤と戦いながら、それでもかつての主とうれしそうに話す刀と、その主とのやりとり。涙なしでは観られません。
作中でも折に触れて「どうして歴史を変えてはいけないのか」という問題に触れるのですが、そのたびになぜかを考えてしまうし、歴史とは何か、歴史を変えようとする歴史修正主義者とは何なのかという、刀剣乱舞を取り囲む大きな謎にも直面すると思います。