2014年11月21日 18:05
エアバス最新機A350XWBに搭乗! 乗り心地は予想以上に快適だった - 写真40枚
●エアバスA350XWBのエンジン・カーボン素材の利点を実感
○窓側席でも静けさを満喫できるエンジン性能
さて、定刻通りにドアクローズとなり、機体は滑走路に向かって移動をはじめた。使われたのは羽田空港で最も新しいD滑走路だった。
いよいよ離陸。徐々に加速をはじめたと思ったら、楽々と浮上。エンジン性能の高さを実感する。また、性能以上に驚いたのがエンジン音の静かさだ。筆者の座席は主翼のすぐ後ろの窓側だったにも関わらず、ほとんど聞こえなかったのだ。
今回のデモフライト機に搭載されたロールスロイス社のエンジン「トレントXWB」の騒音レベルは、ICAO(国際民間航空機関)の騒音規制「チャプター4」を16デシベルも下回るという。
チャプター4といえば100席クラスの小型機の騒音レベルだが、それよりもはるかに静かなのである。
エンジン音の静かさは、機内の快適性に直結するのはもちろん、飛行機が抱える永遠のテーマ、空港周辺の騒音問題の解決にも大きく寄与する。
○耳詰まりが軽減! カーボン素材使用のたまもの
胴体に炭素繊維強化プラスチック(カーボン)素材を使っているのもA350XWBの特徴だが、これにより可能になるのが機内の気圧をより高くすること。